マッカイ・ブラウン, ジョージ(1921-1996)
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21世紀におけるイギリスの作曲家の中で、最も尊敬されている人…それはこのマクスウェル・デイヴィス(1934-)かも知れません。彼は前衛的な世代でも抜きん出た才能を持っていますが、同時に過去の大作曲家、エルガー、ティペットやブリテンらの正統的な後継者としての一面も有しています。彼は45年近くもオークニー諸島に住み、ここの風景に触発され、難解でありながらも素晴らしい作品を書き続けています。「黒いペンテコステ」は、同じく彼の作品である「イエローケーキ」と同じく環境破壊についての熱の篭った嘆願であり、マーラーの「大地の歌」やツェムリンスキーの「叙情交響曲」と同じラインにある作品と位置づけてもよいのかもしれません。曲はサイモン・ラトルとフィルハーモニア管によって1982年に初演されています。各楽器の色彩的な音色とメゾ・ソプラノによる歌唱は衝撃的でもあり感傷的でもあります。「石の連投」もやはりオークニー諸島の物語。新石器時代の古墳の壁に刻まれた碑文-ヴァイキングの略奪-に触発された、幽玄な風景を連想させる不思議な曲です。(2014/10/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.572359 |