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ミサ典礼文

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    がちょうの本 - 中世ドイツの聖歌(アンク)

    がちょうの合唱隊を狼が指揮する、という彩飾にちなんで名づけられた「がちょうの本」は、中世都市ニュルンベルクにおける、宗教改革前のミサの典礼の記録として唯一のもの。多くは初録音で記録的価値だけでも絶大、という謂われをさておいても、純粋に聖歌を楽しめるアルバムです。男声ユニゾン、童声ユニゾンのみならず、両者が合体して歌うものもあり。ハンガリーの聖歌隊スコラ・フンガリカによる、暖かみのある素朴な歌唱が、静かな感動を誘います。その合間にオルガンが響きわたり(実に良い音で録れてます!)、最後は教会の鐘の音で締め括る。こういう聖歌もいいものです。(2005/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.557412

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    カペラ・コロニエンシス:1954-2004 録音集

    (2009/04/01 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C49382

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    カリッシミ:3声のミサ曲/6つののモテット集(コンソルティウム・カリッシミ/ザノン)

    イタリアのバロック初期の作曲家カリッシミの業績と言えばオラトリオが有名で、その力強い音楽は好んで演奏されています。ナクソスは余り日が当たらない分野に注目し、ミサ曲とモテットを集めてみました。敬虔な感情は十二分に表現され、適度なドラマ性も盛り込まれています。モンテヴェルディの宗教曲やマドリガーレに馴染んでいる人が更に音楽史を探訪するのに最適な一枚と言えるでしょう。当盤の収録曲は基本的に3人の男声歌手と通奏低音のみで演奏され、落ち着いたサウンドを楽しめます。17世紀に他の誰とも違う独自の位置を築いたカリッシミを、貴方も発見してください。(2001/07/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.555075

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    エンリコ・カルーソー全集 7 (1912-1913)

    録音史上最も有名なテノールのひとり、エンリコ・カルーソー(1873~1921)の全録音を集めたシリーズの第7巻。ここでは独唱曲のほか、かれが主要な活動拠点としていたアメリカのメトロポリタン歌劇場のスターたちとの重唱、さらに名ヴァイオリニストのミッシャ・エルマン(1891~1967)との共演が聴けます。カルーソーはオペラの全曲録音を行いませんでしたが、いくつかの重唱録音を残しており、アンサンブルの一員としてのかれの歌いぶりを、そこに偲ぶことができます。3人のソプラノなど共演歌手たちは、いずれも後世に名を残す歌手ばかりです。(山崎浩太郎)(2002/01/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110724

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    エンリコ・カルーソー全集 9 (1914-1916)

    名覆刻者マーストンによるエンリコ・カルーソー(1873-1921)の録音全集、第9集は1914年4月から16年2月までの録音を収めています。アルマ・グルック(1884-1938)、エミー・デスティン(1878-1930)、フランシス・アルダ(1883-1952)のメトロポリタン歌劇場のプリマ・ドンナ3人との2重唱のほか、名ヴァイオリニストのミッシャ・エルマン(1891-1967)との共演も楽しめます。舞台では演じていないオペラからのアリアや、〈オ・ソレ・ミオ〉など当時の人気歌曲に混じって、バス歌手のための《ボエーム》の〈外套の歌〉も入っています。(山崎浩太郎)(2003/08/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110750

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    エンリコ・カルーソー全集 12 (1902-1920)

    1898年25歳にして、ミラノのテアトロ・リリコにおける「フェドーラ」で世界的名声を手に入れたカルーソーは、1902年にコヴェント・ガーデンでその名声を不朽のものとしましたが、1920年12月「愛の妙薬」の演奏中に吐血し、演奏活動を停止。引退を危ぶまれるも、果敢にカムバックしますが、翌年48歳の若さで亡くなりました。このCDには、20年の事故直前、カルーソーの最盛期に収録されたものが中心となっています。原盤が失われているマイアベーアの「アフリカの女」など、貴重な復刻を含む一枚です。(2004/06/01 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.110753

  • カルダーラ:マニフィカト ニ短調/これこそ乙女なる女王/めでたし、海の星よ(ベルリン・ヴォーカルアカデミー/ベルリン・バッサーノ・アンサンブル/マルコヴィッチ)

