ネズヴァル, ヴィーチェスラフ(1900-1958)
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【再評価が目覚ましいカプラーロヴァーの管弦楽作品群を母国の演奏家たちが力強く奏でる】チェコ生まれの女性作曲家ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァーは、音楽学校の校長を務める父と歌の教師であった母のもと、幼い頃から才能を発揮し、15歳でブルノ音楽院に入学。5年後の1935年に卒業作品として初のオーケストラ作品《ピアノ協奏曲ニ短調》を作曲しました。同じ時期にピアノのための「組曲」をオーケストレーションしたものが実質的に2番目の管弦楽作品(このアルバムにはオリジナルのピアノ曲も収録)。その後プラハ音楽院でヴィーチェスラフ・ノヴァークとヴァーツラフ・ターリヒに師事し、1937年には代表作のひとつ「軍隊風シンフォニエッタ」が完成。彼女自身の指揮するチェコ・フィルハーモニー管弦楽団が初演し、国際的な評価を得ました。同年、フランスから奨学金を得てパリのエコールノルマル音楽院に留学。この頃に歌曲「別れとハンカチ」が作曲されています。パリではシャルル・ミュンシュとナディア・ブーランジェのクラスで学び、ボフスラフ・マルティヌーからも指導を受けています。その後、1940年4月に結婚しましたが、2か月も経たないうちに病を得て25歳の若さでこの世を去りました。短い生涯に残した作品は、21世紀になって国際的に再評価が進んでいます。レーベルによればこのアルバムは彼女が完成させた管弦楽作品をすべて収録しており、後期ロマン派風の疾風怒濤を思わせる冒頭が印象的なピアノ協奏曲からモダニズムの影響が明らかなパルティータまで、時代の空気を移した作風の変遷が見て取れます。(2024/06/14 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555568-2 |
作品の量の多さもあって、その全貌を把握するのは容易ではないマルティヌー。しかしその作品を知った人は、他には無い個性に魅了されている筈。ナクソスは、歌曲という、殆どその魅力を知られていないジャンルにおけるマルティヌーをご紹介します。世界初録音も多数となる当盤の収録曲は、本当にこれが初録音なのと疑いたくなるほどの佳曲が揃います。詩もフランス語なら音楽もフランス近代風の曲もあれば、「子猫」などを代表とする可愛いとしか形容の言葉がない曲も。そして最後の歌劇「聖母マリアの奇跡」からの抜粋の音楽の深さは圧倒的。このマルティヌーの小宇宙は、多くの聴き手を驚かせることでしょう。(2005/11/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557494 |
生涯に数多くの作品を残したマルティヌー。彼はインタビューの中で「作曲していない時には、歌曲を書いていた」と語っていました。ここでの「作曲」というのは大規模で複雑なオーケストラ作品を書くことであり、歌曲を書くことは彼にとっての休息であったようです。そのせいか、七割以上はチェコ語で書かれた「個人的独白」である膨大な数の歌曲は「重要でない」という理由で、マルティヌーの死後何年間も無視されていました。しかし、フロチョーヴァ(ワリンゲローヴァから改名)とコウクルは、全曲演奏すると6時間を超えるマルティヌーの全ての歌曲に挑み、7年間で全曲録音を完成(このアルバムが完結編となります)。2人の素晴らしい演奏も功を奏し、これらの歌曲がようやく見直され始めています。(2018/03/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573823 |