キュイ, セザール(1835-1918)
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(2004/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :2.110511 |
ハープとピアノという斬新な組み合わせから紡ぎだされる流麗な音色が魅力。デュオ・プラセディスのpaladinoレーベルへの2枚目のアルバムです。前作(PMR-51)はブラームスのハンガリー舞曲集で、民族色豊かな演奏を聴かせましたが、今回はロシアの小品をバランスよく集めたアルバムです。キュイやチャイコフスキー、ムソルグスキーの小品、アレンスキーの組曲、そしてメインはリムスキー=コルサコフの組曲「シェエラザード」。このセレクトはかなり挑戦的でもあり、魅惑的でもあります。もちろん編曲は彼女たちによるものです。(2015/11/25 発売)
レーベル名 | :Paladino Music |
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カタログ番号 | :PMR0069 |
【「道端」にこそ真実が。古楽プレイヤーたちが魅せる「音楽史の裏側」】童謡や民俗舞踊などの伝統音楽にも光を当て、ALPHAに名盤も多いル・ポエム・アルモニークで創設以来重要な役割を演じてきた歌手アルノー・マルゾラーティが、同団体の仲間も含めた経験豊かな古楽プレイヤーを集め、自ら主宰する個性派団体レ・リュネジアン。フランス革命以降の時代を中心に、西洋音楽史の主流がすくい切れずにいた音楽領域を探り続けてきた彼らは『セントヘレナ ~ナポレオンの伝説』(MU044/国内仕様盤NYCX-10219)でもユニークな名演を聴かせました。今回は時代をぐっと下り第一次大戦前後、ベル=エポックから狂乱の時代に至る華やかなフランス文化の裏で辛酸をなめ、路傍に追いやられた人々の暮らしを扱った詩句にもとづく歌の数々に光を当てます。俳優として研鑽を積んだ後クリスティに見出され、今やミンコフスキやマナコルダら実力派指揮者たちとの共演が続く個性派歌手ドゥストラックとともに、マルゾラーティは演技力抜群の朗読と鮮やかな歌唱を自在に行き来し、小劇場の極上レビューのごとく変幻自在の音楽世界を展開。ル・ポエム・アルモニークの伝統音楽系アルバムでも活躍した名手続々の器楽勢も、雑味交じりの民俗楽器や手廻しオルガンなど楽器の持ち味を最大限に引き出し、冒頭の「怒りの日」から鮮烈な存在感で歌を彩り続けます。土臭いシャンソン風味と表裏一体の高雅なワルツも魅力なら、唯一19世紀初頭生まれの歌「フュアルデスの嘆き」での堂々たる展開も聴きごたえあり。いかにもALPHAレーベルらしい1枚です。(2022/11/11 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA887 |
19世紀から20世紀にかけて、いわゆる「大家」と言われた演奏家達は、大曲や難曲と言われる作品を手がけ偉大な解釈を施す一方で、小品にたいしても愛着を深く持ち、それらを愛しみ楽しんで演奏しました。大曲よりも、むしろ小品においてより個性が発揮されることも多く、演奏者を知る上でも貴重な手がかりともいえるでしょう。カザルスは小品に取り組む際、彼らしい生真面目な姿勢を見せており、リラックスして演奏するというよりも、集中力を持ってチェロがいかにメロディーを歌わせることのできる楽器であるかを追求しているかのようです。カザルス節炸裂の「コル・ニドライ」から、清澄な「愛のあいさつ」まで、彼の七変化を聴くことの出来る一枚です。(2007/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110987 |