    カトリックの世界では、聖母マリアは特別な役割を担っています。彼女はイエスを生み出したことで、全ての原罪から解放された無垢な存在であり、死後は天に昇ることを許され、天上と地上を結ぶ象徴としても崇められています。「サルヴェ・レジーナ」はそのマリアのための祈祷文の一つで、多くの作曲家がこの祈りのために曲を書いています。カルダーラはイタリア・バロック期に高い人気を得ていた作曲家で、華麗なオペラやオラトリオ、ミサ曲で知られています。このアルバムは、マルコヴィッチュとヴォーカルアカデミー・ベルリンの意欲的な試みから生まれた1枚で、前作スカルラッティ(ROP-6062)と同じく、カルダーラ(1670-1736)の数多い宗教曲の中から、聖母マリアに関する曲を拾い出し、トリオ・ソナタを挟みながら一つのストーリーとして構築するという試みが成されています。一説によると3000以上もあったという彼の作品は、現在ほとんど忘れられてしまっていますが、研究によって少しずつ復興されており、このアルバムもカルダーラの真の姿を知るための手引きとして役立つことでしょう。(2016/11/23 発売)

    レーベル名:Rondeau Production
    カタログ番号:ROP6118

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    カルダーラ:ミサ・ドロローサ/スターバト・マーテル/シンフォニアト短調, ホ短調(アウラ・ムジカーレ・アンサンブル/クレメンチッチ)

    既に数多くの個性的録音で古楽界にその名を轟かせている鬼才クレマンシックがナクソスで取り上げる作曲家は、バッハと同時代を生きたイタリア人カルダーラ。驚異的な多作家で、90を超えるオペラを中心に殆どの作品が声楽曲でした。当盤では2曲の管弦楽付き教会音楽と、オラトリオの序奏として書かれた2曲のシンフォニアをお届けします。古今の大作曲家が好んで作曲した「スターバト・マーテル」に一貫するほのかな悲しみに、カルダーラの資質が凝縮されています。和声的により大胆な「ミサ曲」も同傾向。合唱団の名唱が、演奏の価値を高めています。(2000/09/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.554715

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    カルドーソ/ブリート/モラーゴ:宗教的合唱曲集(ケンブリッジ・ガートン大学合唱団/ウィルソン)

    ポルトガルのルネサンス期に活躍したカルドーソのミサ、宗教曲集。カルメル女子修道会のオルガニストとして活躍した彼は、パレストリーナのポリフォニー様式を踏襲し、厳格な様式による作品を残しましたが、その大部分は1755年のリスボン大地震とその際の出火によって失われてしまったとされています。彼の合唱作品は複雑な書法と豊かな和声によって書かれていますが、演奏が困難なせいか、現代の合唱団もあまり取り上げることがありません。このアルバムはカルドーソの「第2旋法によるミサ曲」初録音であり、ケンブリッジ・ガートン・カレッジ合唱団が素晴らしいハーモニーで作品を歌い上げています。(2018/04/27 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0476

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    カルドーソ:ミサ曲全集 1 (ロンドン・カルメル会修道院聖歌隊/ロイド)

    知られざる作品を意欲的に発掘するToccata Classicsからルネサンス・ポリフォニーの新シリーズがスタートします。マヌエル・カルドーソは、17世紀前半のポルトガル・ポリフォニー音楽の黄金時代を代表する作曲家ですが、彼の肖像画とその作品の多くは1755年のリスボン大地震と火災により焼失してしまい、ミサ曲3巻とモテットなど2巻の作品が知られるのみ。それらはモラレスやゲレーロといったスペインの作曲家からの影響と、特にパレストリーナの作品を深く研究したことを感じさせます。英語圏ではあまり知られていなかったカルドーソの作品ですが、20世紀終盤から録音も増えて注目度が高まりました。それらに魅せられた音楽家の一人がこのCDの指揮者サイモン・ロイドで、オルガン曲を含む作品186曲を校訂。カルドーソの生誕450年を祝うべく、ロンドン・カルメル会修道院と共に2016年2月から17年11月までかけて演奏しました。このプロジェクトは、その好評から生まれたものです。解説書(英語のみ)には、指揮者で校訂者でもあるロイドによる曲目解説が掲載されています。(2021/12/10 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0498