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数多くあるシューマンの作品の中では、残念なことにヴァイオリン作品はあまり注目されません。しかし3曲あるヴァイオリン・ソナタは、どれも内省的な雰囲気の中に苦悩が溢れるような独特の暗さを持ち、シューマン作品の特徴をよく表しています。ソナタ第2番はシューマン41歳の作品で、その前に書いた第1番の出来映えに不満を持ったシューマンによって、作品全体が念入りに構築されています。43歳の作品である「幻想曲」は冒頭こそ悲痛ですが、曲が展開していくに従ってヴァイオリンが自由に歌う作品。演奏しているヴィジャヤはベルリン生まれ。4歳でヴァイオリンを始め、ベルリン芸術大学で学んだ気鋭の若手奏者です。当アルバムでは、エッシェンバッハのピアノと指揮のもと、伸びやかな演奏を聞かせています。(2018/03/16 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC1885 |
ロジャー・ノリントンとシュトゥットガルト放送交響楽団による、2004年9月にライヴ収録されたシューマンの交響曲全集。ノリントンによるシューマンは、ピリオド楽器を使用したロンドン・クラシカル・プレイヤーズとの第3番と第4番(1989)、シュトゥットガルト放送響との第2番(1999)の録音がありますが、1998年にシュトゥットガルト放送響の首席指揮者に就任して5年を経たこの全集では、ノンヴィブラート奏法による弦楽器の美しく明快な響きである、ノリントンの持ち味ともいえる「ピュアトーン」が一層練り上げられ、存分に堪能できます。また、今回は初出時に倣い、それぞれの交響曲についてのノリントンのレクチャー(英語)がボーナス・トラックとして収録されています。(2022/01/14 発売)
レーベル名 | :SWR Classic |
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カタログ番号 | :SWR19530CD |
指揮者マルクス・ポシュナーは1971年ミュンヘン生まれ。コリン・デイヴィス、ロジャー・ノリントンなどの名指揮者のアシスタントを務めた後、インゴルシュタットの室内管弦楽団の首席指揮者に就任。2004年にはドイツ音楽協会、ドイツ・オーケストラ連盟から「ドイツ指揮者賞」を授与され、一躍脚光を浴びました。以降、着々とキャリアを重ね、2015/16シーズンより、スイス・イタリア語放送管弦楽団の首席指揮者に就任しました。彼はジャズ・ピアニストの顔も持ち、この分野でも創造性に満ちた演奏を繰り広げ、ジャンルを超えたファンを獲得していることでも知られる才人です。この演奏は、スイス・イタリア語放送管弦楽団への就任記念ですが、リヒャルト・シュトラウス(1864-1949)作品の中でも比較的地味な曲を選択したところが、いかにも彼らしいと言えるのではないでしょうか。伸びやかに歌う独奏楽器を自由に操る彼の手腕にご注目ください。余白に収録されているのは、晩年のシュトラウス自身の指揮による4曲の管弦楽伴奏つきの歌曲です。まるで目の前にシュトラウスがいるかのようなリアルな録音をお楽しみください。(2015/12/23 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777990-2 |
ユダヤ音楽の膨大な記録となるミルケン・アーカイヴ(もちろん解説の充実もポイント)ならではの貴重な録音の登場です。ユダヤ教の祈りで、「贖罪の日」に向けた悔い改めの祈りである「スリホット」、その礼拝の全体像をロンドンの伝統あるシナゴーグで録音しました。演奏はカントール(礼拝における独唱者)と男声合唱(ボーイやカウンターテナーの声も使用)で行われています。ユダヤ人音楽家の作品だけでなく、カントールによる即興を聴くことができます。時に情熱的また恍惚的に、時に神秘的に、朗々と歌い上げるカントールの妙技に我々は心を打たれ、また癒されるのです。合唱ファンにも注目していただきたいアルバムです。(2005/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.559428-29 |
もともとは三種の舞曲が元になっているマズルカですが、ショパンの手によって、実用的な舞曲としての性格を失い、芸術的なピアノ小品として生まれ変わりました。しかしながら、リズム、ルバート、転調の効果など、舞曲の源とした音楽的要素が内包されていることには変わりません。フリードマンは、とりわけこれらの要素に着目し、表出することに成功した数少ないピアニストの一人です。とぎすまされた技巧と、細部に至るまで磨き込んだテクスチャア。この録音を上回るマズルカの演奏は、いまだかつて現れていないといってよいでしょう。(2003/04/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.110690 |
(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos World Music |
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カタログ番号 | :76010-2 |
ギリシャ、テッサロニキ出身のカウンターテナー歌手、ニコラス・シュパノス、オーストリアのチェリスト、フローリアン・エッグナー、バレンシア出身、ギターのラファエル・カタラ。この3人をメンバーとする“エラトス・トリオ”のライヴ・アルバム。ルネッサンス期からバロックの作品や民謡に現代的なアレンジを施し、自在な演奏を聴かせるアンサンブルです。このコンサートで演奏されているのは、ダウランドの「おいで、もう一度。今、甘美な愛が」やヘンデルの作品、アルバム・タイトルにもなったカタラの「El silencio imposible ありえない沈黙」、そして彼らが大切にしているセファルディ(15世紀頃に故郷を離れスペイン、ポルトガルに定住したユダヤ民族)の古い歌の数々。絶妙なアレンジが施されたこれらの曲を、ギターの静かな響きとチェロの深い音色、シュパノスの鮮烈な歌声が彩ることで、美しい音楽が生まれています。(2020/04/17 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
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カタログ番号 | :Gramola99207 |