ネルーダ, パブロ(1904-1973)
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ドイツ・リートの歴史に大きな足跡を残したディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ。1947年ライプツィヒで最初のリサイタルを行い、その翌年にベルリン・ドイツ・オペラのバリトン歌手としてデビュー。伴奏ピアニストとして大きな名声を築いたジェラルド・ムーアや、作曲家としても名高いアリベルト・ライマン、晩年には名手ハルトムート・ヘルらと共演し、次々とアルバムをリリース。いずれも高い評価を得ました。ORFEOレーベルにもライヴやセッションによる録音を数多く残しており、既発売の第1集(C992205)、第2集(C993204)に収録された作品からもフィッシャー=ディースカウの音楽的な視野の広さが垣間見えますが、この第3集では更に珍しい作品を聴くことができます。ドイツ・リートの名歌手が歌うラヴェルや、彼が得意としたヒンデミット、信頼関係にあったライマンのソロ・カンタータは特に聴きもの。フォルトナーとロイターのアルバムでは、フィッシャー=ディースカウの歌唱は一部のみですが、ステラ・ドゥフェクシスら他の名歌手たちの歌唱が含まれており、こちらも貴重です。ブックレットには今回初公開となるフィッシャー=ディースカウの自画像を掲載。こちらも一見の価値ある資料です。(2020/09/25 発売)
レーベル名 | :Orfeo |
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カタログ番号 | :C994205 |
このアルバムには、美しくも、どこか仄暗さを秘めた現代合唱作品が収録されています。ガルシア・ロルカの詩を用いたウィテカーの作品はゆっくりとしたテンポに乗って、複雑な調性による抒情的なメロディが歌われます。「ニ長調」で書かれたシンプルなポールズの作品、痛みすら伴うチャイルズの「新月」、慈悲深いペルトの作品(オルガン・パートも含む)などなど、合唱好きにはたまらない曲で満たされています。心が痛い時、この響きに耳を澄ましてみてください。ダラスに拠点を置く「ヴォックス・ヒューマナ」の暖かい歌声があなたをそっと包んでくれるはず。(2013/06/19 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572511 |
Gramophone誌で「現代作曲家の中で最もコニュニケーション能力があり、また興味がそそられる一人」と評されたイアン・クルーズ(1956-)の作品集。アルバムに収録され「夜想曲集」は、2010年に彼が日本に滞在した際に書かれたもの。弦楽五重奏とバリトンのためのこの歌曲集には、20世紀初頭に活躍したアルメニアの詩人による4つの詩が用いられており、ベートーヴェンの「月光ソナタ」やシューベルトの「影法師」から引用された旋律を効果的に配することで、一人の男と"光"の関わりを丹念に描いています。「祈り」は英語、スペイン語、日本語、中国語の4言語をテキストに用いた歌曲集。"無形の愛"を探求するという願望から生まれたこの曲集は、ほとんどが無調で書かれており、捉えどころのない旋律から幻想性が香り立ちます。(2020/07/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559877 |
フロリダ生まれの作曲家スプラットランの「IN MEMORIAM」。スペインのマヤ文明征服とその犠牲者に捧げる50分を超える大作です。スプラットランは学生時代はオーボエを吹き、エール大学ではヴォーカル・アンサンブルに参加、卒業後はアマースト大学で教鞭を執り、大学のオーケストラを数年間指導しました。1975年から歌劇の作曲を始め、2000年には「Life is a Dream」でピューリッツァー賞の音楽部門を獲得、以降、優れた声楽曲作曲家として活躍を続けています。(2017/06/23 発売)
レーベル名 | :Navona |
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カタログ番号 | :NV5810 |
RONDEAUレーベルでは珍しいアメリカの声楽作品を収録した1枚。有名な「弦楽のためのアダージョ」の作曲家サミュエル・バーバーが作曲した大規模な合唱作品「恋人たち」は、チリの詩人パブロ・ネルーダの妖艶な詩が用いられた大胆な曲。バーバーの全作品の中でも最も親密な雰囲気を宿しています。対して、バーバーの師であったトンプソンの「フロスティアーナ」が用いたロバート・フロストの詩は複雑な社会的テーマや哲学的テーマを扱ったものが多く、音楽も非常に精密です。どちらもオーケストラの壮大な響きをバックに朗々と歌われます。(2017/08/25 発売)
レーベル名 | :Rondeau Production |
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カタログ番号 | :ROP6138 |