ヴァスクス, ペトリス(1946-)
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交響曲、協奏曲、合唱曲などの分野で近年注目を集めるラトヴィアの現代作曲家ヴァスクス。初期の頃は前衛的な作風でしたが、最近はラトヴィア民謡を効果的に採り入れた旋律的な作品を発表しています。このアルバムには1985年に書かれた幾分前衛的な「エピソードと終わりなき歌」を中心に、21世紀になってからの2つの作品が収録されています。「Plainscapes 平原の情景」は2002年にウィーンで初演されたヴァイオリン、チェロ、合唱のための曲を、ピアノ三重奏曲へと編曲したもの。草原を吹き抜ける風の音がヴァイオリンで奏されるという原曲が、更に静謐な作品へと置き替えられています。「孤独な天使」は美しいヴァイオリン・ソロと弦楽合奏伴奏版が知られていますが、ピアノ三重奏版では凝縮した響きが楽しめます。ラトヴィア国内で活躍する三人の奏者による“トリオ・パラディオ”の演奏でお楽しみください。(2020/02/21 発売)
レーベル名 | :Ondine |
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カタログ番号 | :ODE1343-2 |
現代ラトビアの作曲家、ペトリス・ヴァスクス。彼の作品は、時として底抜けの明るさと焼け付くような表現力を持つ特異なものですが、それは彼の関心が、自然の賛美や生命の美しさ、そしてこれらを脅かす生態系の破壊にあり、音楽を創る時に常にそれらを念頭に置き、これらにラトビアの民謡を織り込みながら、切々とつづっていくとこにあるからでしょう。このフルーティスト、マイケル・ファウストのために書かれた「フルート協奏曲」もそんな作品で、第2楽章の冒頭のような抒情的なパッセージを突如切り裂く攻撃的なリズムなど、多くの事を語りかけてくる骨太の音楽に仕上がっています。2009年にセミヨン・ビシュコフとファウストによって初演されましたが、その2年儀に改訂され、より表現力を持つ音楽への変貌した作品です。かたや「ソナタ」は巧みに書かれた抒情的な作品です。無伴奏の「鳥のいる風景」も風景が見えてくる作品です。(2013/11/20 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572634 |
【世界の合唱曲集最終巻は、独特の美しさを持つバルト三国の作品】大好評のシリーズもいよいよ最終巻となりました。バルト海に沿った3つの国、リトアニア、ラトヴィア、エストニアの合唱作品集。ペルトを筆頭に、トルミスやヴァスクスなど、張り詰めた緊張と美しさを湛えた静寂を特徴とする作風と、高い合唱技術という独特の音楽文化から生まれた作品群は、世界中で絶大な人気を誇ります。それだけに、演奏者たちに求められる技術は非常に高度なもの。2020年の夏に首席指揮者の地位を退くマーカス・クリードと、17年間に及んで彼が育てた南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブルの秀でた技術と表現力が存分に生かされたアルバムです。(2020/06/19 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19087CD |
北欧とバルト諸国の現代作曲家たちによる、北欧の自然風景、神話、伝説、民謡からインスパイアされた作品を集めた1枚。シェルクシュニューテの「ファンタジア」を除き、どれも21世紀になってから書かれたものであり、時には特殊奏法までもが用いられた多彩な作品を楽しむことができます。演奏はリトアニアのピアニスト、イェヴァ・ヨコバヴィチューテ。五嶋みどりとの共演で日本でも知られる名手です。強靭なタッチから紡ぎ出されるきらめくような美しい音色が魅力的な演奏です。(2021/11/12 発売)
レーベル名 | :Sono Luminus |
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カタログ番号 | :DSL-92251 |
確かに、このアルバムに収録されている作品のほとんどは、メンデルスゾーンやブラームス、チャイコフスキーなどのロマン派時代の音楽に慣れている耳には奇異に響くかも知れません。これらは幾分実験的であり、時にはまるで独り言のようにしか聞こえないのですから。しかし、注意深く聞いてみると、この中にユーモアや楽しさが隠されていることに気が付くでしょう。バッハやシューマンの作品を交えながら、難解な曲をさりげなく織り込むことによって、「ほんの少しの好奇心を持つだけで越えることのできる壁」というものに気づかせてくれるジェームズ・オースティン・スミスのオーボエは、確かに様々な「DISTANCE」を取り除くものでもあるといえるのではないでしょうか。(2015/02/18 発売)
レーベル名 | :TwoPianists |
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カタログ番号 | :TP1039183 |