カルデナス, レオナルド(1968-)
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アンデス地方、エクアドルの近現代作曲家による作品を中心に収録した、南米の音楽が持つ豊かな色彩感とリズムが満載のアルバム。デュラン・カルデナスの「インカの伝説」は名曲"コンドルは飛んでいく"を思わせる冒頭の幅広い旋律が印象的。また軽快な後半部はドップラーの"ハンガリー幻想曲"も想起させます。ハシント・フレイレの『組曲』はエクアドルの舞曲がテーマ。異なる楽想による3つの曲が紹介されています。同じくエクアドルの作曲家ヘラルド・ゲバラはパリのエコール・ノルマル音楽院でナディア・ブーランジェに作曲、ソルボンヌ大学で音楽学を学んだ人。この「Dialogos 対話」はエクアドルの民族的要素と現代的なテクニックを組み合わせた作品。フルートの超絶技巧が聴きどころです。レオナルド・カルデナスの「En el Centro del Mundo y el Tiempo 世界と時間の中心で」はアンデスの風景からインスパイアされた曲。こちらも伝統的なエクアドルの旋律が随所に用いられています。最後に置かれたメキシコの作曲家サミュエル・ジーマンの「フルート・ソナタ第1番」は、1996年、シカゴで開催された全米フルート協会の大会において、ベネズエラのフルート奏者マルコ・グラナドスが演奏して評判になり、以来フルート奏者のレパートリーとなった曲です。(2022/08/12 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.579125 |