デンツァ, ルイジ(1846-1922)
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古き良き時代を感じさせる、楽しいサロン・オーケストラのひとときをお約束する素敵な一枚です。オーケストラといっても、ごく小人数の管・弦・打楽器にピアノとアコーディオンという編成で、絶対的な音の厚みは少なくても、編曲技術の上でも演奏の上でも、各楽器が名人芸を発揮しながら、八面六臂の活躍を見せるところに、魅力があるといえましょう。ヴァイオリンが大見得を切るカデンツァと、すすり泣くようなポルタメントを聴かせ、ピアノがアルペジオの飛沫を飛ばし、容赦無くセンチメンタルに迫る「黒い瞳」、掛け声も入って能天気にノリノリの「フニクリ・フニクラ」など、楽しいナンバーが目白押しです。(2002/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555344 |
(2009/09/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.578003-04 |
ベニアミーノ・ジーリ(1890-1957)の第3集は、アコースティック録音の末期にあたる1923年から25年にアメリカのヴィクター(RCA)に遺された録音を集めたものです。当時ジーリは、カルーソーに代わる新世代のプリモ・ウォーモとして、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場で非常な人気を集めていました。この時代のジーリはオペラではまだ軽めの役柄に専念していたため、ここにもそうした声種の歌が収められています。さらに〈フニクリ・フニクラ〉など、いわゆるナポリ民謡が数多く録音されているのも、この第3集の魅力となっています。(山崎浩太郎)(2004/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110264 |
40代半ばを過ぎたジーリは、生来の柔らかい歌い口に加え、力強さと円熟した充実感も増し、まさしく黄金の声を響かせていました。このCDではカンツォーネなどのポピュラー名曲を多く収録、当時圧倒的な人気だったジーリがいかにイタリア国民を熱狂させていたかを改めて思い起こさせてくれます。また「ジョヴィネッツァ」と「ローマへの讃歌」というファシスト党に利用された歌もジーリ人気を当てこんだもの、大戦前夜の空気を今に伝える貴重な時代の証言でもあります。(2005/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110270 |
美声であることはいうまでもなく、ジーリを長きに渡りテノールの第一人者としての位置におかしめたのは、表現力の豊かさでした。トラック2「我が思いあおる火よ」のマルチェルロで聴かせる切ないまでの「影」の表現、ドニゼッティの繊細さ、トラック8「だれも寝てはならぬ」のプッチーニでは圧巻たる英雄性と、ジーリ節は変わらずともその幅広い歌唱表現は、今なお現役で活躍する歌手達を凌駕すると言っても過言ではないでしょう。このCDは、戦後彼が復帰してから収録されたオペラ・アリアが中心となっていますが録音状態も良く、なお光彩を失っていなかった彼の偉大な足跡を味わうことが出来ます。(2006/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111103 |