ボルコム, ウィリアム(1938-)
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1909年のヨーゼフ・ハイドン没後100周年の際には、6人のフランス人作曲家、ラヴェル、ドビュッシー、デュカス、アーン、ダンディ、ヴィドール・・・によって、ハイドンを讃える音楽が書かれ、盛大な記念行事が催されたのでした。さて、2009年のハイドン没後200年を記念するこのプロジェクトは、世界中から才能ある作曲家たちが偉大なる天才のために曲を捧げています。彼らの出身国を見てみますと、オーストリアから6人、他のヨーロッパから6人、アメリカ、オーストラリア、中国、日本、南アフリカ、そしてアルゼンチンからの6人。と何とも多彩な人選です。各々の国の風情を湛えつつ、様々に形を変えたハイドンの音楽は、オリジナルの素晴らしさを彷彿させながらも、限りない可能性を聴き手の前に提示します。曲の長さはどれもが6~7分にまとめられていて、作曲家たちの個性も巧みに生かされているのです。名手、アイゼンシュタット・ハイドン・トリオの目の覚めるような力量にも唖然とすることでしょう。現代音楽がちょっと苦手な人でも、心の底から楽しんでいただける好企画です。(2010/07/14 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C7020 |
大好評、アメリカのブラス・シリーズです。今回はフランク・ティケリの作品を2曲と、ウィリアム・ボルコム、レスリー・バセット各1曲の全4曲です。ティケリは現在アメリカにおけるブラス・バンド界で重要な位置を占めている作曲家で、既に数多くの作品が愛奏されている人です。アルバム・タイトルの「エンジェル~」は、シドニー・オペラ・ハウスの装飾からヒントを得たもので、神の光と荒れ狂う暗黒の対比を描いています。「交響曲第2番」も神の世界を描いていて、2つの作品は密接な関係を持っているのです。レスリー・バセットは第二次世界大戦中、第13機甲師団のバンドでトロンボーンを吹いたという経歴の持ち主。その後、電子音楽や現代音楽を学び、1966年にはピューリッツァー賞の音楽部門を受賞しています。ボルコムはすでにおなじみの作曲家で、様々な技法を用いた面白い作品を書く人として知られています。(2011/10/19 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572732 |
亡霊、幽霊の存在を信じない人でも、ちょっと背筋がぞくぞくする「夏向き」のアルバムです。亡霊や幽霊、そして精霊の存在は、国によっても扱いが違い、日本のようにちょっと不気味なものから、ヨーロッパのゴブリンのように自然界に普通に存在するものなど、その表情も様々です。ここでピアノを演奏しているマイケル・レヴィンは、現代アメリカで最も期待されているピアニストの一人であり、数多くのコンクール入賞歴と、40曲を超えるピアノ協奏曲のレパートリーを誇る名手です。このはかり知れない才能を秘めたピアニストが贈る「想像力を駆使した」音楽集、お楽しみいただけることは間違いありません。(2013/06/19 発売)
レーベル名 | :Sono Luminus |
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カタログ番号 | :DSL-92168 |
多様化する20世紀の合唱曲。その中でもとりわけアメリカの作品はヴァラエティが豊かです。ここに収録された5人の作品も興味深いものばかり。伝統に則った作風があったり、ジャズやゴスペルの影響を強く受けていたり、どれも特色ある美しさを備えています。パーシケッティの「ミサ」は単旋律の聖歌を上品なハーモニーで包みます。W.シューマンの作品は暗黒の闇の中から響いてくるような静謐な美しさがあり、ボルコムの作品はアフリカの情熱的なリズムも感じられる親しみやすい連作です。飛び散る響きが斬新なファインの作品、敬虔さを纏ったフォスの作品。見事な声によるタペストリーをお楽しみください。(2010/09/15 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559358 |
