ヒセリン, ヨハネス(1455-1507)
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プレクトラムリュート=中世リュートのデュオは、15世紀後半の西ヨーロッパで活躍していた楽器奏者たちにとって最も人気の高いアンサンブルの一つでした。このアルバムは、そんな名手の一人で、当時「世界一のリュート奏者」と評されたフェラーレのピエトロ・ダル・キタリーノ(1417-1497頃)にインスパイアされた1枚。残念ながら彼が仲間たちと演奏した音楽の記譜はほとんど残っていませんが、長年に渡って中世の音楽に命を吹き込んでいるマルク・レヴォンとパウル・キーファーが研究を重ね、ティンクトリスやアグリコラなど、キタリーノたちが演奏したであろうレパートリーを丁寧に再現しています。ほとんどの曲は歌を伴いますが、中には器楽だけのものもあり、15世紀のリュート音楽の多彩なアレンジを知ることができます。味わい深い歌を披露するグレース・ニューコムは、主として中世作品を演奏する“アンサンブル・ルモルム”の創設者兼ディレクターとしても活躍しています。(2020/02/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573854 |
現在ブルゴーニュに工房を持ち、世界中でその楽器が愛用されるリュート製作者、マーティン・シェパードによる初めてのソロ・アルバム。16世紀前半ドイツとイタリアの、あまり知られていない作品を多く収めています。宗教曲世俗曲問わず多声音楽により親しく接することが出来るよう、当時身近なリュートに編曲されたもの、その主題を元に発展させたもの、その影響を受けたものなどを聴くことができ、この時代の音楽の広がりがよくわかる選曲となっています。(2023/10/27 発売)
レーベル名 | :FS Records |
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カタログ番号 | :FSR181 |
この素朴で洗練されていない歌声、チャルメラみたいな笛の音色、民衆の息吹を伝える太鼓、中世の街って、いろんな音楽が鳴り響いたんだなあ。正確な国籍は不明のスザートという人物は、15世紀半ば頃に発明された「印刷」を16世紀半ばから始め、フランドル地方の音楽の楽譜を紙で残したのです。彼はアントワープに拠点を定め、そこで編集されたのが有名な「音楽帳」で、55曲のオランダ語の歌が収められています。印刷されることで、これらの作品は、文化的に徐々に目覚めつつあった中流階層に浸透していったのでしょう。中世文化の一断面を探る、興味深い一枚です。(2000/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.554425 |
バーガンディ=ブルゴーニュ。色の名前としてもおなじみであり、またワインの産地としても世界的に有名なこのフランス東部の地域は、温暖な気候と恵まれた自然条件を持つ、耕作に適した土地として知られてます。中世初期にゲルマン人の一派ブルグント族に支配されたため、この名前がありますが、16世紀に男系が絶え、ヴァロア朝フランスに併合されました。このアルバムは14世紀から16世紀にこの土地で流行した音楽を収録。即興的なスタイルと甘いメロディが交錯する楽しい音楽で、時に騒々しく、また説得力に富んだ響きが魅力的です。(2013/03/20 発売)
レーベル名 | :Yarlung Records |
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カタログ番号 | :YAR05785 |