マイコフ, アポロン・ニコライエヴィチ(1821-1897)
Search results:10 件 見つかりました。
2つの世界大戦の狭間にローマで活躍した2人の作曲家の作品を収録したアルバム。イディッタ・サルヴィウッチ(旧姓パルパリオーロ)はサンタ・チェチーリア音楽院で、レスピーギの妻エルザ・オリヴィエーリ=サンジャコモに師事したこともあり、レスピーギに強い関心を抱いていました。1932年に出版された「3つの愛の歌」は東洋的な味わいを持つ洗練された作品。師に捧げられました。詩を書いた「フクコ」とはイタリアの詩人アッティリア・プリナ・ポッツィのペンネームで、日本語の詩を翻訳したものと言われています。その後、イディッタは1934年に当時人気急上昇中の作曲家ジョヴァンニ・サルヴィウッチと結婚し3人の子供をもうけましたが、1937年にジョヴァンニは30歳で早世してしまいます。このアルバムにはジョヴァンニの歌曲と、1933年作の「17楽器のための室内交響曲」も収録。こちらはカゼッラに師事し、当時ヨーロッパで流行していた新古典主義の様式を踏襲したジョヴァンニの高度な作曲技法が味わえる作品です。(2022/12/16 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
---|---|
カタログ番号 | :CDS7966 |
ロシアのバス歌手フョードル・シャリアピン(1873-1938)は、その力強く朗々とした歌声と、圧倒的な舞台での存在感により、バス歌手の概念を地味な脇役から主役へと一変させた、革命的な存在です。モスクワのボリショイ劇場で活躍したのち、1907年から西側へ進出、大人気を得ました。彼が外題役を歌う《ボリス・ゴドゥノフ》は、それまでまったく知られていない作品だったにもかかわらず、彼の登場によって一気に人気作品となりました。このCDは1902年から36年までの長い録音歴から、代表的な録音をあつめたもの。東京録音もあります。(山崎浩太郎)(2003/01/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
---|---|
カタログ番号 | :8.110748-49 |
日本人なら皆大好きなのがチャイコフスキーのメロディー。力強く、そして独特の哀愁を帯びた息の長い歌の魅力はたまりません。ならば歌曲がもっと注目されて当然!ということで全集録音を敢行するナクソス、第1集ではロシア出身の名歌手(カラヤンも注目した美形ソプラノ)とピアニストを起用しました。サウンド状態も非常に良好です。バラエティ豊かで見事な作品が満載で、例えばOp.47の数曲の凄さは聴き手に一直線の感動を与えます。生涯に渡って書き綴られた歌曲にこそ、作曲者の心の襞を読み解く鍵があるのです。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.554357 |
ロシアの歌手がチャイコフスキーとラフマニノフの歌曲に挑むことは、常に彼らにおける母国の偉大な作品への理解度と、芸術的成熟度が問われることになります。今作でこの難題に挑むのは若き歌手レナ・ベルキナとピアニスト、ナタリア・シドレンコ。彼女たちは、2人の作曲家による数多くの歌曲の中から、柔らかい緑の葉とライラックの花、ナイチンゲールの歌声や小川のせせらぎに託して描かれる温かく優しい「春」、時には息苦しく憂鬱をもたらしながらも夢を見せる「夜」、そして永遠に繰り返され、時には嘆きと苦しみをもたらす「愛」、この3つをテーマとする歌曲を選び、表情豊かに聴かせます。(2021/12/17 発売)
レーベル名 | :Solo Musica |
---|---|
カタログ番号 | :SM381 |
1987年ロシア出身のメゾ・ソプラノ、マルガリータ・グリツコヴァが歌う3人のロシア作曲家による歌曲集。サンクトペテルブルク州立音楽院で学び、いくつかの国際コンクールに入賞した彼女を最初に見出したのは、大指揮者マリス・ヤンソンスでした。2008年に彼の指揮の下、サンクトペテルブルク音楽院のオペラ劇場でビゼーの《カルメン》で主役を演じ一躍脚光を浴び、その後世界中の歌劇場でその美しい声を響かせています。2015年にはザルツブルク音楽祭でモーツァルトの《フィガロの結婚》のケルビーノを歌った他、ペーザロのロッシーニ音楽祭にも出演。更に活動の幅を広げています。このアルバムではチャイコフスキー、リムスキー=コルサコフ、ラフマニノフの歌曲を熱唱、各々の作曲家の特色を生かし、歌詞に生命を吹き込んでいます。(2019/03/29 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.573908 |
「ロシア五人組」の一人リムスキー=コルサコフは、1871年にサンクトペテルブルク音楽院の作曲と管弦楽法の教授に任命されました。その翌年にはやはり優れたピアニスト、作曲家ナジェージダ・プリゴリトと結婚、彼女とともに更に作曲技法の研鑽を積むこととなります。結婚前の1868年に、リムスキー=コルサコフは歌曲を1曲作ってナジェージダに献呈(Op.8-2)、その後も折に触れ、彼は歌曲を書き続けました。リムスキー=コルサコフ自身が「ロマンス」と読んだこれらの歌曲はあまり演奏される機会がなく、彼の作品の中でも地味な存在ではありますが、まとめて聴いてみると、美しい旋律に寄り添うピアノ伴奏が魅力的な、実に入念に仕上げられた作品であることが分かります。ロシア生まれのメゾ・ソプラノ、プルデンスカヤの美しいロシア語が耳に残ります。(2017/04/21 発売)
レーベル名 | :CPO |
---|---|
カタログ番号 | :777783-2 |
「ロシア5人組」の名歌曲をとことん味わう1枚です。ロシア歌曲と言えば、深みと凄みを併せ持った男の低い声がぴったりで、ここでは10年以上ボリショイ歌劇場の主要なソリストを務めたスヴェトロフが素晴らしい声を聞かせてくれます。有名なムソルグスキーの「死の歌と踊り」を始め、リムスキー=コルサコフ、バラキレフ、ボロディン、そして珍しいキュイの作品まで、とことん低音に塗れる喜びを味わうことが可能です。「蚤の歌」のような皮肉たっぷり、力でぐいぐい押す曲も見事ですが、トラック12のような、優しさに溢れる曲での包み込むような包容力に胸がきゅんとしてしまう瞬間もステキです。(2011/05/18 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.572218 |