ディーリアス, フレデリック(1862-1934)
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シェークスピアの作品は、いつの世も芸術家たちを魅了してやみません。書かれた当時はリュート伴奏でひっそりと歌われていたに違いない典雅な曲も、時代を経るにつれ、濃厚で表情豊かな伴奏が付くようになり、歌い手もそれに伴い、まるでオペラのような表現力を求められることも稀ではありません。このアルバムに収められているのも、そんな「近代の作曲家」たちによる「シェークスピアによる」歌曲集です。イギリスの近代歌曲は独特の味わいがあることが知られていて、この1枚もそのひそやかな美しさに陶然となるに違いありません。 ( 発売)
レーベル名 | :TwoPianists |
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カタログ番号 | :TP1039077 |
1 ( 発売)
レーベル名 | :ブリートの細やかな感性に彩られた歌唱を、シューマンのピアノが美しく彩ります。 |
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カタログ番号 | :2011.08.24 |
ビーチャムによって見出されたサモンズは、そのキャリアの頂点において、世界を代表するイギリス人初のヴァイオリニストと見なされるようになりました。となれば、当時、イギリスを代表する大作曲家、エルガーとディーリアスのヴァイオリン協奏曲を、サモンズが録音するに至ったのは自然な流れでした。事実、エルガーもディーリアスも、「自作の協奏曲を真に音楽的に解釈できる演奏家」の一人に、サモンズの名前を挙げたのでした。作曲家の肝いりの名演。残念ながら、ディーリアスの44年度盤は戦争のため、原盤が失われてしまいましたが、SPより復刻されたこのCDでは、音質の向上も図られています。(2002/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110951 |
この魅力的なアルバムの冒頭と最後はエルガーの作品で飾られています。「愛の挨拶」の親密さとは全く違う悲痛な面持ちを見せるヴァイオリン・ソナタ。弾むリズムにも拘わらず、なんとなく切なさを感じさせる「マズルカ」。この2曲を含め、アルバムに収録されている全ての曲に哀愁が漂っているのは、イギリス近代音楽の特徴なのでしょうか。ブリッジとディーリアスの穏やかな「ロマンス」にも、ほんのりとした暗さがあり、シリル・スコットの作品もまるで霧の中をさまようかのように、どれも瞑想的です。クレア・ホウィックのヴァイオリンはまるですすり泣くかのような情感あふれる音色を聴かせています。/(2017/09/29 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573790 |
このアルバムには、20世紀イギリスのヴィオラ・ソナタが5曲収録されています。その内の2曲はチェロ・ソナタからの編曲ですが、これもまた味わい深いものです。90年近くの長き生涯を生き抜いたジェイコブのソナタは、1978年に作曲されています。活動的な第1楽章と諧謔的な第2楽章を経て、現れる第3楽章の何と美しい事。現代では失われてしまった「平穏な世界」へのオマージュとも言える音楽です。宗教と自然に触発されたアイアランドのソナタ、映画音楽の分野でもおなじみのアーノルドの移り気なソナタ、単一楽章で書かれ、恐ろしいまでの完成度を見せるディーリアスのソナタ、ナディア・ブーランジェから強く影響を受けたバークリーのソナタと、各々多彩な表情を見せてくれます。(2010/05/19 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572208 |
【ビーチャム得意のフランスものを中心とした第2弾】英国音楽の録音を積極的に行い、知られざる作曲家の発掘にも貢献した「Lyrita Recorded Edition」レーベル創立者、リチャード・イッター(1928-2014)。彼が当時最先端のプロ用機材を用い、1952年からエアチェックしていたというBBC放送の音源を集めた貴重なコレクションから、BBCの正規ライセンスを受けCD化するシリーズ。ディーリアスと親交を結ぶなど母国英国音楽のスペシャリストとして名高いビーチャムですが、フランス音楽へ傾ける情熱もよく知られたところで、中でもメユールとグレトリには強い思い入れがあったと伝えられており、ここではそれらを中心に聴くことが出来ます。グレトリの組曲では第3曲(Disc1、Track5)の後に拍手が沸き起こり、そこへビーチャムが「たいへん残念ですが、ここで終わりです」とジョークを飛ばして笑いを取る一幕もそのまま聴くことができます。3枚目には洒脱に洗練されたバラキレフとリヒャルト・シュトラウスも収録。状態の良いテープを用いて丁寧にリマスターされており、たいへん聴きやすい音質とモノラルながら広がりを感じる音場感、十分なダイナミックレンジで演奏を楽しむことができます。(2019/07/12 発売)
レーベル名 | :ICA Classics |
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カタログ番号 | :ICAC5158 |
オーストラリア出身の作曲家・ピアニスト、ペネロピ・スウェイツ。パーシー・グレインジャー作品の解釈が高く評価されるとともに、彼女自身のミュージカル作品なども好評を博しています。このアルバムには、彼女に影響を与えた2人の作曲家、ショパンとディーリアスへのオマージュ作品と、ロシアの反体制派の詩人イリーナ・ラトゥシンスカヤのために書かれた「イリーナへ」など弦楽アンサンブルのための3作品、そして2台ピアノのための2つの組曲「ランベスの花輪」とオスカー・ワイルドの寓話による「わがままな大男」を収録。組曲でのピアノ演奏はスウェイツ自身と彼女の親しい友人、ベンジャミン・フリスが担当しています。(2023/07/28 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0672 |
【ディーリアス若き日の弦楽四重奏曲、ここに復活】このアルバムでは、まず後半に置かれたディーリアス作品に注目。学生時代の作品で、初演をシンディングに託したものの、楽譜はおそらく演奏されないまま作曲家のもとへ返送されてきました。失意のディーリアスはこの作品を無かったものとし(第2楽章のスケルツォだけは1917年に書いた「弦楽四重奏曲」に転用)、この曲の前半の2楽章は散逸したと考えられていました。ところが2018年にオークションに出された楽譜がこの作品と判明。校訂と編集を経て全4楽章の作品として復元され、ヴィリアーズ四重奏団によって2020年10月にストリーミング・コンサートで初演されました。このCDが初録音となります。若きディーリアスの野心的な作風が窺える音楽で、この作曲家のファンならば聴かずにいられないでしょう。19世紀後半から20世紀に活躍した女性作曲家のなかでも一際独創的な人物として評価されるエセル・スマイス。当時女性には閉鎖的であった英国音楽界に於いて名をあげると同時に、女性解放運動の旗手としても熱心に活動しました。この弦楽四重奏曲は1900年代初頭に第1楽章と第2楽章が書かれ、その後10年を経て第3楽章と終楽章が追加された熟考の作品。10年間の隔たりを感じせない統一感を持ち、彼女が愛したヴィオラが活躍する、若干の遊び心が加えられた大胆な作品です。 前半2楽章と後半2楽章が時を隔てて結ばれるという物語が伏線となっているアルバムです。(2022/10/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.574376 |