フォルクレ, アントワーヌ(1672-1745)
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18世紀後半までの鍵盤楽器作品と言えば、ほとんどがチェンバロのために書かれています。姿はピアノとよく似ていますが、音を出す仕組みが異なっており(ピアノのように弦を叩くのではなく、弦をはじいて音を出す)、フレージングの微妙なニュアンスは演奏者のタッチによって左右される繊細な楽器です。ピアノの普及に伴い一度は廃れてしまいましたが、20世紀になって、古楽演奏自体に注目が集まったことや、コンサートホールでも音が響くように楽器が改良され、プーランクら何人かの作曲家が作品を書いたこともあり、現在では楽器の魅力が幅広く定着しています。(2020/02/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.578184 |
古楽ファンの方はもちろん、バッハ以前の(特に鍵盤)音楽はちょっと・・・といった向きの方にも是非オススメしたいのが、このフォルクレのクラブサン組曲集です。実はこの曲集、アントニオ・フォルクレの息子、ジャン=バプティスト・フォルクレが、優れたヴィオール奏者であった父親のヴィオール作品を、クラブサン用として編曲したものを出版した、というものですが、中低音というヴィオールの音域をそのまま活かしているのが大成功で、この楽器の持つ豊穣な響きが、存分に楽しめるものとなっています。さらに華やかな和声の妙や、編曲作品とは思えない鍵盤技巧の豪華さも加わり、聴き応えは満点です!(2003/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553717 |
【ヴィオール新世代の旗手が贈る、フランス・バロックとワールド・ミュージックの幻想的な出会い】1982年に生まれ、バーゼルでパオロ・パンドルフォ、ブリュッセルでフィリップ・ピエルロに師事し、ヴィオール合奏のハトホル・コンソートを主宰するロミーナ・リシュカによる、たいへん興味深い企画盤。祈りを通じて自らと向き合うことをテーマに、マレを中心としたヴィオール作品とアラブとインドの音楽を掛け合わせ、摩訶不思議な効果を生んでいます。チュニジア出身でブリュッセルを中心に活躍するアラブ音楽のヴォーカリスト、ガリア・ベナリを迎え、リシュカ自らもインドの古典音楽ドゥルパドのヴォーカルも披露。ヴァンサン・ノワレと共に、オリジナル曲はもちろん、全ての収録作品に独自の解釈を加え、マレやフォルクレにエスニックなヴォーカルが重なるなど、異文化がたいへん幻想的に融合しています。(2020/08/14 発売)
レーベル名 | :Fuga Libera |
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カタログ番号 | :FUG763 |
17世紀、フランス・バロックにおける「ヴィオールの2大ヴィルトゥオーゾ」と呼ばれたマレとフォルクレの作品集。ともにルイ14世の宮廷で活躍しながら、マレは穏やかで優雅な作風から“天使的”、フォルクレは激しさと暴力的な性格で“悪魔的”と言われた対照的な存在でした。またマレの作品は、師匠サント・コロンブとの愛と葛藤を描いた1990年代はじめの映画『めぐり逢う朝』で一躍有名になったことでも知られています。演奏は、ポーランド出身のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者、ユリア・カルペータ。華奢で可憐な雰囲気のルックスからは想像できない、芯の強い、落ち着いたトーンの演奏を聴かせます。ポーランド西部のヴロツワフの音楽院で学び、ソリストとしてだけではなく、同じくガンバ奏者であり本作にも参加している夫、クジストフ・カルペータとガンバ・デュオを組むほか、トリオなどでも活動し、多数の古楽系音楽祭に出演。アルバムには、それぞれ性格の違うマレのヴィオール作品集3巻からの抜粋と、フォルクレの3つの印象的なまるで絵画を思わせるタイトルを持つ小品が収録されています。 (2020/01/17 発売)
レーベル名 | :CD Accord |
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カタログ番号 | :CDAccordACD259 |