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ハイフェッツ, ヤッシャ(1901-1987)

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    ガーシュウィン/クロール/フォスター/ヴュータン/コルンゴルト:ヴァイオリン作品集(アイヒホルン)

    このアルバム、最初は「ハリウッドのサウンド」というタイトルが予定されていたそうです。しかし演奏を重ね、選曲を吟味しているうちに構想が膨らみ、結局のところは「様々な作曲家たちによるアメリカの印象」を盛り込むこととなり、それに伴ってタイトルも変更されたというものです。“新世界”であった20世紀初頭のアメリカの印象を、改めて探ってみたくなるようなお洒落で重厚な作品が並びます。ヴァイオリンを弾くアイヒホルンは、OEHMSでは初録音となりますが、NAXOSレーベルを始めとしたいくつかのCDで素晴しい演奏をしている人で、ここでも曲に応じていろいろな表情を使い分けながら、楽しい音楽を聴かせます。(2013/01/23 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC861

  • ガーシュウィン/コハンスキ/シマノフスキ/ロドリーゴ/ラヴェル:ギター・デュオ作品集(デュオ・ソニドス)

    (2019/02/22 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.574045

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    ガーシュウィン・アンド・フレンズ

    作曲者自身がチェレスタで参加している《パリのアメリカ人》をはじめ、彼と親しく接した友人たちが繰り広げる夢のガーシュウィン・アルバムです。とくに、ガーシュウィン家に居候を決め込んでいたオスカー・レヴァントが、全曲を収録できないというSP盤の物理的制約を逆手に取るかのように、好き勝手においしいところだけを弾きまくる《ラプソディ・イン・ブルー(2種入り!)》や《ピアノ協奏曲ヘ調(抜粋)》の痛快なノリは格別のものがあります。MGMの音楽部長を務めたジョニー・グリーンがハリウッドの猛者連中を相手に繰り広げる剛毅な演奏に加え、パーティー仲間であったヤッシャ・ハイフェッツによる快刀乱麻の名演も実に見事です。(2003/04/01 発売)

    レーベル名:Naxos Nostalgia
    カタログ番号:8.120664

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    クレイン:室内楽作品集(クラカウアー/ベンディックス=バルグリー/ゼルコヴィツ/オヘダ/ピッツバーグ・ユダヤ音楽祭の音楽家たち)

    ユダヤ系ロシア人作曲家、アレキサンダー(アレクサンドル)・クレインの作品集。彼の父アブラムはリトアニア出身のフィドル弾きで、当時人気の“クレズマー(ユダヤ系の民謡をルーツに持つ音楽)”の代表的奏者でした。またユダヤ教とキリスト教双方に深い理解を持ち、エストニア語、ラトヴィア語、ドイツ語、恐らくロシア語も自在に話すことができた精力的な人物であり、アレキサンダーはこの父を非常に尊敬し、厳しい音楽修行にも耐えたということです。14歳でモスクワ音楽院に入学、すぐさま作品を発表し、時代に沿った作風を身に着けたため、1920年代はロシアにおけるユダヤ楽派の指導者として活躍、ソ連作曲家同盟の設立後には官職につくなど、ある程度の成功を収めました。このアルバムに収録された彼の作品は、どれもユダヤの素材を上手く使い、力強さと憂鬱さを併せ持つ濃厚な音で溢れています。(2019/11/22 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0546

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    ゴドフスキー:ヴァイオリンとピアノのための作品集 - 12の印象/告白/詩的なワルツ(ラシドヴァ/チャドウィック)

    ゴドフスキー(1870-1938)の音楽と言えば、あの複雑怪奇で豪華絢爛なピアノ・トランスプリクションを思い浮かべる人も多いことでしょう。確かに彼は「ピアニストの中のピアニスト」と呼ばれるほどに、ピアノに精通していた人です。もちろんその作品はピアノ曲が中心ですが、その中に、まるで宝石のようなヴァイオリンのための曲があるのをご存知でしょうか?それは、かのクライスラーとその妻に捧げられたという「12の印象」です。ほとんどが3分程度の長さ(例外的に第6曲が6分越え)の12の小品からなるこの曲集。そのほとんどが三拍子の甘く切ない雰囲気を持ったウィーン風。この郷愁に満ちた調べを書いた人が、あの「誰にも演奏できそうもない」ような超絶技巧のピアノ曲を書いた人とは思えないでしょう。また「懐かしいウィーン」も彼の一つの代表作です。(2013/07/19 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573058

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    コラソン~ラテン・アメリカの音楽集(クロフォード)

