ドーソン, エルネスト(1867-1900)
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NAXOSの人気シリーズ、イギリス歌曲集も第21集を迎え、いよいよ佳境に入って来た感があります。今回の作曲家は1955年生まれのイアン・ヴェナブルス。彼はリバプールで生まれ、地元の大学で学んでいます。その後トリニティ・カレッジで音楽を学び、現在「イギリス有数の声楽曲作曲家」としての地位を築き、アーサー・ブリス協会の取締役でもあります。彼の書く曲は、もちろん現代的な響きや、様式を踏襲することもありますが、基本的に調性を逸脱することなく常に暖かさと仄暗さを帯びています。アンドリュー・ケネディの憂いを含んだ声が、またこれらの曲調にぴったりなことは言うまでもありません。世界初録音を含む意欲的な選曲にも注目です。(2010/11/17 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572514 |
SOMMレーベルが力を入れている「イギリス歌曲の一世紀」シリーズ第3集。英国を代表する作曲家たちの様々な歌曲を6枚のアルバムに収めるというシリーズで、ここでは19世紀後半から終りにかけてに生まれた3人の作曲家、ガーニー、ウォーロック、クィルターの作品が収録されています。ソプラノのレナード、バリトンのヴェイラが各々の歌を歌い分けることで、それぞれの歌の持ち味を生かしており、ピアノのマルティノーが絶妙な彩りを加えています。(2019/02/15 発売)
レーベル名 | :SOMM Recordings |
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カタログ番号 | :SOMMCD224 |
決してメジャーな名前ではありませんが、クィルターこそ、イギリス近代歌曲の最終兵器と呼んでよいでしょう。シェイクスピアから20世紀に至るまで幅広い時代のテキストを使用した彼の歌曲の特徴は、何よりもまず、魂が奪われそうになるほどの美しいメロディー。旋律美に惚れたピアニストがピアノ独奏曲に編曲してしまったほどの24や、弦楽四重奏団が加わることでピアノ伴奏だけでは表現不可能な世界に踏み込んだ「ジュリアへ」など、どの曲をとっても聴き手を夢中にさせる音楽が並びます。当盤の歌手もピアニストも、クィルター演奏にベストの人選。コリンズ・レーベルの再発売盤です。(2004/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557116 |
音楽の発展過程の節目ごとに現れた天才たち。シェーンベルクは明らかにその一人ではないでしょうか。無調なり十二音の音楽は、ただ気持ち悪いだけと受け取る聴き手も多いのですが、「月に憑かれたピエロ」こそ、こういう世界を表現するために無調音楽は存在しなければならないのだと納得させられる、音楽史上に残る、スペシャルな名曲なのです。作品番号で「月に~」の前後になる声楽曲2曲と、調性音楽を極限まで拡大した「室内交響曲第1番」とをカップリング。スペシャリストであるクラフトの演奏でお届けします。クラフト自身による英文曲目解説付き。Koch Internationalレーベルの再発売盤です。(2007/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.557523 |
ロシアのノボシビルスクに生まれ、同地の音楽大学で作曲とピアノを学び、プロコフィエフ国際コンクールで作曲賞を受賞した若き作曲家グリゴリー・スミルノフ(1982-)の作品集。アメリカに移ってからは、奨学金を得てジュリアード音楽院でクリストファー・ラウズに師事し、音楽の修士号を獲得しています。彼の作品はアメリカで活躍する作曲家たち、コリリアーノ、ダニエルプール、オルドリッジらから注目され、とりわけコリリアーノは「彼の作風は時代を超越し、いかなる特定の影響も受けていない強力な独自性を放っています」と語るほどに、その作品を高く評価しています。このアルバムには、美しいチェロの短いメロディがゆるやかに変奏されていく「シャコンヌ」と、イギリスのビクトリア期の詩人、アーネスト・ドーソンの詩による歌曲が収録されています。バロック期の形式にインスパイアされたという「シャコンヌ」は、穏やかなメロディが、幾度も繰り返されながら少しずつ崩壊していきます。「酒とばらの日々」で知られるイギリスの詩人ドーソンのテキストを用いた歌曲集は、詩人が探求した"愛の世界"と"絶望、諦念"を美しい語彙を活かし、丁寧に音に移し変えた意欲的な作品です。(2016/11/23 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.579006 |