ミサ典礼文
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1723年にライプツィヒのトーマスカントルに就任したバッハは、その年のクリスマス用に「マニフィカト」を作曲しました。この時は変ホ長調が用いられ、曲間に別のテキストを使った4つの曲が挿入されていましたが、その後バッハは挿入曲を除き、調性をニ長調に変更。現在はほとんどこちらの版で演奏が行われます。フランツ・ハウクがこの作品に組み合わせたのは、現代の作曲家ヘルムシュロットのオラトリオ「ルーメン」。パーカッションを多用したカラフルな音響と緊迫感溢れる合唱による異教徒間の対話を描いたオラトリオであり、およそ300年の時を隔てた宗教曲を楽しめます。(2019/02/22 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.579049 |
北欧のオーケストラの特徴とも言える透明なハーモニーを最大に生かした「ロ短調」ミサの登場です。デンマーク出身の名手モーテンセンは、鍵盤奏者、指揮者として優れた活動をしていますが、今回の「ロ短調ミサ」曲では、合唱、オーケストラ全てを統括し、生き生きとした素晴らしい音楽を導き出しています。1981年にアメリカの指揮者ジョシュア・リフキンが確立した「バッハ作品の合唱部分のほとんどはソロの声のために書かれたであろう」の理論を継承しながらも、モーテンセンはその理論に更に考察を加え、オーケストラのサイズもバッハ(1685-1750)の時代に合わせた小さなアンサンブルにすること(26人)で、各々のパートに顕かなコントラストを付けています。そしてSACDのフォーマットで録音することで、曲のすみずみまでを見通すことが可能になり、この偉大なる作品を改めて味わうことが可能になったのです。(2015/12/23 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :777851-2 |
バッハ(1685-1750)の死の前年に完成された「ミサ曲 ロ短調」。4つに分かれた部分のうち「サンクトゥス」のみは1724年に作曲され「キリエ」と「グローリア」は1733年に作曲されたとされるなど、曲の成立はばらばらで、また様々な作品からの転用があるなど、成立については不明な点が多いものの、その完成度の高さは比類なきものです。冒頭のキリエこそ「ロ短調」ですが、曲のほとんどは神を賛美する「ニ長調(=ロ短調の平行調)=神を賛美する調性」で書かれた輝かしいものであり、まさしくバッハの最高傑作にふさわしいものとされています。ヨーロッパにおいては、この曲を演奏すること自体が儀式であり、この2016年4月に行われたダイクストラとバイエルン放送合唱団、コンチェルト・ケルン、そして若きソリストたちによる演奏は、聴衆たちを沸かせ、またミュンヘンの評論家たちも「まるで魔法のような」と絶賛を惜しみませんでした2010年にスタートしたペーター・ダイクストラとバイエルン放送合唱団の「バッハ・プロジェクト」の完結編となります。(2016/10/21 発売)
レーベル名 | :BR-Klassik |
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カタログ番号 | :900517 |
06年8月3日、エリーザベト・シューマン、ロッテ・レーマンの後継として、ドイツ・リートの第一人者の位置に立ち、また美貌を兼ね備えたオペラのプリマとして活躍したシュヴァルツコップフが亡くなりました。ドイツ語の正確なディクションと抑えめがちな表現、そしてやや深みのある美しい声は、ヴォルフ、R.シュトラウスで最も高い評価を受けました。オペラ、合唱においては力業にはよらなくとも圧倒的な存在感を示しました。フルトヴェングラーの指揮の下でソロを務めたバイロイトでの「第9」、そしてこのカラヤンによる「ロ短調ミサ」での歌唱は、ファンの中では伝説に近い名唱として語り継がれていくことでしょう。ボーナス・トラックには、エリーザベト・シューマンやフェリアなどの、往年の大歌手達の貴重なソロが収録されています。(2006/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos Historical |
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カタログ番号 | :8.111053-54 |