ドビュッシー, クロード(1862-1918)
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迫害され故郷を追われた少数民族セファルディの血を引くカウンターテナー歌手、ヤニフ・ドール。前作「流浪と情熱の歌」では、彼の祖先たちが伝えてきた音楽を取り上げ、はるかな土地への望郷の念や憧れをじっくりと歌い上げましたが、今作ではシューマンの「詩人の恋」を始めとした作曲家、および詩人たちの逡巡の心が込められた作品をじっくり歌い上げています。躊躇いがちな若者の心に潜む官能や憧れを見事に描き出した「詩人の恋」、妖しく夢幻的なデュパルクの「旅へのいざない」、美しいパンヴィルの詩に付けられたドビュッシーの「星の夜」、エデンの地に思いを馳せたヴィオーの詩によるアーンの「クロイスに」。プーランク初の歌曲集である「動物説話集」では、皮肉たっぷりのアポリネールの歌詞も、カウンターテナーの柔らかい声によって歌われることで、幻想的な雰囲気を獲得しています。/" (2017/06/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573780 |
デンマーク屈指のクラリネット奏者であるマティアス・クラーのリサイタル・アルバム。カール・ニールセン・コンクールに入賞後、デンマーク放送交響楽団の首席奏者を経て、ソリストとして活躍しています。このアルバムにはシューマンの哀愁漂う「3つのロマンス」や、ベルクの緊密な作風による小品など、クラリネットの多彩な音色を生かした作品が収録されています。なかでもコリリアーノの父に捧げる思い出の作品「独白」での柔らかい抒情性は、クラーの音色の美しさが際立っています。(2018/03/23 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100077 |
【巨匠の芸術をCD30枚に集大成】オーケストレーションを客観的に整理した解釈と、明確で生命力に満ち、なおかつ気品のある美しさを湛えた演奏が現在も多くの支持を集めているカール・シューリヒト。彼が1955年から60年まで、シュトゥットガルト放送交響楽団を振って南ドイツ放送(SDR)に残した放送用のセッション録音やライヴをCD20枚にわたり記録した「カール・シューリヒト・コレクション」、続くCD10枚組の「同第2集」、合計30枚のCDを新たに1つのBOXとした集大成が登場しました。巨匠の素晴らしい遺産をたっぷりとお楽しみいただけます。マスターは先の2つのBOXと同じものを使用。なお第1集に付属していたDVDは、今回は同梱されません。(2020/09/18 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19425CD |
2018年、ハンブルクで開催された「第1回ショパン・フェスティヴァル」はモダン・ピアノとヒストリカル・ピアノを用いてショパンを演奏するというヨーロッパ初の試み。ショパンの時代の楽器と2015年に作られたスタインウェイの音色を聴き比べながら、ショパン時代の作品を堪能するというユニークな音楽祭です。このアルバムはシューベルトとショパンの音楽で幕を開け、フォルテピアノの繊細な音色と作品の密接な関係を示唆します。19世紀になるとピアノの製造元はウィーンからイギリスに移り、奏でる音色も大きく豊かな響きが得られるようになります。そしてショパンの晩年、1848年から1849年の作品に彼の弟子グートマンとリストの作品を並べ、楽器の発展と、次世代へとつながるピアノ曲の可能性を見せています。ポブウォッカやリュビモフをはじめとした「ショパンの名手」が腕を競っているところも魅力的です。(2019/06/28 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574058 |
英国の音楽学者ロバート・オーリッジ。20世紀初頭のフランス音楽研究家であり、とりわけ未発掘のドビュッシー作品の補筆完成と、再構築で高く評価されています。彼による最新の研究成果の発表とも言えるこのアルバムには、「リア王」や「沈黙の宮殿」など、ドビュッシーの劇音楽からのピアノ編曲作品や、本来、変ト長調の柔らかい響きで奏される「亜麻色の髪の乙女」の第1稿の断片(変ロ長調!かつ、和声も現在のものより先鋭的に書かれている)など珍しい作品が収録されています。いくつかの作品はすでにリリースされていますが、今回のアルバムは、オーリッジが新たに手を加えた作品や、演奏者ホルヴァート自身がカデンツァを加えた「アッシャー家の夜」などが含まれた、ほぼ全編が世界初録音という1枚。ドビュッシーの知られざる作品を存分にご堪能いただけます。ブックレットではオーリッジ自身が解説を執筆(英語のみ)、アルバムの成立について熱く語っています。(2020/03/06 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
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カタログ番号 | :GP822 |
【元フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルのクリースが贈る、大編成金管アンサンブルによるラグタイムの世界】フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル(P.J.B.E.)でトロンボーンを担当し、当時から現在までアレンジャーとして活躍するエリック・クリースの編曲と指揮によるアルバム。スコット・ジョプリンのラグタイムを中心に、大編成(総メンバー数 14Tp、5Hr、8Tb、6Tu、2Per)の金管楽器アンサンブルで演奏しています。英国伝統のサクソルン族の金管バンドが持つ柔らかさとはまた違う魅力の、拡大P.J.B.E.とも言える輝かしいサウンドが大きな魅力。とにかく楽しい一枚です。(2020/04/24 発売)
レーベル名 | :MPR |
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カタログ番号 | :MPR005 |
1985年クロアチア生まれのロヴロ・ペレティッチのアルバム。ザグレブ音楽院を卒業後、ジュネーヴ音楽院でジュディカエル・ペロワに学び、2022年に開催されたGFA国際ギターコンクールで優勝を飾りました。2023年と2024年には全米各地とカナダで大規模なコンサート・ツアーが予定されているなど、その将来を嘱望されています。このアルバムでは18世紀から現代にいたる作品をチョイス。バリオスの官能的な作品やヘンツェのソナタなどを見事な技巧で弾き切るとともに、スカルラッティのソナタやブラームスの間奏曲では自身で編曲も行い、その広範な才能を披露しています。(2023/06/09 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574539 |
1988年ウクライナ生まれのピアニスト、アントニー・バリシェフスキーは1999年にブカレストで開催されたエネスク・コンクールを始め、たくさんのコンクールで入賞を重ねている実力派です。まだまだ素材的には未知数ですが、ここで聴ける演奏からは、やはり「何か違うもの」が感じられないでしょうか?冷徹なスカルラッティは、ホロヴィッツの名演に匹敵するほどですし、ラヴェルのラ・ヴァルスからは仄暗い狂気すら漂ってきます。幾重にも塗り重ねられたドビュッシーの彩色、そして荒ぶる技巧が炸裂するラフマニノフのソナタ、目を見張るばかりのストラヴィンスキー、星の煌めきにも似たマテオスのマリオン・・・。さて、彼はこれからどのような芸術家になっていくのでしょうか?(2010/07/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572573 |
1974年、ドイツの学生たちによって結成されたユンゲ・ドイチェ・フィルハーモニー。彼らは若き情熱の下、音楽を演奏する喜びに燃え着実に成長してきました。1976年に「カラヤン賞」を受賞することで基本的な概念を確立することにより、ここを巣立った演奏家たちが、その概念を継承しています。毎年18歳から28歳までの学生たちをオーディションで選抜、リハーサル期間を経て、国際的コンサート・ツアーに出掛け大成功を収めるのを常としています。このアルバムは、ボレイコの指揮のもと、「魅惑とダンス」をモティーフにした3つの作品が収録されています。ストラヴィンスキーでは官能的とまで言える表現、ドビュッシーでの魅惑的な午睡への誘惑、そして荒々しいリズムと妖しさが交錯するバルトーク。しなやかな音楽性が爆裂です。(2011/10/19 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC406 |