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聖書

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    ブラームス:ドイツ・レクイエム(ツィーザク/ヤルノット/ミュンヘン・バッハ合唱団/ミュンヘン放送管/アルブレヒト)

    2010年9月25日に、ドミニク・ブルンナー財団が主催したコンサートのライヴ録音です。その1年前にミュンヘンで起こった暴行事件の被害者ブルンナー氏(駅で強請られていた子どもたちを守ろうとし、2人の犯人に殺害された)の勇敢な行為を記念して開催された演奏会。ここで選ばれたのはブラームスの「ドイツ・レクイエム」でした。普通のレクイエムのように死者だけを悼むのではなく、全ての人々の上に平等に訪れる死に対しての、尊厳と心の平安を聴き手に意識させるために、これ以上ふさわしい曲目はありません。この演奏では、スコア上「任意で追加してもよい」とされるオルガンも加わり、その響きに更なる深みを与えています。感動的な名演です。(2011/03/16 発売)

    レーベル名:Oehms Classics
    カタログ番号:OC787

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    ブラームス:ドイツ・レクイエム(ハーゲンダー/ローレンツ/ライプツィヒ放送合唱団/ライプツィヒ放送響/ケーゲル)

    (2009/04/01 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C10095

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    ブラームス:ドイツ・レクイエム(フィッシャー=ディースカウ/グリュンマー/ベルリン/フィルケンペ)(1955)

    どちらかというと「辛気臭い」と言われがちなブラームスの名曲「ドイツ・レクイエム」の隠れたる名演です。グリュンマーの楚々とした歌声、フィッシャー=ディースカウの張りのある低音。そして何よりケンペらしいゆったりとしたテンポと重厚な管弦楽の響き。完全無比と崇められるクレンペラー盤に比べても何の遜色もないほどの出来なのに、モノラルのせいか、なぜかあまりCD化されることもなかった演奏(一時期疑似ステレオ盤が出回りました)です。この機会にじっくりとその真価をお確かめください。(2009/12/16 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111342

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    ブラームス:ドイツ・レクイエム/モーツァルト:セレナータ・ノットゥルナ(ケルン放送響/クレンペラー)(1954, 1956)

    (2011/01/26 発売)

    レーベル名:ICA Classics
    カタログ番号:ICAC5002

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    ブラームス:ドイツ・レクイエム(リヒター/ゲンツ/ライプツィヒMDR放送合唱団&交響楽団/オルソップ)

    ブラームス(1833-1897)の「ドイツ・レクイエム」は1869年に作曲された宗教曲です。曲自体は1857年にシューマンが死去した時に構想されたと言われていますが、実際には1865年に彼の母が死去したことで完成に至りました。通常、カトリック教会のレクイエムはラテン語で歌われますが、この曲はブラームス自身が選んだテキスト(ルターが訳したドイツ語版聖書など)を用いて、全てドイツ語のテキストで書かれています。ブラームス自身は、この作品を教会で歌うのではなく、演奏会用として考えていて、テキストからは「キリストの復活に関わる部分」が外されているところも興味深いものです。穏やかな第1曲のメロディが全般に使われながらも、全体にポリフォニックで極めて構造的に書かれた中身の濃い音楽です。演奏しているのは、既にブラームスの交響曲全曲をリリースしているオルソップ。美声で知られるステファン・ゲンツと1990年生まれの新鋭ソプラノA.L.リヒターのソロが、ライプツィヒMDR放送交響楽団と合唱団の渋い音色に花を添えています。(2013/10/23 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572996

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    ブラームス:ドイツ・レクイエム(リボール/バウアー/ワルシャワ・フィル&合唱団/ヴィト)

    コントラバス奏者を父とし、ハンブルクで生まれたブラームス(1833-1897)。彼は幼い頃からピアノの才能を示し、10歳の頃から家計を助けるためにレストランや居酒屋でピアノを演奏したと言います。そんな彼、若い頃から自身の作品については懐疑的であり、かなりの数を破棄してしまいました。この「ドイツ・レクイエム」も24歳の頃に構想されるも、なかなか完成することはなく、ずっと仕舞われていたのですが、1865年に彼の母が死去。これが引き金となり、ようやく全曲が完成したというものです。初演2年前の1867年、出来上がっていた3つの楽章のみが試演されましたが、聴衆の反応は最悪であり、毒舌批評家ハンスリックも皮肉めいた批評を書きました。しかし、ブラームスは諦めることなく作曲を続け、何度も試演を繰り返し、1869年にようやくライネッケ指揮、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団により全曲が初演され、この曲の真価が知られるようになったというものです。曲はご存知の通り、ドイツ語のテキストが用いられ、随所に高度な対位法が使われた壮大かつ深淵なもの。ここでは大曲を得意とするヴィトが絶妙のタクトで、全曲を纏め上げています。(2014/05/28 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.573061

  • ブラームス:ドイツ・レクイエム(ワッツ/ドゥグー/ロンドン・フィル/ネゼ=セガン)

    (2015/03/25 発売)

    レーベル名:LPO
    カタログ番号:LPO-0045

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    ブラームス:モテット集(セント・ブライド教会合唱団/ジョーンズ)

    例えば5をお聴きになってください。最上のブラームスがここにあります。この重厚さ、和声美は正にブラームスの真骨頂。4の女声合唱とオルガンのための「アヴェ・マリア」も聴き手を陶然とさせる極美曲。日本の合唱界ではお馴染みの曲たちですが、合唱に余り興味がなくても、ブラームス好きを自認する貴方には、うってつけの鑑賞レパートリーとなるでしょう。当盤の特徴は合唱の人数がごく少ないこと。通常は響きの厚さを重視するので、歌手が少ないのは珍しいのです。ナクソスでは既にブルックナーの合唱曲も好評のこの合唱団なら、演奏の質は保証済みです。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553877

  • プラウリニュシュ:オラトリオ「われ憎み、かつ愛す」(ユーテルゼン合唱団/ルスティヒ)

    聖歌隊とロック・バンド。この異色の組み合わせから生まれた興味深いオラトリオ「われ憎み、かつ愛す2.0」。ラトビアの作曲家ブラウリニュシュによって1990年代に最初に構想が練られたこの作品は、2018年に改訂され「Ver.2.0」となり、新しい命が吹き込まれました。作品にはロックやラップ歌手など多彩なジャンルのアーティストが参加、メインとなる少年合唱を引き立てています。(2019/03/22 発売)

    レーベル名:Rondeau Production
    カタログ番号:ROP6164

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    ブレイク:メアリーの受難/キリスト降誕の4つの歌(ロンドン・ヴォイシズ/ロイヤル・フィル/ブレイク)

    数々の映画音楽で知られるハワード・ブレイクのオラトリオ「メアリー(マリア)の受難」は、聖母マリアの目を通して描かれたイエス・キリストの一生の物語です。ソプラノ・ソロとボーイ・ソプラノ、合唱とオーケストラ(改訂版ではここにテノールとバリトン・ソロが加えられた)で歌われる受胎告知からキリストの復活までの出来事は、時に激しく、時に優しく心に染みいるように歌われます。映画音楽を得意とするブレイクだけあって、常に響きは美しく、耳に心地良いものとなっています。ソプラノ・ソロを歌うのはパトリシア・ロザリオ。現在のイギリスにおいて宗教曲、現代曲を歌わせたら右に出る者はいない名歌手です。その16年前に作曲された「キリスト降誕の4つの歌」は金管の伴奏と合唱とテノールで歌われる素朴な歌曲集。こちらはマリアの喜びが全編に溢れる美しい曲です。(2010/06/16 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.572453