Deering, John
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【凝った再現楽器が奏でる、瑞々しいヴァイオル合奏】多彩な音楽家であり音楽理論家であったトーマス・メイスが1676年に著した『音楽の記念碑 Musick’s Monument』は、ヴァイオル(ヴィオール)の合奏が全盛期を迎えていた当時のロンドンで聴かれた様々な音楽の形がまとめられているほか、演奏にむけての練習法や楽器の作り方までが書かれた大変貴重な資料です。ジュベール=カイエ率いるラシュロンは、この記述に沿って1セット6挺のヴァイオルを作り、さらに今回新たにヴァージナルとコンソート・オルガンも新調し、ヴァイオル合奏黄金期の作品に取り組みました。モンテヴェルディのマドリガーレ以外は、イタリア風の名前も含めて全て当時イギリスで活躍した作曲家たち。ともすると、しめやかな表現に終始してしまうコンソート・オブ・ヴァイオルズですが、ここでのラシュロンの演奏は時に躍動的なまでの動きが感じられ、鍵盤楽器も大変効果的で音楽の流れが実に鮮やか。これらの作品の新たな魅力を発見できる、美しくも楽しいアルバムです。(2020/04/10 発売)
レーベル名 | :Ricercar |
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カタログ番号 | :RIC413 |