    アメリカ出身のチェリスト、ジョン=ヘンリー・クロフォード。前作「DIALOGO」(ORC100166)ではブラームス、リゲティ、ショスタコーヴィチのチェロ・ソナタを披露しましたが、今作では趣向をがらりと変えたラテン・アメリカの音楽集で魅力的な演奏を聴かせます。2019年の夏、第9回カルロス・プリエト国際チェロ・コンクールに出場するためにメキシコへ赴いたクロフォード。コンクールでは首尾よく第1位を獲得し、公演のため何度もメキシコを行き来した彼は、すっかりラテン・アメリカの音楽、文化、歴史に魅せられてしまいました。この「CORAZON=心」と題されたアルバムでクロフォードはマヌエル・ポンセの「エストレリータ」をはじめ、ジスモンチの「水とワイン」、ピアソラの「ル・グラン・タンゴ」「オブリビオン」などよく耳にする曲をはじめ、メキシコのみならずブラジルやアルゼンチンの作品を紹介。この音楽は聴き手の心の琴線に触れ、ロマンスと情熱を呼び起こします。(2022/06/24 発売)

    レーベル名:Orchid Classics
    カタログ番号:ORC100198

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    サン=サーンス/ショパン/イザイ/フォーレ/フランク/デュパルク/ドビュッシー/ラヴェル:ヴァイオリン作品集(イルンベルガー/デームス)

    1900年頃のヨーロッパにおける文化の中心は「fin-de-siecle=世紀末」のウィーンと、「Belle Epoque=良き時代」のパリでした。パリのセーヌ川沿岸のサロンでは、毎夜、中産階級(ブルジョワジー)の人々が絵画と文学についての討論を行いながら、美しい音楽に耳を傾けたのです。作曲家たちは耳当たりの良い小品を作り、時に応じて演奏家たちが状況に合わせて編曲を行うことで、その場の雰囲気にふさわしい作品へと練り上げていったのでした。このアルバムでは、それらの曲を演奏することで、当時のサロンを再現しています。思い入れたっぷりの旋律を奏でるヴァイオリンの調べをお楽しみください。(2019/11/15 発売)

    レーベル名:Gramola Records
    カタログ番号:Gramola98951

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    シューベルト/ガーシュウィン/デニーク/ラヴェル:ヴァイオリンとピアノのための作品集(マリー=クローディーヌ&ディミトリ・パパドプーロス)

    1987年生まれの若きヴァイオリニスト、マリー=クロディーヌ・パパドプーロスのデビュー・アルバムです。名前からわかる通り、シリアとギリシャの血を引く彼女ですが、生まれはフランス、ストラスブールで、この地の国立音楽院に学び、14歳で金メダルを獲得し卒業しています。2002年からはカールスルーエ音楽大学でウルフ・ヘルシャーの下で学び、2011年に修士号を取得し、ソリストとしての活動を始めています。このアルバムでは、シューベルトからラヴェル、ガーシュウイン、ディネスクという幅広い年代の作品を収録。一つ違いの兄ディミトリーと共に、瑞々しい感性と確かな技巧で、これらの作品を的確に表現しています。シューベルトで見せる端正な表情と、ガーシュウインでの妖艶さのギャップがステキです。(2014/06/25 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC433

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    ドビュッシー/シマノフスキ/メシアン/ストラヴィンスキー/ラヴェル:ヴァイオリンとピアノのための作品集(マーシン/ブッヒャー)

    国際的に高い評価を受けている若きヴァイオリニスト、グェンドリン・メイシンのリサイタル・アルバム。ソリスト、室内楽奏者、オーケストラの芸術監督、そして作家として八面六臂の活躍を続けるメイシンは、ダブリンのトリニティ・カレッジで博士号を取得し、教師としても高く評価されています。この「炎」と題されたアルバムでは、長らくパートナーを務めているピアニスト、シモン・ビューヒャーと共演。情熱、温かさ、光をもたらし、対象物を燃やし尽くすまでの、妖しく美しい炎の様々な表情を音楽になぞらえ演奏しています。(2017/11/29 発売)

    レーベル名:Orchid Classics
    カタログ番号:ORC100075

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    バークリー/L. ブーランジェ/プーランク:ヴァイオリンとピアノのための作品集(バック/スターン)

    英国の作曲家レノックス・バークリーは、国内で学んだ後にフランスに渡りナディア・ブーランジェの教えを受け、プーランクほか当地の作曲家たちと広く交流を持ちました。英国音楽特有の清涼感と伸びやかさの中に、フランスのウィットが感じられる魅力的な作品を残しています。リリ・ブーランジェとプーランクによる作品も収録し、その影響を探る1枚。(2023/12/22 発売)

    レーベル名:Willowhayne Records
    カタログ番号:WHR070