ヘスラー, ヨハン・ヴィルヘルム(1747-1822)
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W.F.バッハのピアノ作品集で好評を博しているピアニスト、アンソニー・シピリによる後期バロックの知られざる作曲家ヨハン・ヴィルヘルム・ヘスラー(1747-1822)の作品集です。ドイツ、エアフルトに生まれたヘスラーは、オルガニストであった叔父J.C.キッテルから音楽の手ほどきを受け、1762年頃に地方のオルガニストの職に就きます。1769年に彼の父が死去したため、家業の毛皮商を継ぎながらもドイツ周辺のコンサート・ツアーを行うなど積極的に活動しました。中でも1789年4月15日にはドレスデンを旅行中のモーツァルトと宮廷付属教会オルガンの弾き比べを行ったという記録も残るほどの事件だったのです。数多くの作曲家たちとも交友関係を持ち、1790年から1792年にはロンドンに行き、1794年にはサンクトペテルスブルクからモスクワに移動、この地で亡くなるまで作曲家、教師として功績を挙げたのです。ヘスラーは数多くの鍵盤作品をはじめ、歌劇、室内楽曲などを残していますが、それらのほとんどは現在耳にすることがありません。J.S.バッハからモーツァルト、メンデルスゾーンへと繋がる時代のこれらの音楽、じっくりとお聴きいただければ、当時の風景が鮮やかに目の前に浮かんでくるのではないでしょうか。(2016/04/27 発売)
レーベル名 | :Oehms Classics |
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カタログ番号 | :OC444 |