ミツキェヴィチ, アダム(1798-1855)
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ジェニー・トゥーレル(1900?-73)は1940年代からアメリカで活躍、その艶のあるメゾの歌声で聴衆を魅了しつづけた歌手です。白ロシアのヴィテブスクに生まれ、ロシア革命で出国ののちパリに学んで、33年から39年にはパリのオペラ・コミークの歌手として活動しました。37年にメトロポリタン歌劇場に《ミニョン》でデビュー、以後は第2次世界大戦の激化によってアメリカに活動の拠点を移しました。同時に、オペラからコンサートにその重点をしだいに変え、実演でもレコードでも高い人気を得ました。ここでは露仏の歌曲を中心に歌っています。(山崎浩太郎)(2003/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110735 |
ショパンはその生涯に、折りに触れて歌曲を書いていましたが、結局のところ出版することはありませんでした。理由はわかりませんが、もしかしたらこれらは彼の個人的心情の表れだったのではないでしょうか?ショパンの死後、友人のフォンタナが遺稿を整理し、16曲をまとめて作品74として出版します。その後、シュレジンガーがもう一曲追加し17曲としてまとまりました。このアルバムではその後に発見された2曲も歌われています。ピアノ曲とは違い、ほとんどが単純な有節歌曲で素朴なものですが、実に味わい深い音楽であることに間違いありません。このアルバムでは、ショパンの友人で才能ある女性作曲家ポーリーヌ・ヴィアルドがショパンのマズルカに歌詞をつけ「歌曲に設えた」作品も4曲歌われています。パシシュニク姉妹のチャーミングな演奏が知られざるショパンの姿を生き生きと伝えます。(2010/12/15 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572499 |
ピアニストとして、また政治家として功績を残したポーランドのイグナツィ・パデレフスキ。作曲家としても、有名な「パデレフスキのメヌエット」をはじめ、70曲を超えるオーケストラ作品やピアノ曲を遺し、いくつかの作品は「後期ロマン派から近代への橋渡し」として評価されています。このアルバムにはパデレフスキの歌曲を中心に収録。民謡の要素が用いられた初期の「4つの歌」から、作曲家としてのキャリアの終わり近くに書かれた、不協和音や半音階が多用された「12のメロディ」まで珍しい作品を聴くことができます。また、歌曲はどれも、現代ポーランドで活躍する作曲家・アレンジャー、マルシン・グミエラによってピアノ伴奏からオーケストラ伴奏に編曲を施されており、これは原曲の持つロマンティックな雰囲気が一層映える仕上がりになっています。アルバムの冒頭に置かれたオーケストラ曲「組曲ト長調」は瑞々しい旋律を持つ美しい作品。指揮者スモリー自身の編曲による「夜想曲」も憂愁に満ちた旋律が良く知られた作品です。(2021/09/10 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.579085 |
「すっかりロマン派の作風に回帰した」と言われるポーランドを代表する作曲家、ペンデレツキ(1933-)。多くの人はあの「ヒロシマ」の頃の鮮烈な音楽を知っているだけに、今の作風には違和感を覚えるのでしょう。しかし、今の彼の音楽がつまらないかと言われると、そんなことは全くありません。どの作品にも普遍の美しさが宿っているのです。この歌曲集は2010年のショパン生誕200周年の記念行事のために書かれたもので(初演の指揮はゲルギエフが担った)、作品としては「交響曲第8番」(8.570450)と同じ世界に属する夢幻的な響きを有しています。全体は大きく3部に分かれ、各々の曲にはロマン派と現代のポーランドの詩人の詩が用いられ、曲によって最もふさわしい声域で歌われるように工夫されています。切れ切れのショパンの音楽の残滓から、ほろ苦い郷愁を感じ取ることができるでしょうか。(2015/11/25 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573062 |
モニューシュコは19世紀を代表するポーランドの作曲家の一人。決してオペラを作曲しなかったショパンとは違い、彼はポーランド語を巧みに用いたオペラと声楽曲で知られており、なかでも伝承物語を題材にした《ハルカ》や《パリア》はポーランドの国民的作品として広く愛されています。このアルバムは、彼が書いた300曲ほどの歌劇、声楽曲の中から、美しい旋律を持つ合唱曲を集めたもの。可憐な有節歌曲から、壮大な叙事詩、オペラの中の合唱曲など様々な作品が収録されています。(2020/09/25 発売)
レーベル名 | :CD Accord |
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カタログ番号 | :CDAccordACD265 |
「ロシア五人組」の一人リムスキー=コルサコフは、1871年にサンクトペテルブルク音楽院の作曲と管弦楽法の教授に任命されました。その翌年にはやはり優れたピアニスト、作曲家ナジェージダ・プリゴリトと結婚、彼女とともに更に作曲技法の研鑽を積むこととなります。結婚前の1868年に、リムスキー=コルサコフは歌曲を1曲作ってナジェージダに献呈(Op.8-2)、その後も折に触れ、彼は歌曲を書き続けました。リムスキー=コルサコフ自身が「ロマンス」と読んだこれらの歌曲はあまり演奏される機会がなく、彼の作品の中でも地味な存在ではありますが、まとめて聴いてみると、美しい旋律に寄り添うピアノ伴奏が魅力的な、実に入念に仕上げられた作品であることが分かります。ロシア生まれのメゾ・ソプラノ、プルデンスカヤの美しいロシア語が耳に残ります。(2017/04/21 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777783-2 |