ドノスティア, ホセ・アントニオ(1886-1956)
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パリ音楽院のほかクレモナやロンドンでも学んだピアニスト、オーレル・マルタンが、故郷であるフランス領バスクの港町ゲタリーに思いを馳せて作ったアルバム。メインとなるのはバスク地方出身の大作曲家ラヴェルによるピアノ協奏曲で、ここではピアノと8人の奏者による小規模編成にアレンジされた版を使用しており、気心の知れた友人たちと息の合った演奏を聴かせます。そのほかバスクや海の印象を元にした、あるいは近い雰囲気を持つ有名無名の曲が集められた、たいへん美しいアルバム。ラストには、原曲の持つイメージを大胆にデフォルメして重いピアノ曲に生まれ変わった「ホテル・カリフォルニア」と、フランスのバンド、ラ・フェムの曲をほぼそのままピアノに置き換え中間部にサン=サーンスの「水族館」のフレーズを挿入した「Sur la planche(サーフボードの上で)」という、ロック作品を2曲収録しています。(2022/08/26 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA871 |
ホルディ・マソによる、知られざるスペイン・ピアノ音楽の旅の中でも、最もアピール力に富むのは本作といえるかもしれません。全21曲からなるバスクの前奏曲の素晴らしさにはたまげること間違いなしです! バスク地方の民族色の豊かな素材と、彼が学んだフランス印象派、さらにはロマン派ピアノ音楽の最上の部分が結びついた大傑作といえましょう。鄙びた味を損わない一方で、全体に甘い味付けがなされ、しかもピアニズムは洗練を極めているのですが、そのバランスの良さは驚異的です。訥々としたモンポウ流の独白系とはまた違った、適度に(ここが重要)華やいだムードがあり、ステージ上でも大いに映えることでしょう。(2004/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557228 |