ハ長調から始まって、全24の長短調を巡ってハ長調に回帰するこの25の前奏曲集、聴けば聴くほど味の出る名品として、多くの隠れファンの支持を集めてきましたが、この度めでたくナクソス・デビューとなりました。様々な個性を持つ各曲とも、美しい旋律と和声、そして詩情に恵まれていますし、過度な華麗さは避けられている一方、ピアノの取り扱いが極めて雄弁なのには、本当に驚かされます。例えば、ほのかな甘さを漂わせながら哀感たっぷりに歌う第6番など、一聴しただけで、屈指のロマン派ピアノ音楽であることが感得していただけることでしょう。ショパンやラフマニノフの前奏曲集にも、決してひけをとりません!!*8.223496の再発売品(2002/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555557 |
ツェーザリ(セザールとも)・キュイ(1835-1918)は"ロシア五人組"の作曲家の一人として知られていますが、実は母はリトアニア人、父はフランス人と、ロシアの血を引いているわけではありません。彼が生まれたのは、当時ロシア帝国のヴィリニュス(現在はリトアニア)でした。フランス軍の兵士だった父がこの地に立ち寄った際、地元の女性と結婚したため、キュイは幼い頃から様々な国の文化に触れながら成長し、長じてからは軍事の専門家としてロシア国内で尊敬されることとなりました。とはいえ、作曲家としてのキュイは「五人組」の他のメンバーに比べると、その存在は地味で、録音はもとより、作品もあまり演奏される機会がないのが実情です。彼が好んだフランスの作家ジャン・リシュパンのテキストによるこの歌曲集は、20曲の歌曲全曲の合間に、ユニークなピアノ曲を挟むという面白い構成を持っています。ルクセンブルク生まれのバリトン、ベルメスとロシアのピアニスト、イワノフが曲の深部に光を当てています。(2016/11/23 発売)
レーベル名 | :Klanglogo |
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カタログ番号 | :KL1411 |
【国際色豊かなキュイによる、フランス語歌曲集】ロシア五人組の一人として有名なキュイですが、実は生まれはリトアニアの首都ヴィリニュス(当時はロシア領)、父はフランス人で母はリトアニアとポーランドの血を引き…と出自から国際的。外国語にも堪能で、その長い生涯のあいだにフランスやベルギーなど諸外国も訪れ、ロシア国粋主義にとどまらない広範な作曲活動を続けていました。批評家としても辣腕をふるい、いわば外から見たロシア音楽のあり方をよく理解したうえで創作に臨んだ人でもありました。歌曲も数多く書いているのですが、そのなかにはフランス語の歌詞によるものも少なからず見つかります。コペー、プリュドム、ユーゴー…といったフランス19世紀の重要な詩人たちの作品にもとづく6つの歌曲(1884)、多作な詩人・劇作家としてフランス文学史上に独特の立ち位置を占めるジャン・リシュパンの作品を歌詞にした大作歌曲集(1891)、いずれもドビュッシー初期歌曲群やフォーレ、ショーソンらと同時代に書かれフランスで出版された「フランス音楽としてのキュイ」。細やかな世紀末情緒に異国の気配をほんのり忍び込ませた作風を、すでにドイツやイタリアなど諸外国の最前線でも活躍している古楽歌手セリーヌ・ラリと、同じパリ音楽院出身の俊才エマニュエル・クリスティアンが「同じフランスの芸術」として解釈してゆく注目盤です。(2019/04/26 発売)
レーベル名 | :En Phases |
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カタログ番号 | :ENP005 |
ボリショイ歌劇場の首席奏者をピアティゴルスキーが勤めていた時代、シャリアピンに「もっと語るように」というアドバイスを受けたという有名なエピソードがあります。この後亡命生活を経てホロヴィッツ、ミルシュタインとトリオを組み、次いでハイフェッツとルービンシュタインと共に「百万ドルトリオ」を結成するという経歴を通して、ピアティゴルスキーは技巧と共に「歌い」そして「語る」奏法をじっくりと身につけました。アンコール集における旋律美もさることながら、シューマン、サン=サーンスの2協奏曲におけるほとばしるばかりの激情と、一転して心を揺さぶる緩徐部の歌は、いずれも雄大にそして朗々と「語られる」演奏といえるでしょう。(2005/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111069 |