ミサ典礼文
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イタリア後期バロック時代の作曲家ドゥランテ(1684-1755)は、シチリア王国のフラッタマッジョーレに生まれ、幼い頃から音楽教育を受け、アレッサンドロ・スカルラッティをはじめとした多くの音楽家から教えを受けたとされますが、あまり詳しいことは分かっていません。ただ、偉大なる教師であったことと、18世紀前半のナポリにおいて、最も偉大な教会音楽作曲家のひとりであったことは間違いないようです。彼のクリスマス音楽は、ナポリの伝統的な形式を順守したカンタータとモテットで、当時としては、明るさの中に少しだけ感傷的な雰囲気を持ち込んだことでも高く評価されました。中でも変ロ長調のマニフィカトは、最も愛されていた作品の一つで、19世紀になっても、頻繁に演奏されていました。(2011/11/09 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777571-2 |
ここに収録された2曲は、ミサ通常文を通して作曲したミサ曲として、またキリストの受難をテーマにした受難曲として、共に世界最古のものの一つとされるものです。時に耳に刺激的に響く、この時代独特の和声感覚や、無伴奏で人間の声だけで演奏される、不思議な静けさをたたえた音空間は、現代人には衝撃的なほど新鮮に感じられます。バロック音楽以降のミサ曲や受難曲を聴きなれている方には、音楽史の発展を知るための必須素材になることでしょう。トヌス・ペレグリヌスによる演奏が、これまた絶品。音楽史入門に、この上ないお薦め盤です。(2003/07/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.555861 |
ドイツの合唱音楽の伝統では「宗教的作品では楽しい旋律を避ける」と「世俗作品ではどんな旋律でも構わない」と各々を厳密に区別していましたが、19世紀のイタリアでは、ミサ曲がまるでオペラのように華やかな雰囲気を持ち、独唱も二重唱も、アリアのような美しい旋律で書かれたものが多く、あまり厳格な区別はなされていませんでした。これら「ベルカントの教会音楽」は19世紀に南ドイツで起こった"セシリア運動=教会音楽を堕落から救い、グレゴリオ聖歌もしくはパレストリーナの音楽に立ち返ろう"により排斥されながらも、イタリアの作曲家たちは美しい宗教曲を作り続けていました。オペラ作曲家として知られるドニゼッティ(1797-1848)も、学生時代から数多くの宗教曲を書き、時には小品を組み立てて大きなミサにすることもあり、それらを全て合わせると150曲以上が数えられます。この「グローリア・ミサとクレド」は1837年11月にナポリで初演された作品ですが、その後、自身で曲を組み替えたり、彼の師マイール(1763-1845)がその中の曲を自作に組み込んだりと、原曲は様々な形で素材として使われ、現在に至っています。これらを研究者フランツ・ハウクが当時の状況を熟考し、復元して演奏しました。単なる研究結果を超えた普遍的な美しさが宿るミサ曲です。(2016/12/21 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.573605 |
19世紀初頭を代表するオペラ作曲家、ドニゼッティの知られざるレクイエム。ドニゼッティとほぼ同時期に生まれ、お互いに良きライバルとして刺激し合った盟友ベッリーニが33歳の若さでこの世を去った時に、リコルディ社から依頼された作品です。しかし、ドニゼッティは作品に着手したものの、結局完成されることなく死去。「サンクトゥス」や「アニュス・デイ」が欠けたまま残されたレクイエムが初演されたのは、ドニゼッティの死後22年を経た1870年のことでした。未完成ではあるものの、随所に散りばめられた美しい旋律がドニゼッティのオペラを思わせる魅力的な作品です。初演時と同じく、ドニゼッティが埋葬されているサンタ・マリア・マッジョーレ教会での録音。歌手たちの熱唱も聴きどころです。
(2018/10/31 発売)
レーベル名 | :Dynamic |
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カタログ番号 | :CDS7813 |
エストニアの作曲家ルドルフ・トビアス(1873-1918)。彼はエストニアの小さな村セリヤで生まれ、父親から音楽の手ほどきを受けます。当時エストニアには音楽大学がなく、タリンでオルガン奏法と音楽理論を学びます。それからペテルスブルクに移り、ペテルブルク音楽院で作曲をニコライ・リムスキー=コルサコフに学び、最初のカンタータを書くことになります。その後、エストニア初の職業作曲家として認められ、その作品は広範囲に渡って知られることとなります。1910年からはベルリンに赴き1914年にはドイツ国籍を取得、第一次世界大戦では通訳として活躍しますが、結局この地で他界しました。オルガンの名手であったトビアスは宗教作品にも造詣が深く、いくつかの美しい合唱作品も残しています。ここでは彼の資質が最も良くでているオルガン作品を聴いてみてください。微妙に移り変わるハーモニーが美しいものばかりです。(2015/04/22 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0288 |
フランス・バロック時代に活躍した作曲家ドラランド。1683年、25歳のドラランドは“太陽王”ルイ14世の宮廷音楽家として召し抱えられ、すぐに王のお気に入りの一人となり、王女の音楽教師を務めながら、1714年には王室礼拝堂(シャペル・ロワイヤル)の楽長となり、亡くなるまでその職務にあたりました。40年に渡る年月の中で、王はドラランドを信頼し、新しい王室礼拝堂を建築する際には、協議メンバーにドラランドを加えていました。またドラランドも王を心から崇拝し、お互いに良い関係を築いたようです。このアルバムでは、ドラランドが新しいシャペル・ロワイヤルのために作曲した壮大な「グラン・モテ」(管弦楽伴奏や室内楽伴奏を伴う大規模なモテット)と、テ・デウムを作品所縁の場所でデュメストル率いるル・ポエム・アルモニークが演奏、時を超えた感動をもたらしています。https:youtube.com/watch?v=IO446Esi5as(2018/06/29 発売)
レーベル名 | :Alpha |
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カタログ番号 | :ALPHA968 |
「内省と瞑想の名曲集」は、人の声を使う合唱ならではの音楽の魅力を余す所なくお届けします。「ベネディクトゥス」は、ミサの典礼では「サンクトゥス(感謝の賛歌)」の後半の祈り。音楽上のミサ曲ではサンクトゥスに続いて演奏され、静かで心を落ち着かせてくれる曲想になることがよくあります。当盤では文字通りのベネディクトゥスだけではなく、バッハの名曲「主よ、人の望みの喜びよ」や、音楽の癒しパワーが注目される現代に名曲度が大幅アップしたアレグリ「ミゼレーレ」などを収録、バラエティ豊かな選曲をお楽しみください。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556705 |
「内省と瞑想の名曲集」は、人の声を使う合唱ならではの音楽の魅力を余す所なくお届けします。聴き方は貴方次第、ただひたすらBGMにして身を浸すもよし、音楽史の学習に使ったり、合唱団の演奏会のプログラミングの参考にするもよし…。「アニュス・デイ」はミサの典礼で終わり近くに行われる祈り。古今の大作曲家によるミサ曲の中でも音楽的にハイライトになっている例が多くみられます(17のフォーレのメロディーなど絶品)。ルネサンス期の諸曲におけるオックスフォード・カメラータの透明無比で暖かい名演にも特にご注目ください。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556701 |