ヤコポ・ダ・ボローニャ(1340-1386)
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15世紀のフィレンツェで編纂されたイタリアの豪華装飾写本の一つである「スクアルチャルーピ写本」は、14世紀のイタリア「トレチェント音楽(イタリア最初の多声音楽文化で名前は1300年代を表す)」を伝える資料として貴重なものです。ここに含まれているのは353曲の世俗歌曲で、各々の作曲家は、ロレンツォ・ダ・フィレンツェ、フランチェスコ・ランディーニ、ドナート・デ・フィレンツェ、ヴィンツェンツォ・ダ・リミニ、ジョヴァンニ・ダ・カッシャ、バルトリノ・ダ・パドヴァ、ヤコボ・ダ・ボローニャ、そしてニコラ・ダ・ペルージャとなります。宗教作品とはまた違った、とてもシンプルでメロディアスな作品は、当時の文学と密接な関係を保ち、また上流階級の人々の暮らしをそのまま伝えてくれるものです。「パラティノ87」のきわめて親密なアンサンブルで、この贅沢な気分を味わってください。(2012/08/15 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777623-2 |
【意義深くも音楽センス抜群、動物たちを介した中世ヨーロッパ音楽空想旅行】現代人が知らない、歴史上の魅力的な響きを見つけ出すセンスにすぐれたRAMEEレーベルから、欧州古楽界のいずれ劣らぬ実力派3人による、「動物」をテーマにした知的刺激満載のアルバムが登場。教会建築の外装装飾や工芸品、中世写本の隅々などを彩るユーモラスな動物たちの姿をふんだんに解説書にあしらいながら、中世の音楽にあらわれる動物たちがどのような描かれ方をしてきたのか、3人であることを忘れさせる多彩な演奏を通じて解き明かしてゆきます。欧州でいま最も熱い古楽拠点のひとつポーランド出身で、世界の中世音楽愛好家たちの注目を集めるアルバムをリリースしてきたアニイェシュカ・ブジィンスカ=ベネットと、NAXOSレーベルの中世音楽アルバムでもお馴染みのユニコーン・アンサンブルの一員で、アンサンブル・レオネスの主宰者でもある大御所マルク・レヴォンの顔合わせに、ガンバの名手としてルネサンス~バロックの名盤も多いヴェテランのジェーン・アクトマン(ヤーネ・アハトマン)が加わってのサウンドは、精妙でありながら隅々まで人間味豊かな温もりに満ちています。500年を越える空想旅行を肌で体感できる内容はさすがRAMEEというほかありません。ブックレットには、アルバム収録曲をBGMに使用した、中世の動物絵画による美しいアニメーション作品へのリンク入り。(2020/11/13 発売)
レーベル名 | :Ramee |
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カタログ番号 | :RAM1901 |
イタリアはボローニャの近郊の街ファエンツァに保存されている、14世紀以降の器楽曲を15世紀初頭にまとめた楽譜、この「ファエンツァの写本」の録音が稀少なところにナクソスが誇るアンサンブル・ユニコーンが着目しました。ランディーニやマショーといったビッグネームの声楽曲がモトネタになっているものは、声楽でも演奏した趣向盤に仕上がっています。当時の音楽は既に相当に複雑化しており、めまぐるしいほどに音が細かく動くのが特徴的です。即興的な味わいが強いのも日本人の感性に近いかもしれません。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553618 |