ローター, エルンスト(1890-1974)
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一度は忘れられかけたコルンゴルトの音楽は、1990年代頃から人気が再燃し、この30年ほどで揺るぎない人気を獲得しました。後期ロマン派の終焉を飾る若き時代の作品から、ハリウッドの映画音楽の礎を築いた円熟期の作品まで、現在では多くの作品があまねく演奏され、その美しい音楽は広く愛されています。この4枚組は、ドイツの指揮者カスパール・リヒターがリンツ・ブルックナー管弦楽団を指揮し、1990年代から2000年代初頭にかけて、ASVレーベルに録音した一連の作品を復刻したもの。カスパール・リヒターは1944年に生まれ、ハンブルク音楽大学在学中に、現代音楽を演奏するためにハンブルク室内オペラを設立するなど、近現代の音楽とオペラのジャンルで素晴らしい功績をあげてきました。とりわけコルンゴルトの作品を得意としており、これらの演奏は、「コルンゴルト・ルネッサンス」の先駆けとなったものの一つ。あまり耳にすることのないレパートリーが数多く含まれた貴重な演奏です。(2020/04/10 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C7350 |
類い稀なるオペラ作曲家として知られた、ウィーンの作曲家コルンゴルト(1897-1957)にとっては「歌曲」を創作することも大切な仕事でした。もちろん生涯における様々な時期…初期から後期まで…に渡って、その折々の感情を歌として表現することで、単なる「映画音楽の作曲家」としてだけでなく、ウィーンの作曲家であることを強く主張していたのです。彼が最後に書いた歌曲は、1948年に構想された「ウィーンへのソネット」で、これは戦後の廃墟に立った彼が、生涯愛して止まなかったウィーンへのオマージュとして書いたものであり、決して満たされることのなかった彼の思いが結実したものです。また他には、わずか7歳の時に書いた初期の作品「子供とすみれ」などの初録音作品も含まれています。コルンゴルトをもっと深く知りたい人にオススメしたい2枚組です。(2015/11/25 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5252 |
ドイツ出身のメゾ・ソプラノ、ミヒャエラ・シュスター。2008年にロイヤル・オペラで《サロメ》のヘロディアス役でデビュー。以降、幅広い役柄に挑戦し、いずれも表情豊かな歌唱で高く評価され、2016年にはウィーン国立歌劇場の来日公演にも帯同、この時は「ヴァルキューレ」のフリッカ役を歌い喝采を浴びました。このコルンゴルトの歌曲集「Unverganglichkeit=不滅なるもの」からタイトルを得たアルバムは、永遠の憧れと普遍性をテーマにしたもので、全て後期ロマン派の作曲家たちによる曲は各々の標題に沿って選ばれ、丁寧に歌われています。マーラーやレーガーの微笑ましい曲や、ヴァイルのひねりの効いた曲、中心となるコルンゴルトの曲など聴き応えのある1枚です。(2017/12/22 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1881 |
【フランス語圏の最前線を担う才人歌手たちが聴かせる豊かな歌曲世界】フランス革命で中世以来の修道院としての役目を終え、19世紀に復活するも20世紀初頭以降は廃院、近年は古楽や現代音楽のワークショップや演奏会、録音などでも使われているロワイヨモン修道院。この歴史的建築を拠点とするロワイヨモン財団がオルセー美術館と共同で進めている新世代歌曲演奏家育成プロジェクトのアカデミー・オルセー=ロワイヨモンで学んだ歌手・ピアニストたちが集い、歌曲芸術のルーツともいうべきドイツ語歌曲の世界とフランス近代歌曲の傑作を聴かせます。「パリへの旅」の題にふさわしく、演奏家たちはそれぞれに多様なバックグラウンドを持ち、歌われる内容と相俟って今もなおパリが重要な文化交流の拠点であることを改めて実感できる内容。既にフランス各地の歌劇界での活躍が注目されているブレンダ・プパールやMIRAREでソロ録音をリリースしているシリエル・ンジキニャ&カオリ・オノなど、今後が期待される演奏家たちが既に現時点で比類ない歌曲解釈者であることを強く実感させてやみません。両言語とも詩句の濃やかな表現をじっくり聴き確かめられる録音エンジニアリングにも好感が持てます。(2023/09/08 発売)
レーベル名 | :B Records |
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カタログ番号 | :LBM053 |