―
Search results:348 件 見つかりました。
ティントナーのブルックナー・チクルスに触れて、巨匠が振るブラームスが聴きたいと思うファンは多かった筈。その渇望を癒す名演の登場です。第3番の両端楽章の力強さには目を見張るばかりで、枯淡などという言葉とは無縁。一方、第2楽章の悠然たる語り口には思わず聴き惚れてしまいます。第3楽章があっさりしているのも年輪の成せる技。これに続いてヴァイオリン抜きの小管弦楽で演奏される「セレナード第2番」を聴くと、何とも自然に身体に入ってくるから不思議。この地味な初期作品が、いかにも偉大な名曲に感じられるあたり、ティントナーの面目躍如というところでしょう。(2003/12/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
---|---|
カタログ番号 | :8.557237 |
マズルカにおいてその神懸かり的なリズム感の冴えを表す一方、フリードマンは旋律線を息長く歌わせることに秀でたピアニストでした。レシェテツキーの弟子の中でおそらくもっとも技巧的な力量を持っていた彼は、曲の細部に至るまで完全に掌握し、また自発的あるいは直感的ともいえる勘で曲全体の構成をつかみ、旋律線を描くことに反映していたと見ることが出来ます。このCDに収録されている変ホ長調の夜想曲は、録音史上もっとも「歌う」ピアノとして評価されている彼の金字塔です。いかなるピアニスト~ホロヴィッツを含めて~もこの高みに達することは不可能でした。(2006/06/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
---|---|
カタログ番号 | :8.111114 |
好評シリーズ「ブルックナーの手紙と音楽」の第2集。今作では1866年から1894年までに書かれたブルックナー(1824-1896)の手紙を、前作と同じくオーストリアを代表する名優ヴォルフガンク・ベックが朗読、合間に珍しいピアノ曲や歌曲が置かれるというプログラムで構成されています。今作で朗読される手紙の中心を占めるのは、1880年代から1894年までに彼がさまざまな女性に宛てて書いた“プロポーズ風の手紙”。ブルックナーがほのかな思いを寄せていた女性や、数少ない彼の信奉者であった女性たちが登場。“永遠の独身者”として音楽に身を捧げたブルックナーの姿を描き出しています。ヴォルフガンク・ベックの味のある語りがブルックナーの朴訥とした姿を連想させます。(2020/12/18 発売)
レーベル名 | :Gramola Records |
---|---|
カタログ番号 | :Gramola99237 |