カトリーヌ, ジョルジュ(1872-1958)
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1925年、電気式録音によるSPレコードが発売されたとき、クライスラーはまだ活動の絶頂期にありました。この第10巻には1928年から1929年にかけての一連の録音を収録、当時最新鋭の技術で、50代前半のクライスラーの美しい音色が存分に捉えられています。1928年3月、カーネギーホールでのコンサートを行い、その後はヨーロッパ・ツアーを行い好評を博すなど、この時期のクライスラーはトップクラスの地位を保っていましたが、実は、1925年にアメリカの市民権を得たヤッシャ・ハイフェッツらの台頭や、1929年の妻ハリエットの病、兄フューゴの逝去、ウォール街大暴落などにより、彼の生活はストレスに晒されていたようです。しかし、そんな中での一連の録音は、彼ならではの絶大な求心力を持っています。未発表テイクの貴重な音源を含む魅力的な1枚です。(2021/01/29 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111411 |
【感涙!パイネマン最初期の録音が一挙登場!】公式録音数が極端に少なく、幻のヴァイオリニストとも呼ばれるパイネマンが、1952年から65年に南西ドイツ放送で行った放送用スタジオ録音が一挙BOX化。いずれもメディアとして公式に発売されるのは今回が初めてとなり、ファンにとって大いに歓迎されるものとなるでしょう。その内容も注目に値するもので、父親ロベルト・パイネマン(エディトの生地マインツのオーケストラでコンサートマスターを務めていました)のピアノ伴奏による初々しいバロックと、早熟の片鱗をうかがわせるレーガーとヒンデミットという、15~16歳の最初期の録音も収録しています。得意としたシベリウスなどの協奏曲を二十代の瑞々しい演奏で堪能することが出来るもの魅力。またロスバウトが振るプフィッツナーは彼の最後の演奏・録音となっており、巨匠はこの直後12月29日に亡くなっています。ちなみにレーベルの資料によると、初期の録音ではチェコに近いクリンゲンタールのフィエカー製ヴァイオリン、あるいは1720年頃ロンドンのダニエル・パーカー製作の楽器を使用しており、1965年には1732年製グァルネッリ(Guarneri del Gesu)を入手したとのことです。SWRが保有するマスターテープから最新のリマスターが行われており、モノラルながらたいへん聴きやすい音となっています。(2019/04/19 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19074CD |
フルートってこんなに素敵な楽器だったかしら、と改めて惚れさせる宝石のような作品がここにあります。第一次世界大戦前のフランスだけが持ちえた、今日では失われてしまった良き時代のエレガンスを存分に味わえるアルバムです。フォーレやラヴェルの有名な名曲は言うまでもなく、他の作品も要注目。ピアニストのイメージが強いモシュレスの、意外な独奏楽器による協奏曲のチャーミング過ぎる楽想の連続は、聴く者の心を必ず幸せにしてくれるでしょう。ダマレ作品はピッコロと管弦楽のためのポルカで、この録音のために独奏者がベルギー音楽図書館の地下室で見つけてきたものです。(2003/02/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555977 |