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ガイベル, エマニュエル・フォン(1815-1884)

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    キーンツル:歌曲集(シェレンベルガー/シュタム)

    歌劇「福音歌手」のアリアを聴いたことがある人が、もしかしたらいるかもという程度の知名度しかないキーンツル、その歌曲には何と日本を題材(神楽、万葉集、現代の恋の詩を採用)にした曲集があります(音楽的にはどこが日本?とツッコミを入れるしかないのですが…)。当盤冒頭の作品16の歌曲集など、シューマンをワーグナー風にした作風は魅力たっぷり。cpoと付き合うとたまにあるんですよね、何故これが埋もれたのかと怒りがこみあげてくる音楽が。掘り出し物の称号を与えましょう。(2002/03/01 発売)

    レーベル名:CPO
    カタログ番号:999763-2

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    グリーグ:歌曲集(アーネセン/エリクセン)

    管弦楽曲や器楽曲でも明らかなように、グリーグは天才的メロディーメーカーでした。言語の壁もあってどちらかと言えば低く評価されてきた二百曲近い歌曲でこそ、本領が最高に発揮されたのは当然のことです。後の弦楽合奏の編曲が有名な「春」や、劇音楽「ペールギュント」からの2つの歌、「君を愛す」など、特に愛好される歌曲を抜粋・収録したのがこのディスクです。リレハンメル五輪でオフィシャル・ミュージシャンに指名されたノルウェー人歌手アルネセンが歌い上げます。(1987/10/01 発売)

    レーベル名:Naxos
    カタログ番号:8.553781

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    グリーグ:歌曲集(ファーリー/フィルハーモニア管/ロンドン・フィル/セレブリエール)

    アメリカのソプラノ歌手キャロル・ファーリーが歌うグリーグの歌曲集。メトロポリタン歌劇場で活躍し、現代作品を得意とするファーリーは、指揮者セレブリエールの妻でもあり、2人は協力して現代作品の演奏を行っていることで知られます。ここではセレブリエールが伴奏部を色彩豊かなオーケストラ版に編曲、息のあった演奏を繰り広げています。1990年代に発売されていたアルバムの復刻盤。(2019/02/15 発売)

    レーベル名:SOMM Recordings
    カタログ番号:ARIADNE5001

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    グリーグ/ブラームス/ラング/シューマン:メゾ・ソプラノのための作品集(暗き夜は過ぎ去り)(モリソン)

    ドイツ系スコットランド人のメゾ・ソプラノ、カトリオーナ・モリソン。2017年のBBCカーディフ国際声楽コンクールを制し、既に世界中のコンサート・ホールやオペラ・ハウスで実績を積んでいる彼女にとって、こちらが初めてのソロ・アルバムとなります。彼女の重要なレパートリーである、抒情的な歌曲を残したドイツ・ロマン派の女性作曲家ヨゼフィーネ・ラングを軸に、その周りのシューマンやブラームス、若き日にライプツィヒで学んでいたグリーグなど同時代の作品を収録しています。モリソンの持つ、聴く者の心にすっと染みていくような美しく透明感のある歌声と、豊かながらもすっきりとした表現が、これらの歌曲の魅力を十二分に引き出しています。アルバムのタイトルは、ラングの「昨日と今日」歌いだしの一節からとられました。(2021/01/22 発売)

    レーベル名:Linn Records
    カタログ番号:CKD637

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    ゲーゼ:妖精の娘(ドイツ語歌唱)/5つの歌(ユンカー/フックス/ヴァイサー/デンマーク国立声楽アンサンブル/コンチェルト・コペンハーゲン/モルテンセン)

    デンマーク中世のバラードを下敷きに、ゲーゼが1854年に作曲したカンタータ「妖精王の娘」。結婚寸前の若者オルフが、森の中で妖精たちの集まりに遭遇、踊りの輪に加わるように誘われるも、「妖精の踊りには絶対に加わってはならない」という言い伝えを守り、馬を駆り帰宅の途に着いたものの、結局は力尽きてしまうという物語です。活動の初期にメンデルスゾーンの薫陶を受けたゲーゼらしいロマンティックな作品で、ゲーゼの最初の成功作としても知られています。バロック時代の作品を得意とするラルス・ウルリク・モルテンセンですが、ロマン派の作品でも素晴らしい統率力を発揮、この大がかりな物語を丁寧にまとめています。ゲーゼがドイツで学んでいた時期に書かれた5つの歌曲も聴きどころの多い美しい作品です。(2019/03/22 発売)

    レーベル名:Dacapo
    カタログ番号:8.226035

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    コルンゴルト/ゴルトマルク:歌曲集(ヒュプシュ/スペンサー)

