ミサ典礼文
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ルー・ハリソンをクラシックの作曲家として扱うのは何だか申し訳なく思います。彼は生涯を通じて「音」を追求し、制約の多い「現代音楽」には背を向け、あえて他ジャンルのミュージシャン(例えばキース・ジャレット)とコラボし、ガムランやアジアの伝統楽器などを好み、世界中の音律をわが手にしようと試みたのでした。さて、このアルバムはそんなルー・ハリソンのミサ曲を中心に、中国、日本、カリフォルニア、ニュージーランド、オーストラリアに関係した合唱作品を集めた1枚です。タイトルの「A Bridge of Dreams」とは更級日記のことであり、イヴァン・モリスによる英訳に「As I Crossed a Bridge of Dreams」とタイトルが付けられているためです。アルス・ノヴァ・コペンハーゲンの無垢な合唱と、名手アンドリュー・ローレンス=キングのハープが夢の世界を作り上げます。(2012/04/11 発売)
レーベル名 | :Ars Nova |
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カタログ番号 | :6.220597 |
パルメリの「ブエノス・アイレスのミサ」は別名「ミサ・タンゴ」と呼ばれます。典礼文はラテン語を踏襲するものの、楽器編成は通常のミサのような独唱、合唱、オルガン(もしくはオーケストラ)ではなく、独唱と合唱、ピアノ、バンドネオン、弦楽オーケストラ。曲調も徹頭徹尾「タンゴ」です。アルゼンチン生まれのパルメリは、先人ピアソラと同じく出生地の伝統音楽を大切にしており、どの作品にも刺激的な味付けが施されていることで知られています。この1996年に作曲されたミサ曲は初演当時から高い人気を博し、世界各地で上演が行われています。このアルバムではピアソラの作品と、やはりアルゼンチン生まれのタンゴ作曲家スピタルニクの作品を収録、ラテンの神髄を聴かせます。(2018/03/16 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5343 |
タンゴといえば、バンドネオン。このパルメリの「ミサ・タンゴ」はバンドネオンとピアノ、弦楽オーケストラと四部合唱、独唱者のために書かれた、まさにタンゴそのものの曲調を持ったミサ曲です。もちろん歌詞は全てラテン語が用いられています。アルゼンチン生まれのパルメリは、ピアソラの影響を強く受けており、出生地の伝統音楽であるタンゴと、いわゆる「芸術音楽」との融合によって、新たなジャンルを開発したのです。1996年に初演された直後から人気を獲得し、作曲家自身による指揮での演奏も何回も行われていますが、今回はバンドネオン誕生の地であるドイツで演奏されたことでも注目が集まったコンサートのライヴ録音です。刺激的なリズム、サンクトゥスでの妖艶なピアノソロなど、聴き所たっぷりの「現代のミサ曲」となっています。(2017/01/25 発売)
レーベル名 | :CPO |
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カタログ番号 | :555092-2 |
パレストリーナの6声のミサ「ミサ・シネ・ノミネ(無名のミサ)」は彼の生前から高く評価された曲であり、堅固で整然とした様式(=パレストリーナ様式)と呼ばれるで書かれているために、J.S.バッハが古典派の様式を研究するために譜面を筆写、編曲した作品として知られています。今回、ケンブリッジのガートン・カレッジ合唱団の演奏はミサ曲本体に、同時代の作曲家インジェニーリの曲と、パレストリーナ自身による別の曲を組み込み、新たなミサ曲として再構成するという試みを行っています。作曲当時、ミサ曲からはあらゆる世俗的要素を退けるようにという風潮の中で生まれた作品に、改めて様々な思想を盛り込んだこのミサ曲は、現代ならではの味わいを持つ作品に生まれ変わっています。(2019/05/17 発売)
レーベル名 | :Toccata Classics |
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カタログ番号 | :TOCC0516 |
宗教改革に対するカトリック教会の姿勢を明確にし、世俗化しかけたキリスト教を刷新するために行われたトリエント公会議。これは当時、自由な形式が跋扈していた教会音楽にも影響が及び、「全てのポリフォニー音楽を廃止する」という案まで出たほどでした。そんな時、パレストリーナが神に導かれて作曲し、会議で演奏。その素晴らしさに感動した人々が「やっぱりポリフォニー音楽は必要」と納得したのが、この「教皇マルチェルスのミサ」と言われています。ただし、今ではその逸話は単なる伝説とされていますが・・・。このアルバムには、他に、この時代のキリスト降誕を喜ぶ賛美歌を収録。カトリックとプロテスタントの架け橋としての音楽を綴ります。(2012/07/25 発売)
レーベル名 | :Rondeau Production |
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カタログ番号 | :ROP6043 |
まずは冒頭1をお聴きください。カウンターテノールがたった一人で教会に響きわたらせる聖歌、うっとりするほどの美しさ。続いて、ルネッサンスの数多の天才たちの中で、調和のとれた音楽美では天下無双のイタリア人パレストリーナ作曲の、これまた聴き惚れるしかないアカペラのミサ曲。たった4つの声部が紡ぐ芳醇な響きがポリフォニーの極致を提示します。当盤では、オリジナル楽譜の検討、男声のみに限った歌手陣、純正な響き、聖歌やオルガン独奏曲の挿入など、作曲当時の演奏様式に近づき、教会での典礼を再現するための試みが行われています。 (2000/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553313 |
ルネッサンスの大作曲家たちが好んだ旋律、俗謡「武装した人(ロム・アルメ)」を使用したミサ曲に徹底的にこだわるナクソス、今回はイタリアの天才パレストリーナの「5声」のための作品(「4声」の方もナクソスは録音しています、ご注意を!)です。当時の演奏スタイルの再現として、冒頭と曲間に同時代の作曲家カヴァッツォーニのオルガン曲を挿入。合唱はカウンターテノールを含め全員男声7人、オルガンを低音に付加した演奏です。演奏、録音の雰囲気の良さも含め、あたかも教会でミサに参列しているかのような気分にさせてくれる一枚。やっぱりきれいですね、パレストリーナは。(2001/03/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553315 |
ポリフォニーってこんなに美しいものなんだ、と実感させてくれる声楽曲を残した天才パレストリーナ。膨大なミサ曲の中から、好んで演奏される2曲をお届けします。「シネ・ノミネ」は「名無し」という意味ですが、作曲者不明のモテットの旋律によるミサ曲とされています。当時の作曲家達が好んだ俗謡「ロム・アルメ(武装した人)」によるミサ曲は、他の巨匠達との興味深い聴き比べがナクソスで可能。数あるモテットの中で日本でも特に好まれている8と15が聴けるのも、合唱ファンには嬉しい選曲です。なお全ての演奏で、低音を補うオルガンを付しています。(2000/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553314 |