オトマイアー, カスパー(1515-1553)
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16世紀ドイツのリュート奏者・作曲家、ゼバスティアン・オクゼンクンが編纂した「リュートのためのタブラチュア集」は、ラテン語のモテット、ドイツ語の詩篇と歌、イタリアとフランスの曲を含む当時最先端の音楽をリュート独奏用に編曲して1558年に出版されました。ジョスカン・デ・プレを筆頭にニコラ・ゴンベールやイオアネス(ヨハネス)・ムートンなど、当時の宮廷で流行した音楽をうかがい知ることができます。オクゼンクンはプファルツ選帝侯のオットー・ハインリヒお抱えのリュート奏者。当時のリュート用編曲(インタブレーション)は、多声音楽を2声か3声に編曲するのが通常でしたが、リュート奏者のアーレントと歌手のクリストフ・ブルメスターはオクゼンクンのアレンジが声のパートを付け加えるのに向いていると考え、独自に歌のパートを加えています。ここではドロテー・ミールズとヤン・コボウによる優れた歌唱を聴くことができます。(2022/01/14 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555267-2 |
がちょうの合唱隊を狼が指揮する、という彩飾にちなんで名づけられた「がちょうの本」は、中世都市ニュルンベルクにおける、宗教改革前のミサの典礼の記録として唯一のもの。多くは初録音で記録的価値だけでも絶大、という謂われをさておいても、純粋に聖歌を楽しめるアルバムです。男声ユニゾン、童声ユニゾンのみならず、両者が合体して歌うものもあり。ハンガリーの聖歌隊スコラ・フンガリカによる、暖かみのある素朴な歌唱が、静かな感動を誘います。その合間にオルガンが響きわたり(実に良い音で録れてます!)、最後は教会の鐘の音で締め括る。こういう聖歌もいいものです。(2005/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557412 |