サイグン, アメフト・アドナン(1907-1991)
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トルコ、ブラジル、スペイン、イタリアの作曲家による3台ピアノのための作品集。2台ピアノや連弾のための作品は数多くありますが、3台以上の作品はあまり耳にする機会がなく、このアルバムでは、複数のピアノから生まれる迫力ある「音の壁」を存分に楽しむことができるでしょう。アルバムには世界初録音となるサイグンの「詩曲」や、十二音音楽を採択する前のダラピッコラの愛らしい「3台ピアノのための音楽」など興味深い作品が並びます。このプロジェクトのために集結した、国際的な活動をする3人のピアニストたちの息のあった演奏をお聴きください。(2020/09/18 発売)
レーベル名 | :Divine Art |
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カタログ番号 | :DDA25207 |
名ヴァイオリニスト、エレン・ジューエットはトルコ音楽の伝統を追求しています。このアルバムでは世界初録音を含む3人のトルコ人作曲家による無伴奏ヴァイオリン作品を演奏。バルトークを思わせるサイグンの「パルティータ」、象徴的なタイトルを持つトゥルクメンの「美しく、誰のものでもないもの」、泣き声からささやき声まで、人の声をヴァイオリンで模したセティツの「「独り言」。これらのユニークな3曲が収録されています。カッパドキアの人工的な洞窟の中で行われた録音による、ヴァイオリンの共鳴音と神秘的な反響をしっかり捉えた録音が特徴です。(2019/05/24 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.579043 |
サイグンは「トルコのバルトーク」と言われる作曲家です。もちろん、シンバルや太鼓がジャンジャン鳴りまくる音楽ではなく、トルコの民族的な要素とヨーロッパの伝統的な音楽が融合しています。サイグンはパリでダンディに作曲を学び、バルトークの助手として民謡を採集して回りました。この二つの体験が彼の音楽の原点になっています。この2曲の交響曲は、果てしなく続くアジアの草原の情景を思わせるようなところがあり、ヨーロッパの国民楽派とはひと味違う、独特な体臭を感じさせます。草原を吹きまくる風のような常動曲の第2番のフィナーレが特に印象的です。(2002/08/01 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :999819-2 |
今でこそ、トルコの作曲家アフメト・アドナン・サイグンの作品は、耳にする機会が比較的多いのですが、この演奏が行われた1958年当時は、まだまだ広くは認められていませんでした。そんな彼のピアノ協奏曲を堂々たる身のこなしで演奏したのが、17歳の若きピアニスト、イディル・ビレットだったのです。サイグン自身の指揮と彼女の演奏により、この曲の持つ雄弁な表現法と、独創的で知的なイディオムが広く知れることとなり、聴衆たちは、作曲家と演奏者ともどもに熱い拍手を送ったのです。また、フランス屈指の技術を持つオーケストラ・コロンヌの役割も大きなもので、このような新しい音楽を演奏すること自体、冒険であったはずですが、彼らは期待以上の働きをしています。サイグンの信頼を得たビレットは、ソロ作品でも素晴らしい演奏をしていて、それは「12の前奏曲」で目の当りにすることができるでしょう。フランセの作品もビレットのために書かれたもので、こちらはウィットに富んだ軽やかな、いかにも「フランス風」の曲。アルカンとバラキレフの2曲は超絶技巧のオンパレード。ビレットでなくしては成立しない1枚といえるでしょう。(2012/02/15 発売)
レーベル名 | :Idil Biret Archive |
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カタログ番号 | :8.571288 |
モーツァルト、ベートーヴェンはもちろんのこと、どんな作品でも完璧に弾きこなすトルコの女性ピアニスト、イディル・ビレット。初期のNAXOSレーベルの立役者でもあった彼女は、現在、各レーベルに散らばっている自らの録音を集約し、「イディル・ビレット・アーカイヴズ」として世に出しています。そんなビレットが最も得意としているのはなんと言っても「現代の作品」であり、デビュー直後からブーレーズやリゲティ作品をバリバリ弾きこなすことで評判を取っていたことでも知られています。この15枚組には、バルトークからストラヴィンスキー、そして前述のブーレーズやリゲティまで、1950年代から2010年代までの演奏が収録されています。彼女の恩師であるヴィルヘルム・ケンプの「バッハ編曲集」や、トルコの作曲家サイグン自身が指揮してバックを務めた協奏曲など、興味深い作品が並んでいます。(2016/07/27 発売)
レーベル名 | :Idil Biret Archive |
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カタログ番号 | :8.501504 |