ツェルナー, レオポルト・アレクサンダー(1823-1894)
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【ウィーンの流行と楽聖の作曲センスの結びつき、イタリア最高峰の古楽器アンサンブルの演奏で】イタリア古楽器シーンの老舗団体ゼフィーロによるベートーヴェンの秘曲集。かの楽聖が活躍した時代は皇帝ヨーゼフ2世が管楽八重奏(オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットを各2本ずつ揃えたアンサンブル)を好んだことから、この編成のためのパルティアないしハルモニームジークと呼ばれる管楽合奏曲が屋外や街の盛り場を彩り流行をみせました。ベートーヴェンもそうした流行にならい、若い頃にはいくつかの充実した八重奏曲を書いているほか、時にはピッコロや打楽器まで動員した大規模な管楽合奏曲も残しており、そうした作曲経験がのちの交響曲群にも生かされていると考えられます。本人が生きた時代のなかで本来の文脈にあわせ大作曲家を知ろうとするうえで、名手揃いのゼフィーロによるこの音源の復活は大いに歓迎すべきことと言ってよいでしょう。(2021/01/15 発売)
レーベル名 | :Arcana |
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カタログ番号 | :A901 |