【注目の若手メゾ アデル・シャルヴェ、名手スーザン・マノフのサポートを得てデビュー!】2017年にヴェルビエ音楽祭アカデミーで最優秀賞を得たほか数々の受賞歴を誇り、ジョディー・デヴォスのオッフェンバック作品集(ALPHA437/国内盤:NYCX-10039)へのゲスト参加やヨーロッパ各地の歌劇場への出演、ル・ポエム・アルモニークやピグマリオンとの共演、ガーディナー指揮『ヴェンベヌート・チェッリーニ』公演への参加など、活動の場を広げているメゾ・ソプラノ、アデル・シャルヴェのソロ・デビュー盤。親交の篤いスーザン・マノフの伴奏を得て、アメリカとイギリスの近現代歌曲を収録しています。歌劇場での活発な活動のなか歌曲への強い情熱も持ち合わせているシャルヴェは、マノフと共演するデビュー盤作成にあたり、幼い頃ニューヨークで過ごした記憶という共通点を拠りどころとして、アメリカの王道的なレパートリーからキャバレー・ソング、そしてイギリスにもちょっと寄り道するといったプログラムを構成しました。アメリカの片田舎の風景から教会のゴスペル、裏町の猥雑さまで、様々な情景が目に浮かぶような素晴らしい表現力を堪能することが出来ます。(2019/12/20 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA556 |
タイトルにある「インターセクションズ」とは、数々の交差点とでも言った意味でしょうか?このアルバムには、まさにアメリカの音楽文化の坩堝!多彩な曲が収録されています。ヨーロッパとアメリカの音楽の融合、もしくはラテンアメリカとアフリカを起源とする音楽の融合。そしてミニマル音楽への発展。これらは、確かにヨーロッパの中だけでは完成しない世界でもあり、ヨーロッパの伝統もなくしては存在しない世界でもあります。バーバーの気楽な「スーヴェニール」を取ってみても、いくつかの伝統がないまぜになっていることが瞬時に理解できるでしょう。このアルバムは、全ての作品を2台ピアノで演奏することにより、壮大な響きが齎されています。TWOPIANISTSレーベルを代表する2人の奏者、シューマンとマガリャアエスの息のあった演奏で、この広大な世界を味わってみてください。(2015/08/26 発売)
レーベル名 | :TwoPianists |
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カタログ番号 | :TP1039220 |
「人生はキャバレーである」と誰かが言ったとか。その逆もまた真なり。キャバレーは人生です。そもそもキャバレーとは、ダンスやコメディショーなどを演じることができる舞台のあるレストランやナイトクラブのことであり、19世紀のフランスには伝説的な名店「シャ・ノワール(黒猫)」に夜な夜な芸術家たちがたむろしていました。そこでは人々は知的な会話と美味しいお酒を楽しみ、揺蕩うパイプの煙の中を、美しい女性たちがきわどい姿で踊るという、まさに夢と頽廃の世界が繰り広げられていたのです。このアルバムには20世紀のほぼ全域に渡る時代のキャバレー・ソングが収録されています。もちろん作曲家の国籍も多彩ですが、どの曲にも夜の妖しい雰囲気がもれなく感じられます。カレウェのソプラノは澄み切った響きと思いがけない官能性に満ちた声であり、一度聴いたら思わず釘付けになるほどの魅力に溢れています。(2012/10/24 発売)
レーベル名 | :Orchid Classics |
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カタログ番号 | :ORC100021 |
2017年に開催された「第59回ハエン国際ピアノ・コンクール」で優勝した中国のピアニスト、ワン・チャンの記念リサイタルを収録したアルバム。ラヴェルで始まりラヴェルで終わるという洒落た選曲で構成された1枚からは、彼の溢れ出る才能が伝わってきます。ハエンのコンクールでは、毎年必ず新作が演奏されますが、2017年の新作は1970年マドリッド生まれのボニン・デ・ゴンゴーラの「ハエンの幻想曲」。ベートーヴェンのソナタを思わせる古典的な作品ですが、旋律の素材はすべてハエンの伝統的な民族音楽に基づいており、このコンクールの課題曲にふさわしいものとなっています。優勝記念としてコンクール直後に収録されたラヴェルの協奏曲では、彼が持つ技巧と音楽性、主張が惜しみなく披露された情熱的な演奏を聴くことができます。(2019/01/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573945 |