ブルッフ, マックス(1838-1920)
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ロマン派のヴァイオリン協奏曲は数多しといえど、ブルッフの第1番ほど、真っ正直に「ロマン派らしい」あるいは「ロマン派臭い」曲はないといってよいでしょう。小難しい理屈はどこかにふっ飛ばし、感傷的かつカッコいいメロディーはてんこ盛り。独奏ヴァイオリンも、オーケストラもパワー全開で煽りに煽り立てます。テクンシャンのフェドートフは、こうした楽曲の持ち味をストレートに引き出し、快刀乱麻の大活躍を見せつけます。併録の2曲でも、フェドートフのテンションは極めて高く、知られざるこれらの作品に秘められた魅力を、十二分に引き出しています。(2006/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557689 |
あまりにも有名な第1番のヴァイオリン協奏曲に比べると、ブルッフの第2番と第3番のヴァイオリン協奏曲は知名度が低すぎます。なぜなのでしょう?こんなに雄大さも感傷性も兼ね備えているというのに。そんな思いで胸が一杯になること間違いなしの1枚です。第2番は1877年の作。第1番の11年後に書かれ、驚くほどドラマティックなフォルムを備えています。名手サラサーテが初演し、そのまま彼に捧げられています。第3番は1891年に最初単一楽章の作品として書かれましたが、ヨアヒムの助言により3楽章へと拡大されたものです。独奏ヴァイオリンによって奏でられる各動機は一層表現力を増し、オーケストラの響きが存分に呼応します。この知られざる名曲を演奏するのは俊英フェドトフ。彼による第1番の演奏は8.557689でお聴きいただけます。(2009/08/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557793 |
1960年代まで、多くのヴァイオリニストが「左手の技術」と格闘していた時代、華麗な右手の魔術、つまりは音色を持って聴衆を魅了したのがクライスラーでした。ブルッフのイントロのビブラートの効果的な使い方一つとっても明らかに彼ならではの音色。また魅惑的な自作小品のイメージからか、小品のエキスパートであるかのように捕らえられがちですが、大曲においても、構築力が優れていることが、このCDからも分かることでしょう。(2001/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110925 |
ブルッフ(1838-1920)と言えば、誰もがあの素晴らしい「ヴァイオリン協奏曲 第1番」を思い浮かべることでしょう。美しい旋律に溢れたあの協奏曲は、ロマン派のヴァイオリン協奏曲の中でも屈指の人気を誇っています。また、彼は生涯「歌と旋律」を愛し、その創造の源にも、ヨーロッパの様々な国に伝わる民族音楽があったことで知られています。たとえば、このアルバムに収録された「スコットランド幻想曲」や良く知られる「コル・ニドライ」にはそんな郷愁を誘うメロディがうまく引用されているのです。さてcpoレーベルでは、そんなブルッフのヴァイオリンのための作品全集のリリースを目論んでいます。名ヴァイオリニスト、ヴァイトハースを演奏者に迎え、「ヴァイオリン協奏曲 第1番」だけではない、ブルッフのヴァイオリン作品の隠された遺産を掘り起こすことで、この作曲家に新たな光を当てることになるでしょう。まずは、あまり耳にする機会のない第2番の協奏曲から聴いてみてください。(2014/07/23 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777833-2 |
ヴァイトハースによるブルッフ(1838-1920)のヴァイオリンと管弦楽のための全集の第2集です。第1集(777833)では第2番の協奏曲と「スコットランド幻想曲」で情熱的な演奏を披露したヴァイトハースですが、今回は最も知られる「ヴァイオリン協奏曲第1番」がメインとなります。もちろんこの曲は聴きものなのですが、なんと言ってもオススメなのが、「思い出に」と題されたアダージョです。ほとんど知られていない作品ではありますが、この痛切な美しさは他に類をみません。セレナードも胸に迫る名曲です。(2015/07/29 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777846-2 |
ブルッフ(1838-1920)のヴァイオリン協奏曲といえば、だれもが美しい《第1番》を思い浮かべることでしょう。逆に言えば、第2番、第3番はほとんど耳にする機会がありません。そんなブルッフの全ての「ヴァイオリンと管弦楽のための」作品を録音するというこのcpoのプロジェクトは、名手ヴァイトハースのヴァイオリンと指揮者ボイマーの共演で既に第2集までがリリース済み。今回のヴァイオリン協奏曲第3番を含む第3集で完結となります。協奏曲第2番は、当時親交を結んでいたサラサーテに献呈されていましたが、この第3番はブルッフが尊敬していたヨーゼフ・ヨアヒムの助言が取り入れられ、献呈もまたヨアヒムにされています。まるでブラームスの作品のような、管弦楽による充実した前奏や、ゆったりと美しい第2楽章、超絶技巧を駆使した第3楽章と、堅固な構成を持つ大作です。ロマンス Op.42は当初第2協奏曲として構想された作品ですが、結局これは断念、独立した曲として発表されました。晩年に書かれた《小協奏曲》は、全編緊張感に満ちた聴き所たっぷりの小品です。(2016/10/21 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777847-2 |
1875年2月、若きウェストファーレンの教師キュッペルスが偶然見つけた叙事詩について、ブルッフは出版者ジムロックに熱心に手紙を書きました。「この詩はディテュラムボス(バッカス賛歌)のように熱狂的です。この詩につけるメロディもリズムも次から次へと湧き起こります。」ローマ帝国初期のゲルマン人の首長アルミニウスの生涯に基づいたテキストによる4部からなるオラトリオは、最後の部分の戦いの場面で壮大なるクライマックスを築きます。ブルッフの声楽曲は現在ではほとんど聴く機会がありませんので、この演奏は本当に貴重なものと言えるでしょう。(2009/08/26 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777453-2 |