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ホッジズ, ジョニー(1907-1970)

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    ジ・インク・スポッツ 第2集「センチになって」オリジナル・レコーディングス1939-1945

    なんとも大ざっぱな味わいが癖になりそうなインク・スポッツですが、そのブルージーでリラックスしたフィーリングは、トミー・ドーシー楽団で有名な《センチになって》でも全編にわたって炸裂しています。テナー・パートを担当するビル・ケニーのソフトな高音を活かしたスタイルが、とにかく印象的! 主旋律をハモらずに、コーラスは「ム~、ア~」といった動きが主体なので、イメージとしては、マンハッタン・トランスファーよりも、はるかにクール・ファイブ寄りと書いても、決して間違いではないと思います。後に大巨匠に成長する、若き日のエラ・フィッツジェラルドが参加した3曲のナンバーにおけるスウィンギーな味わいも耳に残ります。(2002/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos Nostalgia
    カタログ番号:8.120624

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    デューク・エリントン:エアー・コンディションド・ジャングル (1945)

    これを聴いてびっくり。全て第2次大戦終結前の録音なのです。アメリカさんは余裕があるねえ。そういう雰囲気は全くしない。エリントン・サウンドは右腕ビリー・ストレイホーンを迎えてモダン化しています。サックス、トランペットセクションのクローズド・ハーモニーが、20年代のジャングル・サウンドとは違ってきています。まさに、空調付きジャングル・サウンド! 曲も一般的なエリントン・スタンダードとは違ったセレクションで、特に隠れた名曲 I Didn’t Know About You など、絶品です。私はこの曲、歌ではカーメン・マクレエとジョージ・シアリングのデュオしか聴いたことがなく、原曲を聴けてヨカッタ。最大の聴きものがタイトル曲の「エア・コンディションド・ジャングル」。ジミー・ハミルトンが大活躍。(2006/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos Jazz Legends
    カタログ番号:8.120810

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    デューク・エリントン:ジャム・ア・ディティー (1946-1947)

    エリントン楽団は、初期のジャングルサウンド時代も、ジミー・ブラントンが在籍していた時代もいいが、この音盤の全てのトラックでは何とオスカー・ペティフォードがベースですよ。エリントンも、「ワンパターンだが、いつも新しい」代表選手だ。この音盤の曲は比較的演奏されない曲が混じっているが、どれも魅力的。お約束のジョニー・ホッジス、ローレンス・ブラウン、ハリー・カーネイなども縦横に吹きまくる。(ベン・ウェブスターやポール・ゴンザルヴェスは居ないけど)ああ、いいなあ。俺もこのメンツに混じってビータ(旅)に出たかったなあ、と思うこと請け合い!(2007/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos Jazz Legends
    カタログ番号:8.120813

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    デューク・エリントン:ブルー・アバンドン (1946)

    エリントンの楽譜は結構頻繁にいじられている。勿論、そのときどきの共演者や演奏フォーマットによっていじる必然性もあったのだろうが、やはり彼自身が絶えずいじり続けて「理想のサウンド」を求めていたのであろうことは想像に難くない。ここで聴けるのも、そうした作品の一つ。1946年のラジオ放送版である。特に4部からなる「ディープ・サウス組曲」は彼のトグロ巻くサウンドが堪能できる傑作だ。既にこれが録音されてから60年以上が経過したことになるが、まだこうしたエリントンの「音」の秘密は完全に解明あるいは再現されていない気がする。(2007/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos Jazz Legends
    カタログ番号:8.120812

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    ルイージ・パロンビ:デューク・エリントン・ピアノ作品集

    このアルバムには、デューク・エリントン(1899-1974)が1913年から1973年の間に書いたピアノ曲が収録されています。これらは、彼のオリジナルの原稿を元に、パロンビ自身がインスピレーションを働かせ再構築したもので、クラシックファンだけでなく、全ての音楽好きの方に楽しんでいただけるものとなっています。(2016/03/30 発売)

    レーベル名:Dynamic
    カタログ番号:CDS7743