フレーブニコフ, ヴェリミール(1885-1922)
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ロシアで生まれ、1920年代まではソ連楽壇の指導的作曲家の一人として活躍。しかしロシア革命を経て、国政について賛同できなくなり、ベルリンに出張した際、そのまま亡命してしまったという作曲家アルトゥール・ルリエ(1891-1966)。当然の事ながらソ連では彼の作品の演奏、出版は禁止され、その存在は抹殺されてしまいましたが、ソ連時代の友人とは連絡を取っていたようで、パリ在住時に旧友からストラヴィンスキーを紹介され熱烈な擁護者となりました。ルリエはストラヴィンスキーの作品に関する論文を執筆、また管弦楽作品のピアノ版を作成するなど、その紹介に大いに尽力したのですが、紹介してくれた旧友と諍いを起こし、それが元でストラヴィンスキーとも疎遠になり、1931年以降はお互いの交流も止めてしまったということです。ルリエ自身の作品は当時の前衛に位置する作風を持ち、同時代の詩人や画家の作品からインスパイアされていたり、時にはストラヴィンスキーの作品にも似ていたりと、多彩な様相を呈しています。しかし四半世紀に渡りこれらの作品は封印されていて、再評価が始まったのはつい最近のこと。この3枚組はルリエの作品の入門にも成り得る充実した作品集です。(2016/11/23 発売)
レーベル名 | :Capriccio |
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カタログ番号 | :C5281 |