ボッケリーニ, ルイジ(1743-1805)
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現代では一般に有名な曲が「メヌエット」だけになってしまった感のあるボッケリーニですが、職人芸的旋律作家であった彼はチェロのために作曲する時が一番幸福だったようで、チェロ絡みの音楽の出来が特に良いのです。ここでイギリスの若き巨匠ヒューが全集録音に挑む協奏曲は、伸びやかなメロディーに彩られた佳品揃いと言え、この第1集では特に「ニ長調」が冒頭から最後まで絶品です。速い両端楽章で聴き手の耳を強烈に惹き付けるソロのカデンツァは、この録音のために作曲当時のスタイルを模して書かれたものです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553571 |
チェロのために作曲してる時が一番幸せだった作曲家、ボッケリーニのチェロ協奏曲集第2弾です。ナクソス価格であるだけでなく、若くして巨匠の位置を築いたヒューがソロをとるのが注目のシリーズです。どの曲も聴き手を包み込むような幸せな旋律と、高度な演奏技巧で彩られています。当盤収録の4曲は、チェロ協奏曲として特に有名なものではありませんが、いずれもボッケリーニならではの長所は十分に発揮されており、チェロ愛好家なら一度は聴いておきたいもの。例えば3のような爽快な終曲など逸品です。(2000/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553572 |
ピアノ、あるいはヴァイオリンに比してレパートリーが限られるチェロ、それだけに、美しいメロディーと華麗な名人芸、そして豊かな音楽性の三拍子が揃った、ボッケリーニのチェロ協奏曲の存在は、大変に貴重です。どの曲もが、その技巧面(重音、超ハイ・ポジションによる高音etcは、信じがたいレヴェルの高さです!)と音楽面の双方において、18世紀末の作品とは思えないモダンな味わいで、聴くものを魅了します(有名な「メヌエット」だけがボッケリーニではないのです!)。3巻からなる当シリーズ、最終巻となる本盤では、ソロを務めるウォールフィッシュ自らが、カデンツァまで書き下ろし、入魂の演奏で挑みます。(2005/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557589 |
【ボッケリーニを再構成!ヴィーダー=アサートンの鋭い感性が光る好企画】25歳でロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクールの入賞を果たした、フランス系アメリカ人チェリスト、ソニア・ヴィーダー=アサートン。Valois、RCAやNaiveなど数々のレーベルで録音を行い高い評価を得てきた彼女が、「バッハ: 無伴奏」のLP盤(ALPHA599)に続いてALPHAレーベルからリリースするのはボッケリーニの協奏曲、と思いきや、原曲を元に自由な編曲(改曲)を行ったという個性的なアルバムとなりました。まずは楽器編成からユニークで、自身が弾くチェロのほか、舞曲的な性格を強調したかったという理由で選ばれたツィンバロムと、対旋律との絡みを描くためのヴァイオリンという三重奏によるもの。さらに、よりポリフォニックなテクスチャを持つG.476にはファゴットとコントラバスを加えています。各楽章は原曲のチェロ独奏部を中心に自由に再構成されており、さらにその間に、様々な作品の編曲からなる「カデンツァ」が挿入されています。その原曲もジャズあり現代音楽ありバロックありと実に多彩。これらがたいへんスリリングな音楽を作り上げますが、違和感なく実に面白く聴けることが驚きです。ヴィーダー=アサートン自身と、トラディショナルはもちろん実験音楽にも積極的なフランスのツィンバロム奏者フランソワーズ・リヴァランが鋭い感性でまとめ上げた作品構成、そして奏者たちの親密さが伺える息の合った温かいアンサンブルが作り上げた、素晴らしい一枚です。(2021/02/26 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA667 |
チェロという楽器の特性を前面に出し、その技巧と旋律美の融合を図り、華麗なる独奏者として立たせたのは、おそらくボッケリーニが最初でしょう。近年この9番のオリジナル版も演奏されるようになりましたが、グリュッツマッハーの優れた編曲がこの作品を流布する助けになったのは否めません。カザルスは技巧を惜しみなく披露しながら、持ち前の旋律線を浮き上がらせる力量を持って、この録音を名盤として残しました。ハイドンの協奏曲は第3楽章が欠落していますが、SP盤では発売されなかったテイクです。(2005/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110305 |
世界初録音を含む、ちょっと珍しいチェロの二重奏曲たちです。史上最大のチェリスト=コンポーザーといえばボッケリーニ。例によって、ト音記号の領域になる高音部で、細かいパッセージや重音を繰り出す難曲ぞろいですが、それが単なる技巧の開陳に終わらず、常に純音楽美と表裏一体になっているのが、この作曲家の凄いところといえましょう。また思わぬ見つけモノは、ボッケリーニの指揮の下で演奏したこともある、ビダルによる「アンダンテ・グラチオーソ」です。中低音域を巧みに使い、ハ短調の憂いを帯びた楽想を聴かせる佳品ですが、連続したトラックの収録ながら、同じくハ短調のボッケリーニ作品に負けない存在感を示しています。(2005/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557795 |
ちょっとマイナーな曲ですが、何はともあれスークの弦楽セレナードをお試し下さい。何と素朴で雄大、そしてロマンティックな歌なのでしょうか。静かに始まり、次第に高まり熱く切なく歌われ、消えるように終わっていく・・・。あたかもボヘミアの風景が目の前に広がってくるかのようです。またブラームスの作品の中でも、とりわけ晦渋なイメージを持たれがちな最晩年のピアノ小品、インテルメッツォ(間奏曲)も、こうして他のジャンルの曲に混ぜて1曲だけ抜きだして聴いていみると、実は親しみやすい、しみじみとした心の歌なのだと感得させられます。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556616 |
メンデルスゾーンの協奏曲といえば、あのヴァイオリン協奏曲だけが突出して有名ですが、ピアノ協奏曲はそれに負けず劣らず作曲者の育ちの良さを感じさせる、爽やかで美しい音楽です。特に後半でピアノが高音域で煌めくようなパッセージを出すあたりは、ほとんど夢心地の美しさです。爽やか路線で行けばもう一つ、グリーグの「晩春」もまた絶美の名作です。弦楽器でちょっと長めの旋律を、趣きを変えて二回繰り返すだけの曲ですが、明と暗のバランスが絶妙で、この切なさは一度聴いたならば、いつまでも貴方の耳を離れないことでしょう。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556613 |