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フィンク, ハインリヒ(1444-1527)

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    がちょうの本 - 中世ドイツの聖歌(アンク)

    がちょうの合唱隊を狼が指揮する、という彩飾にちなんで名づけられた「がちょうの本」は、中世都市ニュルンベルクにおける、宗教改革前のミサの典礼の記録として唯一のもの。多くは初録音で記録的価値だけでも絶大、という謂われをさておいても、純粋に聖歌を楽しめるアルバムです。男声ユニゾン、童声ユニゾンのみならず、両者が合体して歌うものもあり。ハンガリーの聖歌隊スコラ・フンガリカによる、暖かみのある素朴な歌唱が、静かな感動を誘います。その合間にオルガンが響きわたり(実に良い音で録れてます!)、最後は教会の鐘の音で締め括る。こういう聖歌もいいものです。(2005/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557412

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    芸術と音楽:リーメンシュナイダー - その時代の音楽

    (1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.558145

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    古楽の栄光

    ナクソスのCDには「音楽史」物が多いようだけど何故だろう、作曲者名もわけわからないし、曲もひとつも聞いたことない・・・こういう方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。ならばまずこの一枚をお聞きください。古い舞曲、結構いいノリ。たまらない異国情緒。時代を超えて訴える人間感情。バッハより古い時代の音楽の人間らしさに気づいていただけることでしょう。またバラエティに富んだ感触を与えてくれることもおわかりいただけるでしょう。こんな古楽がナクソスにはてんこ盛り、既に好評を得ているCDのハイライト盤です。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554064

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    中世ドイツの大彫刻家ティルマン・リーメンシュナイダーの時代の音楽

    アルバムのタイトルのリーメンシュナイダーは、ゴシック期を代表するドイツの彫刻家。死後、一度は忘れ去られましたが、19世紀に復活。今や、例えばロマンチック街道巡りでは欠かせないものになるなど、その作品は現代人を魅了しています。当盤は、彼が生きた時代の最良の作曲家たちを中心に、まだ素朴さが残る数々の歌を厳選し、当時の楽器のコピーと男性歌手で再現します。踊りの音楽から、酒や愛の歌など内容は多岐にわたります。かの有名な、イザーク作曲「インスブルックよ、さようなら」も収録。聴き手を中世ドイツの世界に誘います。(2005/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557138

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    徳と悪徳 - ルターの時代のドイツ音楽(アンサンブル・ヴィラネッラ/ベリエル)

    宗教的内容を含まない歌詞による愉快な歌曲の数々と器楽曲の持つ趣は一般的に思われているバロック音楽のイメージを少なからず変えさせるものとなるだろう。ここに収められた器楽曲での様々なルネサンス楽器も音色も新鮮に響く。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553352

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    フィンク:宗教作品集(ジョスカン・カペラ/ブリューザー)

    15世紀から16世紀にかけて、ポーランドのワルシャワ王国宮廷楽団員を務め、後に楽長に昇進したとされるドイツ生まれの作曲家、ハインリヒ・フィンク(1444/45-1527)の宗教作品集。彼の出生については、あまり分かっていませんが、作品に関しては、彼の甥の息子であるヘルマン・フィンクが出版した「Practica Musica」をはじめとした様々な曲集に掲載されており、その足跡を辿ることが可能です。1480年代からその名声が知れ渡り、前述の通りポーランドで活躍、一旦はハンガリーの宮廷で職を得るも、またポーランドに戻り、1509年、ヴュルテンベルクのウルリク伯の誘いでシュトゥットガルトに赴くまでこの地で活動を行います。シュトゥットガルトでも宮廷楽長を務め、ウルリク伯から高額な年俸を受け取ったとされています。このアンサンブルは1514年に解散され、その後はウィーンに移り、亡くなるまでこの地で活動していました。フィンクは数多くの声楽曲を残しましたが、このアルバムでは「聖母マリアの被昇天のための素晴らしきミサ」を中心に、2曲のモテットとマニフィカート、そして2曲の世俗歌曲を聴くことができます。世俗歌曲では彼の知られざる側面を知ることができるでしょう。(2016/11/23 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:555066-2

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    ルネッサンスの精神(ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス)

    出版社の登場によって急速に音楽が多様化した時代、ジョスカン・デ・プレからハスラーまでの16世紀音楽をCPOの看板古楽演奏団体ヴェーザー・ルネサンスが概観する企画物。現代の耳には珍奇に響くほど素朴な音色の管楽器の合奏、アカペラの宗教的合唱曲、楽器と声が合体した世俗的歌曲など。一聴しただけでは言うほど多様な印象は与えられないので、反復鑑賞でこれらの音楽の系譜が理解できれば、音楽史の免許皆伝と言えましょう。マニア向け。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:999294-2

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    ルネッサンス期ドイツの宗教と世俗音楽集(チャラメッラ)

    15世紀から16世紀頃のドイツでよく知られた旋律を集めた一枚で、聖歌、民衆歌、クリスマスの歌、舞曲と、内容は多彩です。特に人気のあった旋律であるデュファイ「もしも顔が青いなら」を含むなど、古楽ファンには興味深い選曲。イザークのミサ曲の断片など、指揮者の研究成果であり、資料的にも貴重です。素朴で心暖まるナンバーが多く、特にソプラノ歌手が加わる曲の美しさは特筆もの。演奏団体はアメリカの古楽グループで、ショーム、リコーダー、バグパイプなど多彩な楽器を扱い、今日風の即興の要素も取り入れて演奏します。(2006/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557627