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クラショウ, リチャード(1613-1649)

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    ヴォーン・ウィリアムズ:ウェンロック・エッジで/5つの神秘的な歌(英国歌曲集第3集)(ロルフ=ジョンソン/ジョンソン/キーンサイド/デューク四重奏団)

    他レーベルの既出音源の宝物がナクソスで蘇る「英国歌曲シリーズ」の第3集は、交響曲作家ヴォーン・ウィリアムズ。彼は生涯を通じて民謡の旋律を収集し、その素材を声楽曲に使用しました。その結果、ここで聴けるような、親しみやすい抒情味満点の歌曲の花束が残されたのです。民謡方面以外でも、「5つの神秘的な歌」(ここでは伴奏はピアノのみ)の深みと情熱的な楽想は、正に作曲家の本領が遺憾なく発揮された名曲と言えます。そして「ウェンロック・エッジで」の、弦楽、ピアノと声楽が絡み合う独自の表現の素晴らしさ。この不当に見過ごされている音楽を発見してください。(2003/03/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557114

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    ダヴ:パッシング・オブ・ザ・イヤー(コンヴィヴィウム・シンガーズ/クロマー/フェリス)

    親しみやすく、明晰な作風で知られるイギリスの作曲家ジョナサン・ダヴ。とりわけ彼の合唱作品はどれも魅力的であり、イギリスのみならず世界中で人気を博しています。ここでは、彼の母親の記憶に捧げられたという「年月の移ろい」を中心とした、美しいハーモニーを聴くことができます。7つの曲からなる「年月の移ろい」はW.ブレイク、E.ディキンソン、G.ピールら5人の詩人のテキストを使い、時には妖艶さも感じさせながら、大地と季節を礼賛しています。この曲集とメゾ・ソプラノのソロで歌われる「わが愛はわが内に」以外は全て無伴奏合唱で歌われ、時にはユーモラスに、また時には荘厳に、声の持つ美しさと可能性を無限まで追求します。録音 2011年7月28-29日 ロンドン ウィンブルドン,聖ジョン教会(2012/04/18 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572733

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    バークリー:宗教合唱曲集「ミサ・ブレヴィス」/3つのラテン語モテット」/「祝典アンセム」(ケンブリッジ・セント・ジョンズカレッジ聖歌隊)

    レノックス・バークリーはパリでブーランジェに学んだ英国出身の作曲家。そこで出会ったプーランクとは生涯の友になりました。彼の宗教合唱曲は、英国では重要なレパートリーの一角に定着していますが、バークリーだけのアルバムは非常に少なく、セント・ジョンズ聖歌隊の名演でこれだけまとめて聴けるというのは大きな喜びです。代表作の「ミサ・ブレヴィス」、ボーイソプラノのソロが美しい「祝典アンセム」(オルガンにも注目)をはじめ、日本でもしばしば演奏される無伴奏混声合唱のための「5声のミサ」など、均整のとれた美しさ、温かみのある気品が一貫しています。合唱を愛する方に一聴を是非お薦めします。(2005/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557277

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    ハフ:合唱作品集(ロンドン・コーラル・シンフォニア合唱団/オーフォード/ウォルドロン)

    名ピアニスト、スティーヴン・ハフが書いた無伴奏合唱曲を収めた1枚。ハフは歌が好きで、2歳になった時には童謡を70曲も覚えていたそうです。ハフによれば「人生最初の20年は作曲に熱中していたが、次の20年はすっかりご無沙汰していた」そうで、高校時代にブリテンの『ミサ・ブレヴィス』に感銘を受けてミサ曲を書きましたが、その後はアンコール用の編曲以外に楽譜を書くことはなかったといいます。そんな彼が40代前半になって作曲活動を再開した際に、最初に書いたのはこのアルバムに収録されている「アドヴェント・カレンダー」で、これは新年を祝う4部からなるア・カペラ作品でした。やがて彼は次々と合唱作品を発表。2007年にはウェストミンスター大聖堂聖歌隊のために「ミサ・ミラブリス」を作曲。19歳でローマ・カトリックに改宗したハフの信条が反映された見事なミサ曲になっています。また、アンコールのように最後に置かれた「ダニー・ボーイ」はハフにとってとても重要な作品です。スティーヴン・ハフを心から崇拝するという指揮者マイケル・ウォルドンによる演奏でお楽しみください。(2023/09/22 発売)

    レーベル名:Orchid Classics
    カタログ番号:ORC100256

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    パリー/スタンフォード/スタイナー/ネイラー/ウォルトン:合唱作品集(グレート・ブリティッシュ・アンセムス)(ヴァサーリ・シンガーズ)

    荘厳で華麗な合唱曲を聴きたかったら、まずこのアルバムを手にしてみてください。英国の伝統を受け継いだ聖歌の数々を、国内人気№1のヴァサーリ・シンガーズが熱き共感を持って歌いあげています。バリーの美しい抒情詩から始まり、19世紀から20世紀のイギリスを代表する7人の作曲家たちの「思い思いの神への賛辞」が並べられています。スタンフォードの華麗すぎる「マニフィカト」、オルガニスト、スタイナーの荘厳な「私は主を見た」、イギリスのオペラ作曲家ネイラーの力強い無伴奏合唱、「ベルシャザルの饗宴」で知られるウォルトンの「十二使徒」、シンプルな響きが魅力的なホルスト、そして最後は日本でも人気急上昇、フィンジの感動的な曲で締めくくるという、何とも贅を尽くした1枚です。(2011/04/13 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572504

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    フィンジ:見よ、満ち足りた、最後の犠牲を/マニフィカト/パートソング集 Op. 17 (ケンブリッジ・セント・ジョンズカレッジ聖歌隊/ロビンソン)

    英国近代音楽が好きになると、気になってたまらなくなるのがフィンジの音楽です。やはり独特の抒情味がウリで、協奏曲などに目を付ける愛好家は多くいらっしゃいますが、ここは是非合唱というジャンルにも目を向けていただきたい!当盤はオルガンが付く宗教音楽と、無伴奏世俗音楽の傑作「7つのパートソング集」を収録しています。宗教音楽の荘厳さは出色で、特に2と14の終わり近くの「アーメン」にはゾクゾクきます。パートソングは仲間と楽しく歌うコンセプト、親しみやすい抒情はフィンジならではの魅力です。もちろん合唱ファンには強く推薦する一枚です。(2003/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555792