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ハートマン, アーサー(1881-1956)

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    フリッツ・クライスラー - 録音全集 8 (1926-1927)

    1925年、電気式録音によるSPレコードが発売されたとき、クライスラーはまだ活動の絶頂期にありました。当時ベルリンに拠点を置いていた彼は、1926年の北米ツアーのためにパリからニューヨークを経て、トロントまで出掛けていましたが、彼の愛器の一つ「ストラディヴァリ」は環境の変化に耐えられないだろうという判断のもと、別の愛器「グァルネリ・デル・ジェス」を携行し、この楽器でコンサートを行い聴衆を魅了しました。このアルバムに収録された一連の録音は1925年から1927年に渡ってアメリカとベルリンで収録されたもので、クライスラーは同じ曲について何度も撮り直しをしていたため、曲によってはいくつかの別テイクが存在しており聴き比べを楽しむことが可能です。またバッハのアダージョなど珍しい録音も含まれています。(2019/02/22 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111409

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    フリッツ・クライスラー - 録音全集 9 (1927-1928)

    1925年、電気式録音によるSPレコードが発売されたとき、クライスラーはまだ活動の絶頂期にありました。この第9巻には1927年から1928年にかけての一連の録音を収録。当時52歳のクライスラーの円熟した技巧と美しい音色が余すことなく捉えられています。アルバムには自作の「ジプシー・カプリース」の最初の録音や、1928年ニューヨークで録音が行われたエルネー・ドホナーニの大曲「ハンガリー牧歌」の他、彼の弟フーゴを伴いベルリンで録音された、一連のピアノ三重奏曲版の演奏も聴くことができます。(2020/02/21 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.111410

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    サン=サーンス/ショパン/イザイ/フォーレ/フランク/デュパルク/ドビュッシー/ラヴェル:ヴァイオリン作品集(イルンベルガー/デームス)

    1900年頃のヨーロッパにおける文化の中心は「fin-de-siecle=世紀末」のウィーンと、「Belle Epoque=良き時代」のパリでした。パリのセーヌ川沿岸のサロンでは、毎夜、中産階級(ブルジョワジー)の人々が絵画と文学についての討論を行いながら、美しい音楽に耳を傾けたのです。作曲家たちは耳当たりの良い小品を作り、時に応じて演奏家たちが状況に合わせて編曲を行うことで、その場の雰囲気にふさわしい作品へと練り上げていったのでした。このアルバムでは、それらの曲を演奏することで、当時のサロンを再現しています。思い入れたっぷりの旋律を奏でるヴァイオリンの調べをお楽しみください。(2019/11/15 発売)

    レーベル名:Gramola Records
    カタログ番号:Gramola98951

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    ハートマン:ヴァイオリンとピアノのための室内楽作品集(ソロカ/グリーン)

    ヴァイオリニスト&作曲家アルトゥール・ハートマンの名前は、現在ではハイフェッツを始めとする往年の巨匠たちのアンコール・ピースを編曲した人として知られています。彼はフィラデルフィア生まれだったにもかかわらず、自らを「出身はハンガリーだ」と主張し、情熱的で魅惑的な小品を発表。クライスラーに比肩する人気を誇ったのです。彼はドビュッシーの親しい友人でもあったため、幾つかの曲をヴァイオリン用に編曲(このアルバムのために録音された2曲は世界初録音となります)。原曲を超える魅力を放っています。ポルタメントたっぷりの甘い甘い響きは、聴き手の心に甘酸っぱい思いを抱かせてくれます。(2009/10/28 発売)

    レーベル名:Toccata Classics
    カタログ番号:TOCC0089

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    ヤッシャ・ハイフェッツ - アンコール集 1 (1946-1956)

    ハイフェッツと言えば、あの端正かつ情熱的なチャイコフスキーやブラームスの協奏曲を思い出す人も多いかもしれませんが、彼の神髄を知るには、ぜひともこれらの小品集を押さえていただきたいものです。彼自身の編曲も含むこれらのコンサート・ピースは、極めて上品であり、かつ彼の妙技をたっぷりと味わわせてくれる逸品であり、コンサートを締めくくるための素晴らしいデザートとしての役割も担っていたのでしょう。“ヴァイオリンの神”ここに降臨です。(2012/07/18 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.112072

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    ヤッシャ・ハイフェッツ - アンコール集 2 (1946-1947)

    1946年から1947年にかけてハリウッドで行われた、ハイフェッツ(1901-1987)と彼の伴奏者であるエマヌエル・ベイのセッション。このアンコール集はその中の4日間に録音された刺激的な曲集で、どれもが珍しい曲であり、またハイフェッツの超絶技巧が存分に発揮された、目の覚めるような煌めきを持つものです。いつものように幅広いレパートリーが並びますが、中には滅多に演奏をしないスペイン物(ニン、アルフテル、サラサーテ)も含まれています。自らが編曲している作品も多く、バックスの「地中海」やカステルウオーヴォ=テデスコの「海のささやき」などは、最初からヴァイオリンのために書かれているかのようなはまり具合です。この上なき美音に拝復。(2013/01/23 発売)

    レーベル名:Naxos Historical
    カタログ番号:8.112073

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    ヤナーチェク/プロコフィエフ/エネスク/ドビュッシー:ヴァイオリンとピアノのための作品集(富田心/キャラハン)

    ファースト・アルバム『ORIGINS オリジンズ』で高い評価を得た若き才能、富田心。今作では再びピアニストのサイモン・キャラハンとともに、19世紀後半から20世紀のレパートリーを探求します。2023年の来日公演でも演奏したヤナーチェクのソナタをはじめ、プロコフィエフのソナタや、幼い頃から彼女の憧れの曲で、前作では「吟遊詩人」1曲のみが録音されたエネスクの「幼き頃の印象」全曲に加え、アルバムの最初と最後には彼女の妹で、すでに数々のコンクールで入賞を果たしている富田夢も参加したリゲティの「バラードと舞曲」と「ダニー・ボーイ」も収録されています。しなやかな感性と高い音楽性に裏打ちされた見事な演奏をお楽しみください。【富田 心(とみた こころ/Coco Tomita)】2002年、岡山に生まれ生後6か月で渡英。4歳からヴァイオリンを始め、10歳の時にユーディ・メニューイン音楽学校に英国政府留学生として入学、ピエール・アモイヤルらに師事。2020年にはBBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤーの弦楽器部門で日本人初の優勝を飾る。英国を拠点としてヨーロッパを中心にソリスト、室内楽奏者として活躍、2021年からベルリンのハンス・アイスラー音楽大学で研鑽を積んでいる。2022年には東京都交響楽団と初共演、東京でのデビュー・リサイタルも果たした。(2024/09/13 発売)

    レーベル名:Orchid Classics
    カタログ番号:ORC100331