ボルコム, ウィリアム(1938-)
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ピアニスト、リヴィングストンによる「コンセプト・アルバム3部作」の最後を飾る1枚です。既発の「HERATSHADOW(DSL92137)」では、シューマンを中心に、ビーラワ、ウォーリネンと言った現代作を配したもので、「NIGHT BREAK(DSL92144)は、ブラームス、リストの内省的な作品と、グラスの「ドラキュラ組曲」を合わせると言うもの。今作も期待大ではありませんか。
「STILL SOUND」と題されるだけあって、静かで意味深な曲が並びます。中でもボルコムの「ニューヨーク・ライツ」は世界初演でもあり、とても興味深い作品です。感情を高ぶらせることなく、最小限の音で描かれた永遠の静寂感の中に、ほんのときおり見られる感情の爆発。何かを考えたくなるアルバムです。録音 2005年9月…3-5.7-10.12-13/2009年10月…1-2.6.11(2012/06/13 発売)
レーベル名 | :Sono Luminus |
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カタログ番号 | :DSL-92148 |
ボルコムは20世紀ゲンダイオンガク的語法に通ずる一方で、ポピュラー音楽、とりわけラグタイムに対して著しい偏愛を示し、そういった要素を積極的に自作品に取り入れています。基本的にオールジャンルで活躍をする人ですが、ボルコム自らが優れたピアニストであることもあり(NAXOSにピアニストとしても登場)、ピアノがらみの作品には秀作が多いことでも知られています。従って、2台のピアノのための作品を集成した当盤は、粒よりの傑作ぞろいです。シリアス調ではありながらも、随所に耳慣れたリズムによるノリのよい楽想が飛び出すのはボルコムの真骨頂。和声の精巧さにも目を瞠るものがあります。(2006/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559244 |
シアトルの生まれの作曲家、ボルコムは21世紀になり、いよいよその評価が高まってきているといえましょう。その作品の大きな魅力には、ラグタイムやジャズをはじめとする、ポピュラー音楽、あるいは民族的素材の積極的活用がありますが、それらが単なるムード的な演出に堕すことなく、高度な職人芸に支えられた作曲・演奏技法と巧みに融合し、真に個性的な音楽にまで高められていることに、特色と価値があります。当盤で聴くことのできるヴァイオリン・ソナタ全4曲の作曲時期は、40年弱の期間に渡りますが、いずれの作品にもそういったボルコム流の面白さが凝縮されており、演奏効果も満点、ボルコム入門としても最適です!(2006/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559150 |
貴方のステレオのヴォリュームに注意!このディスクは、いきなり女性の悲鳴から始まります(この曲を含め、世界初録音曲を多数含みます)。アメリカを代表する作曲家ボルコムの声楽曲は、作曲手法の多彩さと切れ味鋭い楽想で、聴き手を飽きさせることがありません。ブロードウェイっぽいナンバーからシリアスな芸術音楽的歌曲まで、ベルクのオペラ「ルル」の主役で成功したファーレイの見事なソプラノが、表現の幅広く描き切ります。名歌手マリリン・ホーンのために書かれた、アメリカの女性詩人たちの詩による歌曲集(アイ・ウィル・ブリーズ・ア・マウンテン)は紛れも無く20世紀歌曲の名曲です。随所で存在感をアピールするピアノ伴奏は作曲家自身です。(2005/08/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559249 |
クラシックの作曲家というよりも、どちらかと言うとジャズの分野で知られるボルコムですが、NAXOSでは、25年の歳月をかけて作曲した「無垢と経験の歌」(8.559216-18)がとりわけ人気を誇っているように、そのジャンルを超えた多彩な作品は、全ての人々に訴えかける力を持っています。この「ゴスペル・プレリュード」もその流れに位置する作品群で、敬虔な響きとジャジーな和声が交錯する不可思議な親しみやすさを持っているものばかりです。おなじみの「アメイジング・グレイス」も幻想的な面持ちで登場し、刻々と姿を変えていきます。あの有名な讃美歌「主よ御許に近づかん」は、重苦しい不協和音で始まり、どうなることか・・・と思っていると、突然鐘の音とともに、メロディが現れます。スウィングしちゃうぞ!(2012/05/16 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559695 |
