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ミサ典礼文

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    アンチエタ:ミサ・シネ・ノミネ(カピーリャ・ペナフロリダ/ミニストリレス・デ・マルシアス/カブレ)

    これは驚きの美しさ!音楽史の本で名前はしばしば目にするアンチエータですが、実際に作品を音で聴くことは非常に珍しいところ、当盤の出現は、多くの古楽ファンに発見の喜びを与えることでしょう。「ミサ・シネ・ノミネ(別名:第四旋法のミサ曲)」全曲を、実際の典礼を再現するために、当時の他の音楽を織り交ぜて演奏。例えば、かの有名な冒頭1の旋律はミサ曲の中で使用されているものです。男性だけの歌手陣が織り成す美しいポリフォニーは、心地よい倍音を伴って、極上の癒し空間を醸成します。スペインのルネッサンス音楽の輝きに、改めて目を開かせる曲・演奏です。(2004/02/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555772

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    アンブロジオ聖歌(シュナール/イン・ドゥルチ・ジュビロ/トゥルコ)

    アンブロジオ聖歌はイタリア・ミラノで独自に発展したもので、グレゴリオ聖歌に比べて、より自由なメリスマと音程などを特徴とし、より激しい感情のほとばしりを感じさせます。この録音はミサを女性のみの聖歌隊が演奏したものです。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553502

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    偉大なる歌手たち - 珠玉の名唱集(1904-1952)

    ナクソス・ヒストリカルのシリーズで発売されている、たくさんの歌手たちの録音を選りすぐって、ベスト盤としてご紹介するものです。1861年生まれのネリー・メルバから1922年生まれのレナータ・テバルディまで、ソプラノ11人、メゾ・ソプラノとコントラルト2人、テノール8人、バス2人の計23名の名歌手たちが20世紀の前半に録音した音源を集めています。彼らの時代は多種多様な発声や解釈がそれぞれに花開いた、歌唱の黄金時代でした。オーストラリアからロシアまで、世界各地各時代の、独自の個性と芸風をお楽しみください。(山崎浩太郎)(2003/11/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110781-82

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    インジェニェーリ:作品集 4 - ミサ曲「味わいて見よ」/モテット集(ケンブリッジ・ガートン大学合唱団/ウェスタン・ウィンズ/ウィルソン/ウェスト)

    クレモナ出身のマルカントニオ・インジェニェーリはイタリア後期ルネサンス音楽の作曲家。現在ではその作品よりもモンテヴェルディの師として知られています。幼少期にヴェローナの教会合唱団で歌い、パルマのチプリアーノ・デ・ローレに師事、後にクレモナ大聖堂の楽長に就任したとされています。彼の作品は500年近くも顧みられることがありませんでしたが、1960年代に楽譜が発見されたことで研究が進んでいます。このアルバムには聖週間と復活祭のための一連の作品を収録。アルバムの中心となるのは複雑な対位法と複合唱(polychoral)を駆使したパロディ・ミサ「味わいてみよ」で、巨匠として当時尊敬を集めていたであろう彼の力量が十二分に発揮されています。指揮者のガレス・ウィルソンはスコットランド出身。優れたオルガニストでもあり、古楽作品の演奏で広く知られています。(2024/03/29 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0716

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    インジェニェーリ:ほめ称えよ、神のしもべたちよ/モテット集/クローチェ:主よ、深くへりくだり(ケンブリッジ・ガートン大学合唱団/ウィルソン)

    クレモナ出身のインジェニェーリはイタリア後期ルネサンス音楽の作曲家。現在ではその作品よりもモンテヴェルディの師として知られています。幼少期にヴェローナの教会合唱団で歌い、パルマのチプリアーノ・デ・ローレに師事、後にクレモナ大聖堂の楽長に就任したとされています。教会との深い関係にも関わらず、宗教曲と世俗曲を半々の割合で作曲したようです。その作品はほとんどが、500年近くも顧みられることがなかったわけですが、この息をのむような、美しく豊穣な作品の録音からは、彼が当時の巨匠の一人であったことがうかがえます。複合唱(polychoral)に複雑な対位法を駆使した音楽は、スリリングな高揚感をもたらしてくれます。(2020/04/10 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0556

