ルビンシテイン, アントン(1829-1894)
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ピアノ作品集第1集(8.570941)が好評のロシアのピアニスト&作曲家、アントン・ルビンシテインの作品集です。この第2集は23歳の時に書かれた、有名な「へ調のメロディ」から、亡くなる年に書かれた「ドレスデンの思い出」まで、作曲家の長い経歴を慮る作品を網羅しています。演奏するのは、GRAMMY賞も受賞した名手、バノヴェツ。彼の明晰なピアニズムによって、どの曲にもくまなく光が当てられています。トラック1の「ロシア風セレナーデ」の重苦しくも切ないメロディは、いかなる時もロシア風ですが、どことなく日本の演歌に通じるものがあるような気がしませんか?また、相変わらず色々な物が織り込まれている「折句」での甘い囁き風のメロディにも心惹かれます。(2010/09/15 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570942 |
ロシアの作曲家・ピアニスト、アントン・ルビンシテイン(1829-1894)。9歳で演奏会を開くほどの楽才に恵まれた彼は、やがてリストに並ぶピアノの名手として名声を確立。作曲家としても壮大な交響曲や歌劇などで評価されました。しかし、ドイツ寄りの作風を好んでいたためか、第二次世界大戦後のロシアでは彼の作品が演奏されることが少なくなり、ごく少数のピアノ曲以外、ほとんどが忘れられてしまいました。このアルバムに収録された「舞踏会」もそんな忘れられた作品の一つ。現代のコンサート・ホールで演奏されることはまずありませんが、なかなか聞きごたえのある曲集です。踊り手の入場で曲が始まり、華やかな曲が次々と出現。軽やかなダンスが繰り広げられ、雰囲気はギャロップで最高潮に達します。曲集の最後は踊り手たちの興奮を鎮めるかのような静かな回想「夢」で終わるという、ウェーバーの「舞踏への勧誘」を思わせるこの「舞踏会」を名手ウォーレン・リーが表情豊かに演奏しています。(2020/09/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574216 |
ロシアの大ヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして高名なアントン・ルビンシテインは、実は多ジャンルに手を染める作曲家でもありましたが、その作風はイメージとは異なりベートーヴェン、ブラームスまがいの「保守本流ござ~い」といったもので、ヴァイオリン協奏曲はそういった彼の作風がまさに満開といった感があるものです。一方隠れファンが多く存在するともいわれるキュイですが、協奏的組曲は彼一流の手堅さに加え、適度なロシア情緒がミックスされたものとなっており、特に中間の2つの楽章の美しさが耳を惹きます。なお両作品ともに独奏ヴァイオリンはなかなか豊かな技巧に彩られており、そういった点でも聴き応えのある仕上がりです。*8.220308と8.220359からの再発売品(2001/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555244 |
7つの大洋を題材とする誇大妄想的な構想と、全7楽章、演奏時間70分超という特異な規模を誇るこのメガトン級大交響曲は、全4楽章による最初の発表から30年近くの月日を経て完成された、ルビンシテイン渾身の力作です。彼の他のオーケストラ曲と同様に、ベートーヴェンやブラームス、あるいはメンデルスゾーンを思わせるような質実剛健、やや保守的な響きを基調としながら、あるときは雄大な大海原を歌い上げたり、あるときは凄まじいばかりに吹き荒れる嵐を描いたりと、タイトルから期待される内容そのまんまを、コテコテにかつ極大のスケールで繰り広げたものとなっています。ともかく全てがデカい、この圧倒的スケール感をお楽しみください。*Marco Polo 8.220449の再発売品(2001/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555392 |
全6曲のルビンシテインの交響曲のうち、第3番は比較的リリカルな美しさが目立つ一曲といえましょう。特にその傾向が強いのが第2楽章で、哀感漂う短調の部分と柔和な長調の部分の配分が、実に泣かせます。併録の「英雄幻想曲」は各種太鼓、銅鑼、シンバルにタンバリンまで、多くの打楽器を動員した大仕掛けな作品で、英雄の活躍を描くかのような威風堂々たる楽想と、苦悩や死を描くかのような厳粛な楽想が次々と交錯します。一大クライマックスに到達し、打ち鳴らされた銅鑼の一撃による残響の余韻の中から、粛々たる行進曲風の楽想に移行して、その後、静かに消えるよう全曲を閉じるのが印象的です。*Marco Polo 8.223576の再発売品(2002/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555590 |
巨作揃いのルビンシテインの交響曲の中でも、第2番「大洋」と並んで巨大な偉容を誇る第4番は、「劇的」のタイトルどおり、ドラマチックにして情熱的で壮大な曲想が、たっぷり1時間以上繰り広げられるガチンコ大交響曲です。この途方もないエネルギーには、本当に開いた口がふさがりません。メンデルスゾーン的爽やかさと、ルビンシテインのアイドルであったベートーヴェン的熱気が見事に融合し、急速楽章はアツい短調主体、緩徐楽章は長調主体で一服、トドメのクライマックスは長調による勝利の凱歌で大団円、という衒いのない(なさすぎる?)構成も、この楽想に相応しいものといえましょう。*Marco Polo 8.223319の再発売品(2002/09/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555979 |
アントン・ルビンシュテインはロシア人ピアニストとしてはじめて世界的名声を博し、またサンクトペテルブルク音楽院を開設し、1859年にはロシア音楽協会を開設するなど、以降のロシアのピアノ界に多大なる影響を与えた人です。また歌劇、交響曲からピアノ曲までとあらゆるジャンルにたくさんの作品を残したのですが残念なことに、「ヘ調のメロディ」や「天使の夢」の小さなピアノ曲以外はほとんど忘れ去られてしまいました。ここでは、シューマンの「交響練習曲」に触発されて書かれた「主題と変奏」と、サロン風な「折句」第2番でその才能をじっくり味わってみてください。「折句」とは聞き慣れない言葉ですが、今でいう「縦読み」のようなもので、並んだ文章の頭だけを読んでいくと他の文が浮かびあがる仕掛けのようなものです。こちらもシューマンが好んだ手法ですが、このルビンシュテインの作品には曲を献呈した相手の名である「S-O-F-I-A」の音が織り込まれているということです。(2010/07/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.570941 |
技巧面でまったくの苦労のあとが見られないピアニストが少数存在しますが、レヴィツキーはその中の筆頭に数えられる一人でした。同じく技巧の達者だったモイセイヴィッチが、一種の冷静沈着さを見せていたのに対し、レヴィツキーのピアニズムは常に優美な軽快さを伴い、それが軽薄さではなく良き外向性の発露に結びつくという特長を有していました。このCDに収録された、録音形態としても興味深い「放送録音」においては、選択されたショパンの曲目からも、彼自身の本領がどこにあったかうかがい知ることができることでしょう。(2004/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110774 |