これまでにグラミー章を2回受賞したアメリカの作曲家ウィリアム・ボルコム。4人のピアニストが分担して演奏した、世界初録音も数多く含むこの曲集、最も古い時代に書かれた曲は1956年の「春のダンス」と「ピアノのためのエチュード」の一部、そして最も新しい曲は2012年の「夜の瞑想」で、その年代は50年以上に及び、作風もラグ風であったり、アヴァンギャルドであったりと様々に変化しています。20世紀後半から21世紀にかけての『アメリカ・ピアノ音楽』の歴史を垣間見ることができる、資料としても貴重なアルバムです。(2017/12/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559832-34 |
ピューリッツァー賞、グラミー賞を受賞したウィリアム・ボルコムは、アメリカの作曲家の中でも、とりわけ国際的に高く評価されています。このアルバムには世界初録音となる2つの作品を収録。「ホルン三重奏曲」はブラームスの三重奏曲にモダンな味付けを施したものと言えます。第3楽章の哀愁を帯びたホルンのソロ・パッセージが印象的。森の中から響いてくるような神秘的な響きに、他の楽器の音色が絡みます。無伴奏ヴァイオリンのための組曲は名手ギル・シャハムのために書かれた2011年の作品。ヴァイオリンの多彩な音色を存分に生かし、どこかで聴いたような旋律を交えた遊び心のある9曲で構成されています。ラプソディ風の「朝の音楽」ではじまり、弦と指板を効果的に使った「ダンシング・イン・プレイス」が続きます。ジャズ風やバロック風の曲をはさみ、最後は「夕べの音楽」で幕を閉じます。現代アメリカの作品を愛するヴァイオリニスト、フィリップ・フィクソーの演奏で。(2021/11/26 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.579102 |
生前は詩人としての業績は評価されなかったにも関わらず、今日では最も重要なイギリスの詩人と位置づけられているウィリアム・ブレイク。多くの作曲家たちをも惹き付けて止まない代表作「無垢と経験の歌」の世界を、現代アメリカの作曲家ボルコムが、25年間の人生を捧げ、何と2時間を大きく超える超大作声楽曲として描きました。普通に調性がある曲から激しい不協和音はもちろん、フォーク、ロック、レゲエなどの要素も惜しげなく使うという、「何でもあり」作戦。これだけごたまぜにするからこそ、全体の終曲のわかりやすさ、楽しさが感動を誘います。大指揮者スラットキンの棒の下、声楽の水準が非常に高いライヴ録音でお届けします。(2005/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559216-18 |
ピューリッツァー賞と複数のグラミー賞を受賞したアメリカの作曲家、ウィリアム・ボルコム(1938-)はラグタイムをはじめとした親しみやすい音楽を多く書いています。しかし彼は音楽学者でもあり、またクラシック音楽の作曲家としても高名であり、例えば「ゴスペル・プレリュード」(8.559695)や2台ピアノのための音楽集(8.559244)などでの豊かな音楽は確かにジャンルを越えて愛されるものなのです。とは言え、ここでのボルコムは極めてシリアスな表情を見せています。日本でも人気の高いスペインの詩人、フェデリコ・ガルシア・ロルカの作品は多くの芸術家に広範に渡ってインスピレーションを与えていますが、ボルコムはロルカの詩を音楽にするにあたって、名歌手プラシド・ドミンゴに協力を求め、議論を重ね、最もふさわしいと思える音楽をつけたと言います。シュールなユーモア、情熱とミステリー。これらが渾然一体となった印象的な歌曲集です。また古代の伝説から題材を得た「プロメテウス」はベートーヴェンの「合唱幻想曲」を思わせるピアノ、合唱、オーケストラのための作品です。人類に火を与えたため、ゼウスから限りない苦悩を与えられたプロメテウスを描いたというこの作品には、様々な示唆が込められているのです。(2015/12/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559788 |