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マルクス, ヨーゼフ(1882-1964)

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    マルクス:管弦楽伴奏歌曲集(ブラージ/ドゥフェクシス/ボーフム響/スローン)

    幼い頃に母親から音楽の手ほどきを受け、ギウナジウム時代から作曲を始めたというヨーゼフ・マルクス。一時は学業のため音楽から遠ざかったものの、26歳のときに改めて作曲家を志し、生涯に管弦楽作品や室内楽などの様々な作品を生み出しました。彼の作品の中には、ほぼ150曲の歌曲がありますが、これらのほとんどは20代、再び作曲家を志した時期に書かれています。後年、印象派の影響を受けることになるマルクスですが、歌曲のほとんどはリヒャルト・シュトラウス風のドイツ・ロマン派の影響がはっきり表れており、またいくつかの曲は、彼が憧れていたイタリア風の雰囲気を有しています。このアルバムには、必要に応じて彼自身が編曲した管弦楽伴奏ヴァージョンの歌曲が収録されていますが、これらは彼の同時代には頻繁に演奏されたにもかかわらず、いつしか忘れられてしまったものばかりです。(2019/04/26 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573833

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    マルクス:狂詩曲/スケルツォ/バラード(トリンドル/ゲーデ/シュリヒティヒ/ブルーンス)

    (2010/07/14 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777279-2

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    マルクス:弦楽四重奏曲全集(トーマス・クリスティアン・アンサンブル)

    (2006/09/01 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777066-2

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    マルクス:幻想三重奏曲/4つの歌曲(ノルト/ハイペリオン・トリオ)

    オーストリア世紀末の時代に活躍しながらも、その潮流にどっぷりと嵌ることはなく、フランス印象主義や新古典派の作風も取り入れながら、独自の作風を作り上げたヨーゼフ・マルクス(1882-1964)。生前の彼の作品はとても人気がありましたが、1964年に亡くなってからは、ほとんど忘れられてしまい、その人気が復興するのは、20世紀末の頃になってから。現在では多くの作品が演奏され、比較的容易に楽しめるようになりました。このアルバムには1913-14年に書かれた初期の作品「三重奏のためのファンタジー」と、いかにも頽廃的なヴィドガンズの詩(かなりエロティック)を用いた「4つの歌曲」を収録。グスタフ・クリムトの絵を思わせる熟した果実のような音楽です。(2014/04/23 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777857-2

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    マルクス:春の音楽/牧歌/収穫祭(ウィーン放送響/ヴィルトナー)

    (2008/12/10 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:777320-2

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    マルクス:ロマンティック・ピアノ協奏曲/ローマの城(ライヴリー/ボーフム響/スローン)

    オーストリア後期ロマン派の作曲家ヨーゼフ・マルクス。幼い頃にはヴァイオリニストになることを求められ、父からピアノの演奏を禁じられていたマルクスでしたが、彼はシューベルトとハイドンを愛し、スクリャービンやドビュッシーのピアノ曲に憧れていたため、秘かにピアノの練習を続け、最終的には確かな技巧を手にいれることができました。彼はいくつかのピアノとオルガンのための作品(ラフマニノフ風)や、数多くの充実したピアノ・パートを持つ歌曲を作曲しましたが、彼がピアノにかける思いが一番顕著に表出されているのは、このアルバムに収録された2曲のピアノ協奏曲でしょう。タイトルに「ロマンティックな」と書かれている通り、濃厚なロマンティシズムに溢れた第1番のピアノ協奏曲はもちろんのこと、2番目の協奏曲「カステッリ・ロマーニ」はASVレーベルからの発売時は世界初録音として注目された曲。ハリウッドの映画音楽にも似た重厚なオーケストラ・パートと華麗なテクニックを誇示するピアノ・パートが拮抗。マルクスの想いが溢れる美しい作品です。(2019/06/28 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573834

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    磨き上げられた黄金~後期ロマン派の歌曲集(パートン/レッパー)

    金箔を多く施した官能的な絵画で知られるグスタフ・クリムトを中心とする「ウィーン分離派」運動と同時期に書かれた歌曲を集めた1枚。収録されているのはエーリヒ・コルンゴルトやリヒャルト・シュトラウス、アルバン・ベルクから、アルマ・マーラー、ヨハンナ・ミュラー=ヘルマンといった女性作曲家の作品まで多種多様ですが、どれも後期ロマン派の重厚な和声を持ち、クリムトの描く女性像のように、どこか暗く退廃的な雰囲気を宿しています。ロビン・アレグラ・パートンは英国出身でコンクール入賞歴を持つソプラノ。2022/23シーズンはドイツのミュンスター歌劇場と契約して活動しています。サイモン・レッパーは歌曲伴奏で高く評価され、ウィグモア・ホールで歌曲シリーズを担当しています。(2023/06/23 発売)

    レーベル名:Orchid Classics
    カタログ番号:ORC100228

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    ロッテ・レーマン:リート録音集 - 1 (1935-1937)

    1910年22歳でハンブルクでデビューした後、レーマンは着実にキャリアを重ね、24年から33年にオペラ歌手としての絶頂期をむかえました。オペラにとどまることなくリートの世界にも関心を向けていた彼女は、それまで散発的に行っていたリートの録音を、集中的に行うと決意。過度な表現や技巧の披露に陥ることなく、「音楽的表現」が何であるかということに常に心を砕き、卓越した録音を多数残しました。そこにはオペラで学んだ全体像の優れた構築性が現れており、短いリートが一つの有機的な世界として結ばれている点こそ、彼女の最大の長所といえるかもしれません。(2006/05/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111093