フランク, セザール(1822-1890)
Search results:102 件 見つかりました。
ここに収録された2曲の室内楽作品はフランクの晩年に書かれたもので、その緻密な構成と激渋さは、あの交響曲すら凌駕するものであり、室内楽の新しい時代を予見させるものでもあります。サン=サーンスに献呈されたピアノ五重奏の重苦しい響きはオルガン奏者としてのフランク(1822-1890)の特徴がよく顕れているものでしょう。ポルトガル生まれの名手ピッツァーロの輝かしいピアノの音色が華を添えます。また弦楽四重奏での堅固で格調高い音楽も、まさに「通向け」です。(2008/10/22 発売)
レーベル名 | :Phoenix Edition |
---|---|
カタログ番号 | :Phoenix142 |
フランクという作曲家は、大器晩成の見本のような人物で、68年の生涯のラストの約10年に傑作を集中生産します。ピアノ五重奏曲もその時期の作品で、同じメロディーを全曲に渡って使う「循環形式」というフランク得意の手法で書かれています。ショーソンは、フランクを師と仰ぎ、手法などの点で影響を受けつつも独自の繊細な世界を描きました。弦楽四重奏曲は彼の謎の事故死(自宅の門柱に自転車でぶつかって死んでいた)によって未完成となった作品で、厳格さと叙情性の気高き融合が深く静かに胸を打ちます。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.553645 |
20世紀を代表するポーランドのピアニスト、イグナツ・フリードマン(1882-1948)は、卓越した技巧と解釈で「類い稀なるショパン演奏家」として評価されています。また彼は、同時代の音楽家の例に漏れず、素晴らしい作曲家、編曲家でもありました。彼は自身のコンサートで演奏するために、過去の大作曲家たちの作品を魅力的に改編し、時には超絶技巧を加えて華麗な演奏会用ピースに仕立て上げたのです。このアルバムでは、そんなフリードマンの編曲によるバロック期の作品から、同時期の作品までを収録(うち3曲は世界初録音)、フリードマンの曲に寄せる愛着も理解できる興味深い1枚となっています。グラミー賞受賞、超絶技巧ピアノ曲を得意とするアメリカのピアニスト、ヨーゼフ・バノヴェッツ(NAXOSレーベルでもお馴染み)の演奏で。(2016/08/26 発売)
レーベル名 | :Grand Piano |
---|---|
カタログ番号 | :GP712 |
好評シリーズ、ブリタニックのオルガン第4集です。一度は海に沈んだオルガンを引き揚げ再生を施し、現在また音を鳴らすこと。そして更には、ロールに保存してある過去の演奏家たちの実演を再現するということ。この2つの歴史的偉業は他のどんな楽器でもなかなかできるものではありません。今回はフランスのオルガニスト&作曲家ウジェーヌ・ジグーの作品と演奏を中心に収録。彼はサン=サーンスに学んだパリッ子で、聖オギュスタン教会のオルガニストとして62年もの長い間活躍した人です。ボルドー生まれのジョセフ・ボネも同じく優れたルガニストですが、33歳の時にアメリカに移住、数多くのコンサートを開き絶賛され、1921年にはイーストマン音楽学校にオルガン学科を創設、一度はフランスに戻るものの、戦争に追われ結局は北米に移住。アメリカでのオルガン音楽の普及に努めています。この2人の演奏が時を越えて今、感動的に蘇ったのです。(2012/12/19 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
---|---|
カタログ番号 | :OC843 |
スイスは、ドイツ、フランス、イタリア、オーストリア、リヒテンシュタインに囲まれた内陸に位置する国であり、多くの国際機関の本部が置かれることでも知られる「多言語国家」です。当然、様々な国の文化の影響を受けていますし、永世中立国であるが故に多くの文化的な遺産や教会を有し、歴史的価値のあるオルガンも数多く存在しています。そんな楽器をスイスのオルガニストだちは演奏してきました。また時計などの精密機器の工場でも知られる国であり、ブリタニック・オルガンが所蔵される「児童演奏楽器博物館」もスイスにあるのです。そんなスイスのオルガニストたちが遺したヴェルテのロールを所縁の地で復元したのがこのアルバムです。時を超えて蘇る響きをお楽しみください。(2014/02/05 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
---|---|
カタログ番号 | :OC846 |
数々の名演と類稀な発想力で時代をリードしてきた、日本を代表するアーティスト=フルーティスト上野星矢渾身のニューアルバム。「レコード芸術特選盤」の1st・2ndに始まり、一転直近4th・5thではつづけて無伴奏だったが、本作6thは久しぶりにピアニスト(岡田奏)を迎えて放つ。この盤の巨大さは、プロコフィエフ、フランクライネッケ、という、フルート奏者にとってどれ1つをとっても主役級の3つのソナタを1枚に凝縮してしまった点にある。最強のフルート・アルバムとして、今後聴き継がれるであろう傑作に仕上がっている。(2022/01/21 発売)
レーベル名 | :Laplace Records |
---|---|
カタログ番号 | :LPDCD108 |
ジュリアード音楽院を卒業後、19歳でアンネ=ゾフィー・ムターやソル・ガベッタも受賞した「Europaischer Forderpreis fur junge Kunstler」を獲得、一躍注目を浴び、現在はチェリスト、作曲家として活躍するイザベル・ゲーヴァイラーと、スイスのピアニスト、フィオナ・ヘンガルトナーが奏でるチェロ作品集。フランスとスイス系の作曲家の作品が選ばれており、民族色の強い「ユダヤ人の生活」、フォーレの歌曲の編曲や有名なシシリエンヌ、堂々たるフランクのソナタの他、ロマンティックな小品が並べられています。ゲーヴァイラーは深みのある低音と張りのある高音を使い分け、作品の持つ魅力を描きだします。(2024/03/29 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
---|---|
カタログ番号 | :SM449 |