チャルディ, チェーザレ(1818-1877)
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「フルートのショパン」と異名をとるデンマーク生まれのヨアヒム・アンデルセンはフルートを吹く人ならば知らない人はいないと言ってもよいでしょう。様々な逸話の持ち主ですが、彼の残したフルートのためのエチュード Op.15は今でもフルートを学ぶ人にとっての宝物です。しかし、彼の名前が忘れられてしまったのは、一重に作品が残っていないからなのかも知れません。1847年に生まれた彼はオーボエ奏者の父親から音楽の手ほどきを受け、13歳の時に公開演奏会を開き、22歳の時にデンマーク王立管弦楽団のフルート奏者になりました。その後世界中で研鑽を積み、1882年にビルゼがベルリン・フィルハーモニーを創立した時にはフルーティストの一人として名前を連ねています(当時のベルリン・フィルのプログラムでも彼の名前がソリストとして挙げられています)。ここで聴ける様々の作品は、それぞれに技巧をこらしつつも、耳当たりのよいものばかり。演奏しているツァッポは、作曲家の伝記付き作品目録の著者で、ピオリア交響楽団の首席フルート奏者です。(2010/05/12 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572277 |
フルートのパガニーニとも呼ばれることもあるチアルディ。もちろんその作品は優れたフルーティストであった作曲家自身の名技を発揮させるように書かれています。唯一の協奏曲である作品129は、オペラを思わせるような美しい旋律とドラマティックな展開を見せ、極限まで名技を発揮しながらも、そのヴィルトゥオーゾ的パッセージが機械的な運動に陥ることなく、高度な音楽性を持っているところなど、まさにパガニーニを思わせる作品といえましょう。その他、有名な旋律をパラフレーズした「ヴェネツィアの謝肉祭」や「北のナイチンゲール」など、19世紀正調ヴィルトゥオジテを体現した、親しみやすく華麗な作品のオンパレードです。(2007/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557857 |