ウーラント, ヨハン・ルートヴィヒ(1787-1862)
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タイトルからは子供っぽさしか読み取れませんが、ピアノ曲集「子供のためのアルバム」と同様、「子供のための歌のアルバム」は、単に教育用と片付けることはできません。子供向けながらも、ゲーテやリュッケルトらを含む第一級の詩人たちの作品を選択。確かに単純な作品もありますが、詩と音楽との関係を追求し続けたシューマンならではの芸術性が息づいています。最後の「ミニョン」など、白眉と言えるでしょう。デュエットも含め、全曲が聴けるのは、ナクソスの全集録音だからこそ。シューマンの、いわゆる「歌曲の年」に作曲されたのが「リートと歌 第1集」は、短いながら単独で演奏される機会も多い「ジャスミンの茂み」を含みます。(2007/05/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557076 |
カイ・スティーフェルマンはケルン音楽大学で名歌手クルト・モルの元に学びました。その後はハンブルク州立歌劇場で「魔笛」のパパゲーノ、「メリー・ウィドウ」のダニロ、「ラ・ボエーム」のショナールを歌い好評を博しました。最近の彼はドイツオペラの重要な役を次々と習得、世界中の歌劇場でその美声と表現力を披露しています。このアルバムは、ドイツ伝統の「バラード(物語譚)」の名曲を歌い、その卓越した表現力を見せ付けています。1曲1曲が完結したストーリーを持つ難しい曲ばかりですが、彼の素晴らしい歌唱は確かな説得力を有しており、たとえドイツ語がわからなくとも充分に楽しむことができるはずです。(2015/12/23 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C3002 |
リヒャルト・シュトラウスの2つのメロドラマを収録した1枚。ここでの「メロドラマ」はピアノ伴奏付きの朗読のことで、歌ではありませんが情感豊かな語りは聴きごたえたっぷりです。「イノック・アーデン」はイギリスの詩人アルフレッド・テニスン卿の同名の詩を用いた作品。海辺の村に住む三人の子供が成長し、それぞれの進む道と恋物語、三角関係が描かれます。「海辺の城」はドイツの詩人ルートヴィヒ・ウーラントの詩を用いた作品。中世の要塞から戻ってきた旅人が描かれています。どちらの作品も海がモティーフになっており、ピアノは様々な海の姿を描き出すとともに、登場人物の心情を丹念に紡ぎ出していきます。このアルバムでは、英国の俳優&声優クリストファー・ケントが2作品を朗読。「海辺の城」はケント自身がドイツ語を英語に翻訳しています。彼は音楽家たちとのコラボレーションも多く、ここでピアノを演奏しているガマル・カーミスとは2016年から定期的に共演を行い好評を博しています。ブックレットにはケントとカーミスによる解説(英語)が掲載されており、2人の意気込みが伝わります。(2022/07/15 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD0651 |
2014年、リヒャルト・シュトラウスの生誕150周年を祝して、入念に準備された「ピアノ伴奏による歌曲全集」の登場です。
全てを監修したのは、往年の名メゾ・ソプラノ、ブリギッテ・ファスベンダー。彼女は舞台を退いてからも、後進の指導を積極的に行っていることで知られており、この全集でも現在最高のシュトラウス歌手13人を結集し、歌唱についてのアドヴァイスを与えることで、ここに最高の「全集」が完成したのです。
これまで全集としてリリースされていたアルバムは(後に新発見の2つの歌曲…子ども時代より:CD1-20、秋の夕暮れ TrV 226:CD1-19が追加され、現在は全集とは銘打っていません)、2人の歌手が歌い分けていただけであり、今回のような細かいニュアンスの違いには対応していないこともあり、この全集における「歌唱法からドイツ語の発音、そして作曲年代によるスタイルの違い」までが丁寧に考慮され、もちろん各歌曲にふさわしい声質も選択されるというコンセプトは聞き手にとっても魅力的なものであることは間違いありません。
各々の曲は、概ね作曲年代順に並べられ、母親の助けを借りて仕上げたであろう6歳の時の「クリスマスの歌」から、84歳の時に名歌手マリア・イェリッツァのために書かれた「あおい」(実質上、彼の最後の作品)まで、「歌曲」というものに彩られたリヒャルト・シュトラウスの生涯をじっくり辿ってみませんか。(2014/06/25 発売)
レーベル名 | :TwoPianists |
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カタログ番号 | :TP1039312 |
スイス出身の作曲家たちの知られざる歌曲を集めた1枚。選ばれたのはどれも各々の作曲家たちの初期作品であり、なかでもショイブレの「7つの冬の歌」は、チューリヒ中央図書館に所蔵されていた、彼の弟エリックの手による写譜を用いた世界初録音となるものです。他の作品もほとんど耳にする機会のない珍しいものばかり。歌っているのは、2019/20年のシーズンからチューリヒ歌劇場のインターナショナル・オペラ・スタジオのメンバーとなったばかりの若きテノール、ルカ・ベルナルド。伸びやかな声が持ち味です。(2021/03/19 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM341 |
私達が自分たちの内面に目を向ける時、意識と無意識、両方の言葉と出会います。心の中の、ほの暗い空間は、ヴィジョンや夢が溢れ、魂のワークショップであるかのようです。自分自身の内面の真実をつきとめる旅は、誰をも、混乱と間違いの道を歩ませますが、最終的には、「人間の存在」が残り、それはすなわち、普遍的なエネルギーである「愛」なのです。「Dimensions」シリーズの第3作目となる本作では、ウィーン国立歌劇場での個性的な「ルル」で有名な、世界で活躍中の実力派ソプラノのマリス・ペーターゼンが、声楽伴奏の名手、シュテファン・マティアス・レーデマンのピアノと、特別ゲストに、東欧にルーツをもち、ニューヨークで活躍するヴァイオリンのグレゴール・ヒューブナーを迎え、シューベルト、ブラームス、ヴォルフ、リスト、R.シュトラウスにワーグナーから、マックス・レーガー、ハンス・ゾマー、フォーレ、デュパルク、アーンなど多岐にわたる作曲家の、インナーワールドへの音楽の旅に誘います。(2019/11/08 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
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カタログ番号 | :SM316 |