ヤンコフスキ, ヨージェフ
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ソリストと合唱、管弦楽のためのポーランド語による「スターバト・マーテル」は、シマノフスキ最高の作品であるばかりでなく、20世紀を代表する合唱作品の一つと言えます。ここに聞く作品はいずれも、複雑なテクスチュアから浮び上がる神秘性、民族色が、聞く者を陶酔の世界へと誘います。感受性豊かな指揮と反応の鋭いオーケストラが好評を博したマルコポーロ・レーベルの名演が、ナクソスのバジェットプライスで復活。声楽ファン必携の1枚です。*8.223293の再発売品(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.553687 |
オーストリア放送のアーカイブ録音より、ミヒャエル・ギーレンが得意とする近現代作品集の登場。今回のアルバムに収録された3つの作品は異なる音楽語法を用いた「哀歌」であると言えるでしょう。ギーレンはどの作品においても、決して音楽に没入することはなく、作品の持つ追悼の念を理知的に表現しています。1926年に書かれたシマノフスキの「スターバト・マーテル」は、中世ラテン語のテキストをポーランド語に翻訳したものが用いられた作品。イエスを亡くした母マリアの悲しみが描かれています。ペンデレツキの3部構成の「ディエス・イレ」は1926年の作品。アウシュビッツ強制収容所の犠牲者を追悼するために書かれたため「アウシュビッツ・オラトリオ」の副題を持っています。アルバムの最後には52の弦楽器のための「広島の犠牲者に捧げる哀歌」が置かれています。トーンクラスターなどの技法と幅広いダイナミクスが特徴で、20世紀を代表する作品の一つです。とりわけ最後の場面でのfffからppppへのフェードアウトはギーレンの手腕が冴える聴きどころです。歌手たちも当時最高の顔ぶれが揃えられており、見事なアンサンブルを聴かせています。(2022/09/09 発売)
レーベル名 | :Orfeo |
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カタログ番号 | :C210311 |
「内省と瞑想の名曲集」は、人の声を使う合唱ならではの音楽の魅力を余す所なくお届けします。「スターバト・マーテル」は、キリストの受難を嘆き悲しむ聖母マリアが主題。ミサ曲には含まれませんが、重要な宗教的題材として古今の作曲家が悲しみに満ちた名曲を残しました。ペルゴレージは、自身の短命と重なって、言いようのない儚い悲しみを伝えます。ロッシーニは彼らしくオペラチックな味付け。20世紀からはプーランクの透明な感触と、忘れてはならないのがポーランドのシマノフスキの神秘性で、「隠れ名曲」と呼ぶに相応しい逸品です。(1987/10/01 発売)
レーベル名 | :Naxos |
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カタログ番号 | :8.556706 |