ウーラント, ヨハン・ルートヴィヒ(1787-1862)
Search results:51 件 見つかりました。
ドイツ系スコットランド人のメゾ・ソプラノ、カトリオーナ・モリソン。2017年のBBCカーディフ国際声楽コンクールを制し、既に世界中のコンサート・ホールやオペラ・ハウスで実績を積んでいる彼女にとって、こちらが初めてのソロ・アルバムとなります。彼女の重要なレパートリーである、抒情的な歌曲を残したドイツ・ロマン派の女性作曲家ヨゼフィーネ・ラングを軸に、その周りのシューマンやブラームス、若き日にライプツィヒで学んでいたグリーグなど同時代の作品を収録しています。モリソンの持つ、聴く者の心にすっと染みていくような美しく透明感のある歌声と、豊かながらもすっきりとした表現が、これらの歌曲の魅力を十二分に引き出しています。アルバムのタイトルは、ラングの「昨日と今日」歌いだしの一節からとられました。(2021/01/22 発売)
レーベル名 | :Linn Records |
---|---|
カタログ番号 | :CKD637 |
マインツで生まれ、その地で没したペーター・コルネリウス(1824-1874)。彼は作曲だけでなく詩作の才能にも恵まれており、数多く残された歌曲に用いられたのはほとんどが自作の詩であったことでも知られています。しかしながらこの第3集には、友人や同時代の詩人たちの詩を用いた、様々な面持ちの歌曲たちが収録されています。これまでほとんど顧みられたことのない二重唱も聴きものです。微笑とユーモアを持つエミール・クーの詩や、格調高いアイヒェンドルフの詩など、その響きにも耳を傾けたいところです。彼の作品の特徴は、どんなに深い悲しみに打ちひしがれていたとしても、またどんなに喜びに胸がときめいていたとしても、決して自分を見失うことのない、程よい節度が感じられるところにあるのではないでしょうか?これらの作品、どうぞじっくりと味わってみてください。(2014/02/19 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.572558 |
シュレーゲル(1772-1829)やリュッケルト(1788-1866)などのロマン派の詩人たちの詩に付けられたシューベルトの珠玉のメロディ集。それまでハイネやゲーテに傾倒していたシューベルトが、ドイツ・ロマン派の大詩人シュレーゲルの詩と出会い"夕映え"や"蝶々"などに美しいメロディをつけたのは1818年頃からです。そして彼はリュッケルトやクロプシュトックなどの詩も含め1820年までに350もの歌曲を書きました。1825年にシューベルトとシュレーゲルは実際に邂逅しましたが、その時に2人の大芸術家がどんな会話をかわしたのかは残念なことに記録に残っていませんが、さぞかし刺激的なひとときだったことでしょう。(2007/11/14 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.554797 |
「歌曲は私にとっては時代を超越したものです。歌曲というものは、ほんの少しの材料で作曲家たちの全ての本質を表現しているのです。《ダニエル・ベーレ》」ハンブルクで生まれた若きテノール、ダニエル・ベーレはすでに全世界の劇場で高く評価されているオペラ歌手です。しかし、彼が最初の録音として選んだ曲は、5人の作曲家によるリートでした。彼は「リートには作曲家の本質が表れている」と語り、歌うことで、その思いを形にしようと努めます。時には語り、時には演じ、多様な表現でその世界を歌いあげます。シューベルト、ベートーヴェン、グリーグ、ブリテン、そして現代作曲家トロヤーンの作品はそれぞれ音楽語法は様々ですが、ベーレはそこに溢れる愛を見出し、的確な言葉で高らかに歌い上げています。今、最も注目される歌手の一人です。(2010/04/21 発売)
レーベル名 | :Phoenix Edition |
---|---|
カタログ番号 | :Phoenix154 |
【ニグルとパシチェンコの共演によるバラード・アルバム】バロックや現代のオペラで活躍するバリトン歌手ニグルと、歴史的な楽器での演奏を中心に世界的に活躍するピアニスト、パシチェンコの共演によるアルバム第2弾。演奏に15分もかかるシューベルトの「すみれ」ほか、物語性の高いバラードを集めたアルバムです。ニグルの歌唱はやさしく語り掛けるような表現がたいへん印象的ですが、時折聴かせるドラマティックな高揚や、品の良いユーモアも大変魅力的。寄り添うようなパシチェンコのピアノも素晴らしく、一部ではグラーフの楽器が装備するヤニチャーレン・ペダル(トルコ風の打楽器が鳴るペダル)や、特殊なストップによる音色の変化も楽しむことが出来ます。ジャケットは前作(ALPHA646)に続き作曲家パスカル・デュサパンによる写真。(2023/05/12 発売)
レーベル名 | :Alpha |
---|---|
カタログ番号 | :ALPHA934 |
【クリンメルが物語る、シューベルトとレーヴェの傑作リートの世界】情熱、孤独、郷愁、世界の苦しみ、飛翔、死――これらはロマン主義の典型的なテーマです。コンスタンティン・クリンメルは、彼の最初のリサイタル・アルバム『Saga』(ALPHA549)でこの感傷の時代を特徴づける作品をすでに探求していましたが、今回はこの世界にさらに深く分け入ります。「私は物語を語るのがとても好きです。子供の頃から、古い伝説や物語を聞くのが好きでした」と語るクリンメルはピアニストのアミエル・ブシャケヴィッチと共に、これらの偉大なテーマを具現化するフランツ・シューベルトとカール・レーヴェの歌曲を対比させました。2人の作曲家はどちらもリートの巨匠でありながら、シューベルトは31歳にして亡くなり、レーヴェは72歳まで生きるという対照的な人生を送っています。2019年の「ヘルムート・ドイチュ賞」受賞など既に第一級の表現者として認められており、秀でたストーリーテラーでもあるクリンメルの魅力が、大いに発揮されたアルバムです。(2024/07/05 発売)
レーベル名 | :Alpha |
---|---|
カタログ番号 | :ALPHA1088 |
エジソン、ポリドールで録音されたシリーズに続くこのシューマンの歌曲集は、1930年代~彼女がナチから逃れてアメリカに移住した1938年までに収録されました。彼女が生涯失わなかったといえるリリカルで可憐な少女らしさをもった歌声は健在で、いずれの歌も過剰に重くなることなく、しかし雄弁に聴くものに語りかけてきます。トレードマークともいえる弱声の美しさはきわだっており、とりわけトラック17などで聴かれる、高音部へわずかにポルタメントをかけながら跳躍する際の絹糸のような声は類を見ないものです。SP盤では未発売であったブラームスのリートが収められているのも貴重です。(2006/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
---|---|
カタログ番号 | :8.111099 |