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    インジェニェーリ:ミサ曲「シュザンヌはある日」(ケンブリッジ・ガートン大学合唱団/ウィルソン)

    モンテヴェルディの師として知られるイタリア・ルネサンス後期の作曲家インジェニェーリは、複雑な対位法を駆使した複合唱(polychoral)様式の音楽で生前高い評価を得ていました。それはバロックへの移行前夜、洗練の極みに達していたルネサンス多声音楽の姿を示すものです。インジェニェーリ作品の演奏に熱意を注ぐガレス・ウィルソンとケンブリッジ・ガートン・カレッジ合唱団による第3集では、ルネサンス時代に大ヒットしたシャンソン「シュザンヌはある日」を定旋律とするミサ曲と二重合唱用のモテットを収録。アルバム中6曲を古楽器の管楽アンサンブルで演奏することでサウンドに変化をつけています。(2023/05/19 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0677

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    ヴァスクス:天にましますわれらの父よ/ドナ・ノビス・パーチェム/ミサ曲(ラトヴィア放送合唱団/リガ・シンフォニエッタ/クラーヴァ)

    (2010/08/09 発売)

    レーベル名:Ondine
    カタログ番号:ODE1106-2

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    ヴァンハル:宗教作品集(ボニ・プエリ少年合唱団/チェコ室内管パルドビツェ/シュトリンツ)

    チェコの農民の家に生まれながらも、幼い頃から音楽教育を受けたヴァンハルは、村のオルガニスト、教会楽長として才能を発揮、彼の才能を認めたシャフゴーチュ伯爵夫人によってウィーンへの留学が可能となり、ディッタースドルフに師事できるようになりました。その後は作曲家として大成し、100曲以上の弦楽四重奏曲を始め、交響曲や宗教曲を多数作曲、名声を獲得しました。現在では室内楽作品が広く知られていますが、このアルバムに収録された宗教曲はほとんど演奏されたこともなく、全て世界初録音となります。古典派と初期ロマン派の架け橋となるこれらの作品をチェコの名歌手たちと、チェコ屈指の児童合唱団「ボニ・プエリ」が見事に歌い上げています。(2019/04/26 発売)

    レーベル名:ArcoDiva
    カタログ番号:UP0165-2

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    ヴァンハル:ミサ・パストラーリス/ミサ・ソレムニス(アラディア・アンサンブル/グロット)

    これは参りました!ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの時代に、パトロン無しで作曲だけで生計を立てたヴァンハルの人気が納得できる一枚。教会で音楽活動をしたわけでもないのに多数の宗教的声楽曲がありますが、まずは1を聴いてみてください。これほど心が躍る楽しい音で描かれたキリエは、そうそうありません。天才の周辺だからこそ、教会べったりではなかったからこそ書けた音楽かもしれません。そしてそう思えるのは、演奏家たちの力、特に合唱団の洗練度の高さは(失礼ながら)非常に驚き。演奏家や作曲家の知名度と音楽の良さは正比例しないことを証明するアルバムです。(2001/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555080

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    ウィールクス:アンセム集(クーパー/オックスフォード・カメラータ/サマリー)

    トマス・モーリーらと共にイギリス・マドリガルの作曲家として有名なウィールクスですが、教会音楽の分野でも名作を残しています。これらはイギリスでは現在も大切なレパートリーです。代表作の「ダヴィデが聞きしとき」などを聞くと、この分野での並々ならぬ才能がわかります。ウィールクスの作品集の録音は珍しいもので、モーリーのパヴァンと、彼の思い出に寄せるマドリガルも収録。オックスフォード・カメラータの名演でどうぞ。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553209