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ドスタル, ニコ(1895-1981)

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    1930-50年代の映画音楽ヒット集(ミュンヘン放送管/タイス)

    このアルバムではトーキー映画の幕開けから第2次大戦中にかけてヒットした映画音楽を中心に構成しています。ドイツのトーキー映画はアメリカより遅れて始まり、1929年頃に本格化します。当時ドイツは第1次世界大戦の戦後処理による社会不安に直面しており、その後はナチスの台頭、そして第2次世界大戦へと進んでいきますが、この時期に制作された映画にもそうした世相や、時として政権側の意向が反映されていました。当時のヒット映画の音楽はドイツ人の間に浸透し愛唱されましたが、第2次大戦への反省から、今日それらの音楽を公の場で演奏することを敬遠する雰囲気があると言います。エルンスト・タイスとミュンヘン放送管のプロジェクトは、それらの音楽から歌詞を取り去り、現代的なオーケストレーションを施すことで、音楽自体の魅力と再評価を問うものとなっています。(2022/06/24 発売)

    レーベル名:BR-Klassik
    カタログ番号:900333

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    ウィンナ・オペレッタ名唱集(1927-1949)

    1927年から49年まで、SP時代後期の名歌手たちが歌うオペレッタの名曲を集めたものです。ドイツ・オーストリアではオペラとオペレッタの区別は厳然たるもので、《こうもり》を除くと、絶頂期のオペラ歌手がオペレッタの小さな舞台に立つことはまずありませんが、有名曲を演奏会や録音用に歌うことはよくあります。ここではそうしたレコード用の「特別あつらえ」の録音と、リヒャルト・タウバー(1891-1948)のように、自ら望んでオペレッタの世界に身を投じた名歌手たちの録音との双方を楽しむことができます。(山崎浩太郎)(2003/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110292

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    ドスタル:喜歌劇「ハンガリーの結婚」(タルンツォフ/リール/ジステラー/コスタル/シュミディンガー/フランツ・レハール管/ブルケルト)

    フランツ・レハールの没地であるバート・イシュルで開催されているレハール・フェスティヴァルでは、長年に渡り珍しいオペラ、オペレッタが上演され、作品の普及に努めています。この音楽祭、2015年の演目は、1939年にシュトゥッツガルトで初演されたニコ・ドスタル(1895-1981)の「ハンガリーの結婚式」というレアな作品でした。ドスタルはオーストリア帝室軍楽隊付きの作曲家、ヘルマンの甥で、もともとはウィーン音楽アカデミーで教会音楽を専攻したという人。1946年からオーストリアに在住し、オペレッタやワルツの作曲家、そして編曲者として活躍しました。物語はカールマン・ミクサートの小説を基にし、ヘルマン・ヘルメッケが台本を制作した、女帝マリア・テレジアがハンガリー女王として君臨していた1750年頃のお話で、農家の若き娘ヤンカと、マリア・テレジアに派遣されたシュテファン伯爵、そして彼の側近アルパード、玉の輿狙いの娘エテルカの恋の騒動が描かれています。ロマンティックな騒動を最後に収めるのは女王マリア・テレジアというところも、当時人気が出た理由でしょう。美しいメロディ満載の見事な作品です。(2016/08/26 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777974-2

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    ドスタル:楽しい遊び/スペインのスケッチ/ブルース幻想曲(ベルリン・フィル/ドスタル)

    (2002/03/01 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:999811-2

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    ロッテ・レーマン:リート録音集 4 (1941)

    エリーザベト・シューマンと並んで称される歌姫ロッテ・レーマン。彼女の目指したものは、ドイツ系の作品にほぼ限りながらも、その枠で歌唱表現の可能性を広げることでした。天性の馥郁たる声を武器とし、1曲ごとに細やかな解釈を施すことによって、歌う曲各々にまったく異なった色と香りを付与することが出来た稀有な歌手でした。このCDに収録されている、ブラームスの民謡集とワーグナーの「温室にて」における歌い分けは無論のこと、レーマンの愛唱したもう一つの分野、トラック21「わが夢の都ウィーン」以降のウィーン世俗歌曲を聴くと、一人の歌姫の歌唱とは思われない別世界が展開されています。(2007/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111095

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    レハール/カールマン/ファル/シュトルツ:オペレッタ・アリア集(ヴンダーリヒ)(オリジナル・SWR・テープス・リマスタード 1954-1965)

    35歳という若さで、テノール歌手ヴンダーリヒが突然この世を去ってから既に50年以上経過していますが、彼の美しい声と素晴らしい歌唱は現代でも忘れられることはありません。バッハ、モーツァルトでの上品な歌唱も定評がありましたが、何よりヴンダーリヒと同世代に流行していた数々のオペレッタの歌唱は、ヴンダーリヒの魅力を余すことなく伝えています。このアルバムには、ヴンダーリヒよりも早くからオペレッタを熱心に歌っていたテノール歌手、リヒャルト・タウバーが作曲した《DER SINGENDE TRAUM-謳う夢》からのアリアも含まれています。/SWR所蔵のオリジナル・テープからデジタル・リマスタリングを行っています。/(2017/10/20 発売)

    レーベル名:SWR Classic
    カタログ番号:SWR19038CD