    オーストリア出身のソプラノ歌手コルネリア・ヒュプシュのCapriccioレーベルへのデビュー・アルバム。彼女はバーデンで生まれ、グラーツ音楽・演劇大学で音楽を学び、クルト・エクヴィルツやデヴィッド・ルッツなど名歌手たちのマスター・クラスに出席し、その才能を嘱望されています。2008年にニコ・ドスタル国際コンクールで賞を獲得したこともあり、すでにオペレッタの世界では人気者で「こうもり」のロザリンデをはじめとしたヒロイン役で聴衆を沸かせています。そんなヒュプシュ、このアルバムでは雰囲気をがらりと変え、深みのある声で、後期ロマン派の2人の作曲家、コルンゴルトとゴルトマルクの作品をしっとりと歌っています。(2016/07/27 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C3004

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    シェーンベルク:歌曲全集(ヤルノット/バラインスキー/ディーナー/マイヤー/シェーファー/フォンドゥング)

    誰も知らない素顔のシェーンベルク!!!
    断片や草稿まで、世界初録音を多数含む貴重な歌曲全集です。
    あの「グレの歌」のオリジナル・ヴァージョンはピアノ伴奏であり、現在私たちが知っている形とは、かなり違うものであったことや、そろそろ十二音へと移行を始める時期に書かれたOp.8-1「自然」も、最初はもう少し違った形であったり・・・
    とにかく作品番号なしの曲の興味深いこと!調性概念が壊れていく瞬間に立ち会えるかのような、意義あるアルバムです。
    歌手陣も文句なし。永久保存盤です。録音 2009年-2011年(2012/09/12 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C7120

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    詩人の恋~ロベルトとクララ シューマン夫妻の歌曲世界(プレガルディエン/ピオー/ル・サージュ)

    クララ・シューマン生誕200周年にあたり、その夫ロベルト・シューマンが書いた連作歌曲集『詩人の恋』を中心に、夫妻それぞれの歌曲を厳選したプログラムを。グスタフ・レオンハルトやニコラウス・アーノンクールら20世紀古楽復興の立役者たちの信頼を集めた名歌手クリストフ・プレガルディエンの息子、ユリアン・プレガルディエンがますます存在感を強くアピールする1枚です。「何を演奏するにも[作品成立時の状況に徹底的に立ち返ってみる]古楽的アプローチは重要」と考えるユリアン・プレガルディエンは、すでに数年前『詩人の恋』を録音する予定だったところ、最新校訂譜が刊行されたことをきっかけに再度解釈を深めるべく録音を延期。Alphaレーベルでシューマンのピアノ曲全曲録音も敢行したエリック・ル・サージュが弾くシューマン歿年製のオリジナル楽器に向かい、ピアニストでもあったクララ・シューマンの存在を意識した「19世紀当時の」作品像に迫ります。さらに二重唱トラックでは近年ますます歌曲でも注目の活動がつづくサンドリーヌ・ピオーが!解説には演奏者自身のコメント入り(国内仕様は歌詞とともに訳付)。ドイツ・ロマン派音楽史上きわめて重要な連作歌曲の思わぬ側面にふれる豪華キャストの1枚です。(2019/05/17 発売)

    レーベル名:Alpha
    カタログ番号:ALPHA457

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    シューベルト/シュポア:歌曲集(白井光子)

    (2009/04/01 発売)

    レーベル名:Capriccio
    カタログ番号:C67198

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    シューベルト/ベートーヴェン/グリーグ/ブリテン/トロヤーン:歌曲集(ベーレ/シュナイダー)

    「歌曲は私にとっては時代を超越したものです。歌曲というものは、ほんの少しの材料で作曲家たちの全ての本質を表現しているのです。《ダニエル・ベーレ》」ハンブルクで生まれた若きテノール、ダニエル・ベーレはすでに全世界の劇場で高く評価されているオペラ歌手です。しかし、彼が最初の録音として選んだ曲は、5人の作曲家によるリートでした。彼は「リートには作曲家の本質が表れている」と語り、歌うことで、その思いを形にしようと努めます。時には語り、時には演じ、多様な表現でその世界を歌いあげます。シューベルト、ベートーヴェン、グリーグ、ブリテン、そして現代作曲家トロヤーンの作品はそれぞれ音楽語法は様々ですが、ベーレはそこに溢れる愛を見出し、的確な言葉で高らかに歌い上げています。今、最も注目される歌手の一人です。(2010/04/21 発売)

    レーベル名:Phoenix Edition
    カタログ番号:Phoenix154